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【ミリアニ第三幕ネタバレ注意】可奈P視点のTeam 7th「トワラー」に関する色々

初めまして、させです。
某所でたまーにブログなど書いておりましたがnoteで書くのは初めてとなります。
よろしくお願いします。
寒くなってきましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。私は最近ドラパルトの下半身がすごく可愛いと思っております。

さて、先日アニメ「アイドルマスターミリオンライブ!」の第三幕が公開され、いよいよアニメの先行上映が全て公開されました。
アニメとしては本当に泣けるほど良い出来となっておりましたし、ミリオンライブ!を好きで居続けて良かったなーと思えるような、そんな出来でした。

当方可奈Pなので中でも印象に残った曲はTeam 7thが歌う予定の「トワラー」。
先行上映では可奈の歌唱は無かったのですが、パンフレットを開けて歌詞を読んでみると、フル音源が待ち遠しくなるくらいに素晴らしいものでした。

中でも可奈Pから見た矢吹可奈視点でのトワラー、また劇中でのトワラーの役割などを少し書き記そうと思います。



1.「トワラー」ってどういう意味?

まず最初にトワラーはどういう意味か。
曲名を最初に見た時にパッと浮かばなかったので調べさせていただきました。
しかし「トワラー」という言葉自体は略称であり、本来の言葉としては「バトントワラー」が正しいようです。そのバトントワラーの意味ですが、

パレード音楽隊先頭に立ち、バトン操りながら指揮をとる人。

Weblioより引用

……ということらしいです。
この「バトントワラー」の意味については後々説明しますがミリアニにおけるこの曲の立ち位置として非常に重要なものになっていると思います。

2.トワラーの歌詞について色々

次にパンフレットにてトワラーの歌詞を読んでいて個人的に面白いと思った部分などを抜粋しようかと思います。

Team 7thが歌う予定の「トワラー」

まず本楽曲を歌う予定のメンバーはジュリア、矢吹可奈、北上麗花、舞浜歩の四名。
本楽曲の意味することとは「音楽で繋がろう」といったところでしょうか。
歌詞中に出てきた単語は「歌」ですが、個人的には「音楽」がしっくり来たのでこちらで表現させていただきます。

さて、何故トワラーが「歌で繋がる」ではなく「音楽で繋がる」楽曲なのか?
本チームのメンバーにおいて歌に特徴のあるメンバーといえば……

  • かつてバンドを組んで歌っていて、更にパンクロッカーを夢見るジュリア

  • とにかく歌うことが大好きで、思ったことを何でも歌にする可奈

  • 可奈と同じく、即興歌に特徴のある麗花

……などでしょうか。
しかし「歌」だけがこの楽曲の本質だとするならば、ダンスが得意な歩の立ち位置が見えてきません。そもそも麗花だってグリマス時代ではDa属性でしたし。

そこで気になってくるのが以下の歌詞。

心地良いリズムにほら笑顔がふわり咲くの

一貫して歌という言葉が使われている本楽曲ですが、この部分のみ「リズム」という言葉が用いられています。
この歌詞の部分は本楽曲を「歌だけではなく体全体で表現する音楽」であると意味付ける非常に重要な部分かと思います。
歌にもダンスにも必要な「リズム」、そして舞浜歩が本楽曲のメンバーにいること。それらをまとめて本楽曲における「音楽で繋がること」を意味付けているのではないかと思いました。
バトントワラーの意味が「パレードや音楽隊の指揮」だとするなら、そのパレードや音楽隊はただ歌うだけではなくリズムに乗って体を動かす必要もありますからね。

矢吹可奈が歌う予定の「トワラー」

さて、本楽曲における作詞者は「きみコ」氏。
皆様はきみコ氏が作詞で可奈が歌う曲が何かご存知でしょうか。

そうです、LIVE THE@TER HARMONY 07に収録されています「おまじない」です。
当楽曲はとても可奈に寄り添った曲となっており、可奈にとっての「歌」が何を意味するか、などが描かれております。

そんな名曲「おまじない」を作詞したきみコ氏が再び曲を書き下ろすのですから、もちろん可奈に対しても非常に意味のある歌詞となっております。
特に私が「この部分って可奈にも当てはまっているな」と思った歌詞を抜粋させていただきます。

五感を今歌声に預けて行こう

まず最初にこの歌詞。
五感とは人間が有する「感覚・視覚・嗅覚・味覚・聴覚」のこと。
これらを「歌声」に預けると言うのですから、よっぽど歌うことが大好きではないと出来ないことです。
矢吹可奈といえば、本当に歌が大好きな子。
これらの五感を歌声に預けるくらい歌うことに夢中になるのは想像に容易いことかと思います。

次に紹介するのがこちらの歌詞。

昨日までの涙も乾いて見上げたアーチ

この「乾いて見上げたアーチ」が何を意味するのか、私は「虹」だと思っております。
「涙を流すくらい悲しく悔しい想いをしたけれど、涙が乾いた先には綺麗な虹が見える」

可奈にとって、これが意味する場面といえばミリシタメインコミュ第111話「虹の彼方、先へ」かと思われます。

レッスンに上手くいかず悔し涙を流す可奈
それでも「自分の歌」を褒めてくれた人のために努力をしてソロパートを獲得する可奈

当コミュは楽曲「あめにうたおう♪」にリンクした内容のコミュとなっており、内容を要約すると「ミュージカルのオーディションに合格した可奈がソロパートのある役を目指して頑張るけれど、周りが上手くなっている中自分だけ先生から怒られてばっかりで凹んでしまうが、自分の歌を上手くなったと褒めてくれた少年や色んな人の支えがあって練習を積み重ねてソロパートに抜擢される」といったものです。
ミリシタ内ではかなりのメンタル強度を誇っていた可奈が曇る話なので、ミリシタ内でもかなりの重い内容となっております。とても素晴らしいコミュですが見るのに覚悟が要ります。

