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The Prosperous Heart 第1週 The Money Myth 本文要約

【1.The Money Myth お金に対する思い込み】

今週は5個の基本ツールを導入して支出の習慣を観察するのがテーマ。モニペは精神面を明確にし、お小遣い帳は経済面を明確にする。

お金の心配は創造性をブロックする要因の一つ

明確=clarity 何度も出てくるキーワードだ。

今週は課題に取り組む準備として、5つの基本ツールに使ってみて習慣化することにフォーカスしている内容。

1-1.Counting 収支記録(お小遣い帳)をつける


ポケットに入るスパイラルノートを購入して開始する。1ページ目に日付を書き、その下にお小遣い帳の代金を記録する。

記録していくことで、日々スタバでアイスコーヒー買ってる3.19ドルは本当に価値があったのか?考えるきっかけになる。

映画観に行くお金が無いと嘆いていたが、実は日々雑誌に浪費していたと気付く。

自動車など大きな買い物も記録する。収入があった時も記録する。

カウンティング、収支記録は自己観察の練習で、自分の凄さを誇示することではない。
→悲惨な財布事情を目の当たりにしても悲しまなくて良い

Prosperity begins with clarity(豊かさは明確にすることから始まる)

1-2 What’s Your Spending Type ?
自分のお金の支出パターンを知る


Counting brings clarity.
(お小遣い帳は明確さをもたらせる。)

お小遣い帳を続けると支出パターンが見えてくる。見えてくるとコントロール方法が分かる。

4つの基本的な支出パターンがある。貴方はどれ?

✏️①The Big-Ticket Spender 大見栄っぱり

お金はステータスシンボル。自己肯定感をお金で買おうとする。ロレックスとかティファニーとかは自分がいかに重要な存在かを示すと思っている。

ステータスシンボルが安心感に結びついている。

本文の事例では小切手をバンバン切って首が回らなくなってなお高級品がやめられず、ついに不正行為に手を出して刑務所に行った人を紹介している。

✏️②The Bargain Buyer 安売り大好き・買い物しないと気が済まない

量があると安心感を得られるタイプ。必要性ではなく買うこと自体にフォーカスしている。強迫的に買い物する。①との違いは高級品である必要はなく、バーゲン等の時にドーン!と買おうとする。

✏️③The Monetary Miser 心配性のケチんぼ

このタイプは買い物をしない。既に持っているもので済ませられるがモットー。

将来を憂えていて、いつかお金に困るんじゃないかと思ってる。誰も信用しないし、将来を憂えて現在を楽しめない。

✏️④The Enabler 他人の顔色伺い

このタイプにとってお金は他者からの愛情を繋ぎ止める手段。他人にノーと言われるのが怖い。他者から必要とされなくなるのが怖い。他人のニーズを第一に考える。

自分の支出タイプがこれら4つのどれに近いかを認識する。その支出パターンが隠している特定の不安がより明確になる。
〜つまりお金で不安解消を買っている現実を知る

収支記録(お小遣い帳)はそれを明確にする。その自己破壊パターンをストップさせるのに役立てる。

収支を記録することは、お金に対する態度を調整する。強迫的な支出は何かを隠している。

この項目のテーマは収支記録・お小遣い帳を通じて自問自答することを学ぶこと。

1-3.Debt 負債、借金


お金の使い方パターンが心配事を隠してるなら、その使い方も新たな心配事を生み出す。それは借金に関する悩みだ。

カード地獄は米国に蔓延する感染症だ。
(訳注 原本ではepidemicと表記してましたが、今や日本にも飛び火したpandemic ですね)

クレジットカードの保有は何かを買う余裕を増やすわけではない。借金の返済への不安は真の豊かさとは共存出来ない。
(prosperity を豊かさと訳してます。prosperity は預金残高など物質的というよりは、心の持ちようを言う霊的なニュアンスが強いです)

どうする?カードで買い物しないことだ。
(原本でリボやキャッシングには言及してませんが、まさにその事を言い当ててます)

この本に取り組む12週間はカードを使用しない努力をして欲しい。もし使用したらすぐに先行返済する。手持ちの現金で買えないものは買わない。

お金で自己価値を買おうとしない。増加する借金は不安にさせる。

(補足 借金=カード利用額、リボ残額、キャッシング借入額、その他ローン全般)

経済的な負債は霊的ないし精神的な負債をつくる。自分のアイデンティティの穴埋めに借金で買い物しようとすれば、イヤな気分になる。

借金(つまりカード使用やリボとか)をストップすればHigher Power(神聖な創造主?)と新たな繋がりをつくれる。

それが真の豊かだだ。

1-4.Prosperity Isn’t About Money 豊かさとはお金のことではない


豊かはお金に関係ないと講義するといつも学生は懐疑的な目で見る。慣れっこだが。

事例としてBig Ticket Spender(大見栄っぱり)のマックス氏の話。彼はベンツを4台所有しても家族の溝を埋められなかった。もっと良いベンツを買おうとした。しかし本当に必要だったのは家族とのコミュニケーションだった。

