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日本語要約 Finding Water 第1週 Uncovering a Sense of Optimism

1.楽観の感覚を明確にする

今週は貴方の創造性の旅の始まりである。高まる期待と共に出発した。もしかするとぎこちなさを感じる方も居るだろう。中には懐疑的な思考が根強く残ってる方も居るだろう。誰にも言えない感情の源が何であれ、今こそ楽観的になる時である。この本のツールは周囲の人々にも作用し、貴方のためにも作用する。貴方はより自由になっていく。貴方の存在はより大きく強くなっていくだろう。

遊びの感覚を発見することなくして創造性は働かない。

貴方の想像力は広がり、創造性の持久力を発見するだろう。自分のうちなる弾ける力を作用させると、偉大なる善良さが目の前に横たわるのを見るだろう。ポジティブな事にフォーカスして、この本を始めよう。

1-1.Being a Beginner 初心者になろう

ジュリア・キャメロンがピアノのレッスンを受けるエピソード。ジュリアはピアノに関しては全くの初心者だ。レッスンはゆっくり、とてもゆっくり進行する。

おそらく私(ジュリア)が最年長の生徒で、最も進行が遅い生徒だ。

Are we ready ? Let us try it together.
(練習の)準備は出来てる?一緒にやってみよう。
→先生のセリフにweやusが使われている

ピアノを始めて2年。毎週新しく弾けるようになる事柄が少しずつ増えている。ジュリアが躓いても先生はじっと待ってくれる。

54歳でやっとピアノのレッスンを始めた。40代の間ずっと、何か新しい事を始めるには歳をとりすぎていると言い訳していた。

ある日気付いた。ピアノを弾けようが弾けまいが歳を取る。それならば世界最年長の初心者になってやろうと思った。そして、プロのピアニストを養成するというよりは、ピアノについて知りたい希望のある年配者を受け入れてくれる先生を探した。

私たちは心は若いつもりだと思うには歳をとりすぎているという事は決してない。

心は若いつもりで居るとは、単純に初心者になろうという気持ちがあるかだけだ。

完璧にピアノを弾いている状態ではなく、ピアノを練習するプロセスにフォーカスした。
→英語では演奏も遊びもどちらもplay

他の優れたピアノ奏者(有名人や楽器の上手い友人や身内など)自分を比較するのをやめた。

レッスンに行く時は一気に上手くなることを期待しない。自分が辿るプロセスを大事にしたいる。

1-1-1.課題 やりたいと思ってるのに先延ばしにしている事

私たちにはやりたいと思ってるのに先延ばしにしている事がある。「歳をとりすぎている」と自分に言い聞かせて、初心者になる機会を潰している。初心者になることは人生を豊かにする。興奮と自尊心をもたらす。

ペンを手に取り、先延ばしにしてきた夢を書き出そう。その中から魅力的なものを選ぼう。モーニングページにて実際にそれをやってる状態を想像して書いてみよう。それはどのように感じますか?自分の何を変えてみようと思いますか?

充分に想像したら、先見の明を感じるものから実際に行動してみよう。始めるのに必要なこと、例えばピアノなら先生を探し始めよう。非常に小さなステップを考えて実行してみよう。

1-2.Encouragement 勇気付ける

全ての人間(原本ではartists)は努力を報われるようにするべく、共に頑張ってくれる人を必要としている。

what if(もしも〜だったら)もif only(もしあの時〜してれば)も要らない。
→いずれも英語の出来ないことや持ってないものを憂える表現で、日本語の「タラレバ」に近い。

代わりに”Now what do we do ?”(さて、何をしようか)を考えるべきだ。

ジュリアは苦しい時に、楽観的な考え方をマントラのように実践した。

What do we do now?(今するべき事は何か?)
You keep the faith.(強い信念を持ち続けることだ)

1-2-1.課題 励ましたい人々

ペンを手に取り、勇気づけや励ましたいと思う人を羅列してみよう。ここに挙がる人々は自分のビリービング・ミラーだ。その人たちは必ずしもアーティストでは無いかも知れない。

