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#笹岡秀旭いいじゃん

6月3日放送のPRODUCE 101 JAPAN SEASON2 第2回順位発表式で笹岡秀旭くんはファイナル進出に一歩届かず25位にて番組を去ることになりました。

19位、18位、17位と進む発表の中で、この紹介の仕方は笹岡くんじゃないかと心臓がギュッとなり、違うと分かった時の落差。きっと現場にいる笹岡くんはそれ以上の浮き沈みを心の中に宿しながらも、いつも通りの真摯で誠実な姿で、そこに映り続けて。

まだデビュー圏内に入ったこともない。次の順位発表で落ちてしまうかもしれない順位なので、焦りは感じています。とにかく、後は国民プロデューサーの皆さんに「笹岡秀旭いいじゃん」と思っていただけるように頑張るしかないですね。 

オリコンのベネフィットインタビューで笹岡くんが語った言葉を思い出しながら、笹岡くんの姿を見つめていました。

一人の男の子として


順位発表式の直前、そして合間に、姫ビジュアルセンターとJO1先輩たちの訪問で、笹岡くんの姿が大きくクローズアップされる瞬間がありました。姫ビジュでは笹岡くんが栗田航兵くん演ずる「まろちゃぴちゃん」にドキドキしてしまっている様子が映し出され、緊張の最中なのに思わず笑ってしまいました。中身は栗田くんなのにどう見たって可愛い女の子がそこにいて、目が合ったらあたふたしてしまう、等身大の男の子としての笹岡くん。

笹岡くんの発した「女の子じゃん、マジで」という一言に、どこまでいっても言葉遣いの素敵な男の子である笹岡くんの日常を垣間見ました。女の子と呼ばれる年齢をとうに過ぎてしまった私だけれども、笹岡くんの優しさの前にあっては、どんな年齢のどんな人でも「女の子」あるいは「男の子」に引き戻されるのかもしれないなと。

そして順位発表式が進む中でさし挟まれたJO1先輩の訪問で、笹岡くんが語っていた言葉。

「一人で無音のただ寝るだけの何もない部屋に何時間も夜いることになって、不安なことばっかり考えちゃって」

そこから話はカップ麺の話になり、カップヌードルをすする笹岡くんの姿を見られたことは本当に嬉しかったけど、個人的にはこの言葉を聞いて、この先の発表で笹岡くんの名前をもう聞けないであろうことに、哀しみと共にかすかな安堵を覚えました。

いまの世の中の情勢は、人の持つ孤独を一層浮き彫りにさせる。そんな中、極限の状況で笹岡くんが「一人で何もないただ寝るだけの部屋」に帰って行くことがあまりにも辛く切なかった。せめて家族や友達と話ができたら。私たちの声が届くところにいてくれたら。

ファンとしては間違っている姿かもしれない、ファイナルまで推しを残せなかった自分の頑張りを、もっと何かできただろうと責めるべきだったかもしれない。

だけれども私は笹岡くんのファンの一員であると共に、笹プのことも大好きだから。この特殊な番組において、限界まで自分を追い込み、笹岡くんはファンのために、笹プは笹岡くんのために昼夜問わず頑張っていた姿を知っているから。

サバイバルオーディション番組という一つの枠組みを飛び出して「今日までありがとう、沢山頑張ったね」と、たった一人のかけがえのない「笹岡秀旭」という男の子に伝えられる日がくるのを、心のどこかで待っていたような気がします。

笹岡くんには謝りたい、弱いファンでごめんねと。

笹岡秀旭くんへ

このnoteを始めて、笹岡くんのことを沢山言語化する中で、自分の言葉の限界を常に感じていました。
笹岡くんはいつも私の想像を超えてくるから。
あなたの歌声の持つ力の大きさ素晴らしさ、ダンスへの飽くなき努力、周りの人に向ける優しさ、予想もつかない発想力。
笹岡くん自体はいつも通り柔らかくそこに立っているけれど、なんだかずっと振り回されているようなそんな気持ちでした。

あなたが新しいものを常に見せてくれるから。あなたが落としてくれるどんな小さな粒だって、一つ残らず丁寧に拾いたいと思わせてくれるようなひと。

このnoteを書くようになったら、練習生に対する愛情もどんどん深まっていきました。
思えば笹岡くんはあなたの周りにいる人を好きにさせる天才でした。

あなたがあまりに周囲の人を優しく語るから、包み込むように見つめるから、私たちは笹岡くんと一緒にいる人を好きになってしまう。笹岡くんのことを語り笹岡くんの隣で笑い合う人たちをみんな、みんな。

「誰かが落ちてしまうことが悲しいし自分も落ちたくないし、本当に残酷ですねこの番組は」

数でその人の才能を測り、未来を決めてしまうこの番組の残酷さを知ってなお応募する人、投票する人。プデュを残酷な番組だと語っていた笹岡くんはもしかしたら最もこの番組に似つかわしくない人、なのかもしれない。

だけどその残酷さゆえにあなたの心の美しさや他人を思う気持ちがより鮮明に浮き上がってくる。きっとどのオーディションに出るより、この番組でしか知り得なかった笹岡くんの表情が、極限に挑んだから見ることのできたパフォーマンスが沢山、たくさんある。

数々の辛い思いや涙と引き換えに得ることができた、大切な仲間や先生や数々の楽曲との出会いが、笹岡くんのこれからの人生を豊かに彩ってくれますように。笹岡くんの未来が光に満ち溢れたものであるよう心から祈って、また会えるその日まで。

笹岡くんを思って綴られた、12,501件とまだまだ溢れ出るたくさんの「#笹岡秀旭いいじゃん」と共に、感謝の気持ちを込めて。

笹岡秀旭くん、PRODUCE 101 JAPAN SEASON2 に参加してくれて、私の人生に現れてくれてありがとう。





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