人は他人との親密さを、プレゼントを買えば得られると思っている。しかし真の親密さとはお金とは何の関係もない。

私たちはお金を使わずにどんな関係でも親密さを得るための第一歩を踏み出せる。

→つまり「金の切れ目が縁の切れ目」はそもそもご縁すら繋がってなかったというわけね。キャバ嬢をモノにしようと貢いで注ぎ込むとか、ホストに貢ぐとか、そういう話はそもそも親密さを巧みに利用したビジネスだったというわけで。

【課題 A Sleuthing Exercise 速書きエクササイズ】

タイマーを5分にセットする。これは自分と向き合う自分だけの時間で、速書きすることで簡単に潜在意識にアクセス出来る。

5分間、これまでの人生で豊かさや繁栄の気持ちを最も感じたのはいつ(when)だったかを書き出す。

I felt prosperous when ….(私が豊かさや繁栄を感じたのは◯◯の時だった)

訳注:whatではなくwhen。何をした時?ではなくいつごろ?何歳頃?って考える

5分間書いたら、読み返す。prosperity (豊かさとか繁栄とかの実感)はお金に直結していることだっただろうか?

多くの場合、私たちは役割があるとか必要とされているとか、そう言う時に豊かさや繁栄を感じている。

給料の多寡ではない。給料はどこに所属しているかの問題でしかない。

prosperous heart(豊かさの心)は既に持ち合わせているものである。

1-5.Money and Creativity お金と創造性


経済的困難への恐れは人々を創造性への探究から遠ざける。

まるで奴隷のように生活のために好きでもない仕事に就くものの、給料をもらえるだけ幸運だと言い聞かせる。

創造性への扉を開けるのは、真の豊かさへの扉を開けることに繋がる。

【課題】
お金に関して今までの生活で身につけてきた概念を探究する以下の課題をやってみよう。内なる検閲官が口を挟まないうちに素早く書き出そう。

以下の問いそれぞれ10個書き出そう。

①Money is… (お金は◯◯である)
訳注:be動詞の原義は存在の説明なので、自分にとってお金とはどのような存在か?と考えると分かりやすいかも。

ジュリアキャメロンの例示
お金とは力である
お金とは贅沢である
お金とは脅威である
お金とは必要不可欠なものである

②Money means… (お金とは◯◯を示してくれる)

ジュリアキャメロンの例示
お金は成功を示してくれる
お金とは安全確保の象徴である
お金は私が真面目に働いている証である
お金とは私の支払能力を表す
お金とは自分に力があることを証明する

③Money equals (お金は◯◯の象徴である)

ジュリアキャメロンの例示
お金は力の象徴だ
お金は重要視されていることの象徴だ
お金は注目に値する存在の象徴だ
お金は人目を集める象徴だ
お金は俗物根性の象徴だ

④My father thought money was (父はお金を◯◯だと考えていた)
父はお金が乏しいと考えていた
父は必死に働かないとお金を得られないと考えていた
父はいざと言う時の為にお金を蓄えなきゃダメと考えていた
父はお金が大きな力を持つと考えていた
父は自分自身の存在価値をお金が表すと考えていた

⑤My mother thought money would(母はお金について◯◯だったら良かったのにと考えていた)

ジュリアキャメロンの例示
母はお金が有れば兄弟のいざこざが無くなるのにと考えていた
母はお金が有れば父の機嫌が良くなるのにと考えていた
母はお金があれば友人に対して鼻が高くなるのにと考えていた
母はお金があればいつまでも若々しくいられるのにと考えていた
母はお金があれば心に余裕をもたらすのにと考えていた

書き出したものを読み返す。貴方が主に信じている事は何だったか?あるいは書き出してみて驚いた事柄は何だったか?

子供の頃に身につけたお金に対する良くない概念が見えましたか?それに騙されてはいけない。お金に対する態度や考え方は現実的な体験から発生する。

自分のお金に対する考え方がどこから来ているのか
理解するだけで、お金に関する問題を克服するヒントが見えてくる。

1-6.第一週チェックイン


モニペ:今週はモニペ書きましたか?何日書きましたか?

お小遣い帳:今週は記録をしましたか?何を学びましたか?

借金しない:今週はカードなど借金を避けましたか?もし借金してしまったなら、何の為にしたか?どのように感じたか?

ウォーキング:今週はウォーキングしましたか?どんな閃きがありましたか?

タイムアウト:今週はタイムアウトを実行しましたか?何を学びましたか?

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