リストに挙げた人の中には連絡を絶ってる人も居るかもしれない。連絡をとってみよう。この本の課題をやってみたこと、自分の話を聞いて欲しいことなど、伝えてみよう。

1-3.Forcusing 何にフォーカスするか

What if(もしも〜だったら)もif only(もしあの時〜してれば)も全ての人々(artist)にとって毒になる。→日本語のタラレバも同じ

そのような考え方は意識を過去に向けてしまい、世界を見通す視点をぼやかしてしまう。

今この瞬間に発生している事柄にこそインスピレーションの源泉がある。「今ここ」の意識を大事にするべきだ。

もし「now 今ここ」ではなく「then どうなるだろう」の意識で日々過ごしたならば、表現活動は枯れてしまう。

映画のように過去の経験を思い出すことがある。もし違う選択をしてたなら、もしもっと良い選択をしてたなら、現実とは違う人生を空想してしまう。

どうするか?自分自身が楽観的に考えられるよう努力をする。具体的には、小さな前向きな事柄を探して実行する。犬の散歩、モーニングページに単語(長文ではなく)を書くなど。

大掛かりで圧倒されるような大きなエンターテイメントをしようと考えてはいけない。ジュリアにとっては色恋沙汰。

小さな行動と進歩で自分を満たそう。ドラマや絶望感に囚われるべきではない。自己憐憫はアルコール依存症の人にとってのグラスのようなもの。「可哀想な私」と考えるのは、そのグラスにアルコールを注ぐようなものだ。

1-3-1.課題 美しいものに目を向ける訓練

肯定的な物事に目を向けるか、否定的な物事に目を向けるか、自由に選ぶことが出来る。「training our eyes(目を訓練する)」
自らの視点やフォーカスについて、人生に恵みや美しさをもたらすものにフォーカスする訓練をすることが出来る。

ペンを手に取ろう。1〜5の数字を書こう。これまでに自分が目を向けた美しい物を5個書き出そう。

ジュリア・キャメロンの例示。自分の家に入ってきた小さな白い犬。外出していく友達。韓国食材店で見かけた百合の花。同じ町内の真ん中に生える銀杏の木。空高く登る三日月。

毎日この美しいものリストを書いてみよう。1日の終わりに行う課題にしても良いだろう。

1-4.Grounding 地に足をつける

楽観主義の感覚、即ち自分が小さな存在だとしても自分のしている事柄は大きく重要であるという感覚。その感覚を獲得出来るように努力する。

楽観主義とは、部分的には精神世界的にもたらされる偶然の幸せであり、一方では訓練して獲得した反応である。

楽観主義を出来るようにするための努力とは。物事が展開して発展して行く時は、信念を保つ必要がある(いつ現実化するか分からない状態で)。

「それがsoon(すぐに)実現する」とメッセージが降りてきても、soonが何を意味するかまでは教えてくれない。

ジュリア・キャメロンにとってのsoon(すぐに)の意味とは、やり続ける事である。奇跡が発生するまで決してやめない。モーニングページを利用してどこを目指しているか明らかにする。

Consider the big picture.
(全体像を良く考える)
Take the longer view.
(より長い視点で物事を捉える)

スピリチュアルな視点で考えると、長い目で見るのが簡単になる。瞑想は自分以外の何か、より大きな何かの感覚をもたらしてくれる。

モーニングページは神の領域(divine)との繋がりをもたらしてくれる。

疲労は信念を持ち続けるのを困難にする。忙しすぎること、孤独感が多すぎることもまた、信念に影響を及ぼす。飢餓、過労、過剰な物事もそう。

ジュリアの妹のリビーのエピソード。肖像画家であったが腕を負傷した。筆を殆ど握れないくらいに。様々な治療や療法の効果も無く。最終的に友人の勧めにより、カイロプラクターによって腕の痛みの原因が改善された。

