ジョジョ6部はハッピーエンドなのか、バッドエンドなのか
冒頭
先日公開された「ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン」 早速ネットフリックスで全話視聴したところ、漫画で読んだときと印象が大きく変わり、共有したいと感じたため、初めて筆を取りました。
拙い文章ではありますが思いが伝われば幸いです。
また、ネタバレ前提の記事ではありますが、アニメ視聴前提の記事ではないので漫画しか読んだことがない人でも読んでもらえると嬉しいです。
アニメはめちゃくちゃ分かりやすくなってて面白かったのでみんな、見よう!
1~3部と6部の関係
まず前提として自分はジョジョの奇妙な冒険は1~3部と6部が本筋であり、4部と5部は外伝のようなものだと考えています。6部はジョナサンの時代から続く宿命の物語に決着をつけた物語であり、同時にエンポリオを除いて誰一人生き残らなかった暗い物語という側面もあります。だからこそ6部はハッピーエンドかバッドエンドか、受け取り方で変わってくる物語と言えます。
受け取り方は色々あると思いますが、自分は6部はハッピーエンドだと考えるようになりました。
6部の内容について
6部は前章でも書いた通り、エンポリオを除いて誰一人生き残らなかった暗い物語なのは間違いありません。しかし6部の仲間たちはみんな徐倫に影響を受け、命を賭けて戦い、最後には仲間の意思を受け継ぎ、生き残ったエンポリオがプッチ神父との決着をつけるというラストに繋がるため、6部は王道ストーリーのハッピーエンドだと自分は感じました。
プッチ神父の言葉を借りるなら刑務所で強く成長していく徐倫の”引力”に引かれ、仲間たちもそれぞれ命を賭けるだけの何かを得て戦い、散っていきました。
FFは徐倫達と出会ったことで知性だけでなく思い出も大切にするようになり、最後にはそれらを保ったまま徐倫にさよならを伝え、希望を守り切って消滅していきました。
エルメェスはそんなFFと姉の仇を取るために脱獄後からも最後まで徐倫とともに戦い抜きます。
アナスイは命を賭けるだけの真実の愛を見つけ、徐倫を守るためだけに、プッチ神父とは直接の因縁はまったくないにも関わらず最後まで仲間として戦いました。
ウェザーは直接的には徐倫の影響を受けていないですが、記憶回復前は徐倫を守るために自らの雲のスーツを捨てる、記憶回復後はDISCを仲間へと託すなど最後まで仲間とともに戦い、後を託して逝きました。
エンポリオはそんな仲間たちの意思を受け継ぎ、6部だけでなく1~3部から続く因縁へと決着をつけました。最後の運命を乗り越え、ウェザーのスタンドを扱う姿はまさしく黄金の意思を受け継いでいたと言えます。
まさしく6部はこれまでのジョジョの肉体は滅んでも精神は受け継がれていく物語の集大成として完璧な結末だと自分は考えました。
終わりに
ジョジョ6部は能力も複雑になり、最後がほぼ全滅エンドということもあって他の部に比べると評価は低めであると感じます。事実自分もあまり好きな部ではなかったのですが、今回のアニメ化で分かりやすくなったことでめちゃくちゃ面白い部だと実感することができました。
みんな6部アニメ見よう! 自分は推しのFFが消滅するところとか涙抜きで見れなかったから!