マシュマロのお返事 No.28




日本が今後、戦争に向かうようなことがあるとしたら、そのような側面はあるのかもしれません。その時はまるで初めて国際的な戦争をした時のように、向かっていってしまうのかもしれない…なんて思ったことがあります。

でも、人々が忘れてしまうほど長い間戦争と直接的には無縁であったというのはほんの一部の国で、第二次世界大戦以降も絶えず戦争は起こり続けています。戦地にならずとも、かかわっている国は少なくもないんじゃないでしょうか。

残念ながらロシアもソ連崩壊以降もかかわりを持ち続けてきています。今回のこれも、今年の衝撃が大きいですが2014年から始まっていて、その頃から制裁も続いています。

戦争は知らないから、人々が忘れているから起こるものではないと思います。人々が忘れていてもいなくても、起こります。普段は表向きどうにかバランスをとっていても、ちょっとしたことで崩れてしまうのだと思います。多くの場合、その時になって一般の人々がそれを食い止める術はありません。なんなら最初から何の権限もないかもしれない。

平和であること、平和を保ち続けることは、平和を獲得するのと同じくらい難しいんじゃないかと思います。

私は日本から出るまでは世界情勢なんて世界史の授業で教科書で習ったきり、あとはニュースで小耳に挟む程度で、今思えば恥ずかしいほど無関心でした。

平和じゃない地域があることを知っていても、大変だな…と、過去の出来事と同じくらい遠い存在のように感じていました。私の得ている情報量が過去のそれと、変わらなかったから。

私の祖父はこんこんと私に戦争の悲惨さについて語って聞かせ、高齢者の多い地域でもあったのでそれぞれの家庭で親族から聞き取りをして発表をするなんていう授業もあり、センシティブすぎて泣き出す子もいました。子どもながらにショッキングで、誰も経験したことないことなのに絶対にこんなことは繰り返したくないなと思いました。

でも、どうしたら繰り返さないか?何でそんなことになったのか?何でその時の国民は止められなかったのか?そのことについて考えた記憶はありません。

大日本帝国から日本国に変わり、憲法も法律も変わったこともあって、今後そんなことは起こらないものだという楽観的な感覚が我々の受けてきた平和教育には内包されていたのかなと思うこともあります。

平和を獲得し、それを維持する道のりの生臭さ、それは決して悲劇的な角度から語り継いだだけでは守りきれないんだなと思いました。

すみません、ただの感想になってしまいましたね…全くまとめになっていませんが、今回送ってくださったマシュマロをきっかけに考えた色々をメモしたものを共有します。

・戦争は世界のどのかで常に起こり続けている
・それぞれの思う正義、理想、現実のバランスの危うさ
・正義は武器と紙一重
・渦中に落とし込まれから止めることの難しさ
・差別感情、嫌悪感情の自覚の難しさ
・起こる前に全貌を把握する難しさ
・行動する難しさ
・発言する難しさ

全然答えになってなくてすみません…

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