リビーは30分程なら絵を描けるようになった。毎日、小さく進めて仕事を完了させている。

結果に関わらず、何かしら生産的なことをするのは信念に基づく行為だ。大きな課題が多すぎる時に、あえて小さな事に取り組むのは信念を保つ行為になる。

信念とは、出来ることを探して前進し続けることだ。

Just do the next right thing.
(次にするべき事をただやりなさい)

12ステップのプログラムの言葉。とにかく小さな事で出来ることをやる。

Easy does it.
(慌てずゆっくり小さくやろう)

1-4-1.課題 家事はグラウンディング

小さく穏やかな行為は地に足をつけさせてくれる。細心の注意を払って生活していくと、平穏や達成感がもたらされる。

どのような行為が地に足をつけさせてくれるだろう?モーニングページは日々のベッドメイキングのようなものだろう。(前の項目の)美しい物リスト作成も役立つだろう。散らかった服を片付けたり修繕したり、ビリービング・ミラーに連絡したり、自炊したり綺麗に掃除したり。

ペンを手に取り、自分に出来そうな家事を5個書き出してみよう。そのうちの1つを実行しよう。

1-5.Posibilities 可能性

雪解けのセントラルパークのエピソード。雪を押し上げて芽生えるクロッカスは「Welcome to spring」と言ってるかのよう。
→直訳すると春へようこそだが、英語のspringには泉や湧き出る物の意味もある。

まだ手の届かない所にある物を現実化していくうえで、一度に小さなことを少しずつ実行する努力をする(一度に沢山ではなく)。

アーティストとして、挑戦することを学ぶ必要がある。肯定的に行動することを学ぶ必要がある。

春がそこに来ていると思って振る舞おう。自分自身が待ち望んでいる春そのものである。創造性がどのようであれ開花する。

全ての創造的行為は先取りの行為である。何かしら労働のように手を動かすことも必要である。

創作活動には率先して労働のように行動することも必要である。自分の内側に手を伸ばし、そこで見つけたものを引き出す。

内面ではより大きな宇宙全体と繋がっている。それがインスピレーション。その出発点は自分自身がどこにいて、何者であるか、である。それは可能性から始まる。

正直さは可能性の出発点である。正直さは特異性から始まる。

「劇の台本を書ける可能性がある」
「彫刻を彫れる可能性がある。」
「映画を撮れる可能性がある。」

「私は出来る」という考えから、「私はそうすると思う」という次の思考が生まれる。衝動は遊び心に満ちている。それは実現確率については考えない。純粋な信念から生まれた衝動である。

衝動とは大好きの気持ちである。

1-5-1.課題 やるべき事よりも出来る事

私たちはしょっちゅう自分を過小評価する。自分自身に何かの機会があることに気付いたり掴んだりすることを許可しない。

この課題は、自分の本音を不意打ちで捕まえて、自分の「やるべき」ではなく「できる」を知るためのものである。

ペンを手に取り、1〜10の番号を振ろう。”I could try 〜(私は〜を試みられるはずだ)”の形式で文章を書こう。

頭に浮かぶものは何でも書き出そう。例えば「もう一度詩を書いてみる」「毎晩30分イタリア語の勉強をする」など。極力素早く書き出そう。現実的にどうなのかなどの思考は一切しなくて良い。

1-6.第1週チェックイン


1.モーニングページを今週は何日書きましたか?もし書かなかった日があるとしたら、なぜ書かなかったのだろう?書いてみることはどんな体験になっただろう?明瞭さを体験しましたか?より広い感情?執着から離れる感覚?目的意識?落ち着き?驚いた事柄はあっただろうか?対処が必要な、繰り返される問題はあるだろうか?

2.今週はアーティストデートをしましたか?
幸福感が増すのに気付きましたか?何をして、どのように感じましたか?アーティストデートの実行が難しい時は、自分自身をだまくらかして行う必要があるかもしれません。

3.今週はウォーキングを行いましたか?どのように感じましたか?どんな感情や洞察が浮かび上がっただろうか?複数回歩きましたか?ウォーキングは自分自身の楽観主義と長い見通しに何か貢献しましたか?

4.その他、自己発見に於いて重要だと感じた事は何かありましたか?

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