さて、このコミュというかミリシタにおける「あめにうたおう♪」の非常に面白い点なのですが、ゲームサイズへの編曲も含めて意図的に「雨が降っても虹がかかる」といった点が強調されています。具体的には、

  • メインコミュの内容そのもの

  • MVでは最初雨が降っているが後半につれて雨が止んで紙吹雪になる

  • アウトロの「あめのなかうたおう」の部分がカットされている

といった点です。
メインコミュにおける「雨」と「虹」。これに関しては「雨=周りの人は上手くなるのに自分は先生に怒られてばっかという悔し涙」、「虹=周りの人の応援から悔し涙を拭って努力をした結果ミュージカルのソロパートに抜擢される展開」
と言ったところでしょうか。
何より当楽曲のSONG FOR YOU!でもこのコミュにおける「雨」と「虹」が描かれたカードとなっております。

「雨」の覚醒前。表向きには平気そうにしているけど水面に映る本心は悔し涙を流している。
「虹」の覚醒後。雨が降りながらも空には虹がかかり、可奈の屈託の無い笑顔が特徴的。

長々となってしまいましたが、トワラーの話に戻すと「昨日までの涙も乾いて見上げたアーチ」の部分。これが可奈目線にしてみると「涙を流すほど悔しい思いをしても立ち直った先には虹がかかっている」といったことになるかと思います。

続いての歌詞です。

ラルリラ 歌えばきっと繋がるよ ぼくらはもっと
夢も希望も超えてただヒトツになる

当楽曲のサビの部分ですが、これは最初のサビではなく最後(と思われる部分)のサビとなります。
この部分は特に可奈の「歌」の特徴が現れている部分なのではないかと思っております。
矢吹可奈といえば「音程は荒削りだけど楽しそうに歌う姿から他人を巻き込める」ような子だと僕は思っております。
この歌詞はまさに「歌ってみんなが繋がる」といった部分ですが、可奈の「他人を巻き込める力」などにも関連付けられるのではないかと思います。

SSR「おまじない」の覚醒前。ケンカをしても一緒に歌って立ち直ることが出来た。
メインコミュ第58話「上手じゃないし、笑われちゃうけど」より。歌にコンプレックスを抱えてた男の子と一緒に歌って元気付けた。

以上のように、可奈P目線から見てこのトワラーの歌詞は可奈に寄り添っている部分が結構あったというのが感想でした。何よりアニメ曲における共通のテーマに「ユニットに縛られず誰でも歌える」といった部分があります。この曲もTeam 7thだけではなく誰でも歌えるような、そんな曲になってほしいものです。

3.ミリアニにおける「トワラー」の立ち位置

さて、ここまで本楽曲の歌詞など色々妄想してきましたが、ここからはアニメ「アイドルマスターミリオンライブ!」におけるトワラーの立ち位置など個人的な考えをまとめたいと思います。

まず、本楽曲における立ち位置は非常に特殊なものとなっております。
曲のメロディはアコギ一本となっており、また歌唱メンバーもジュリアのみ。三人は後ろで踊っているといったものとなります。
これに関しては賛否両論分かれており、私も最初は「何で歌わないんだろ……?」と思っておりました。まぁ正直歌わなかった理由なんていくら考察しても出てこないし、かといってあのミリオンライブ!大好きオタクの綿田監督が何の考えもなしにソロにしたとは思えないので監督の見解を待つのみですね。

何より、普段あまり可奈やTeam 7thのメンバーに関してあまり話さない方々が本演出に関して真剣に考えてくださったことが嬉しかったです。気になったからには当然ドラマパートも聴いてくださると思いますので、ドラマパートにおけるTeam 7thの供給を待ちましょう。

さて、そんなミリアニにおけるトワラーですが大きく分けて三つの特徴があると思っております。

  • 5話にてThank You!のギターを担当して「指揮」したジュリア

  • 踊ることによって「音楽」を伝えようとするTeam 7th

  • ギターを奏でることで集合してきた劇場の皆

と、この辺りでしょうか。
一つずつ見て行きたいと思います。

・ジュリアの「指揮」

まず、このアニメにおけるジュリアの立ち位置について個人的に思ったことを書いていきます。
ジュリアといえば印象に残ったシーンはやはり「5話のThank You!でギターによる伴奏」をしていたところでしょうか。後「これちょっと似てるな、武道館に」。
5話におけるジュリアの伴奏、これは音楽におけるリズムを取る上で非常に重要となる部分です。
ここで「トワラー」の意味について書き記した部分を思い出していただきたいのですが、バトントワラーには「バトンで指揮を取る人」という意味があります。
ジュリアが手に取ったのはバトンではなくギター。ですがリズムを取るといった意味でギターによる伴奏で「指揮を取っていた」ことには変わりません。
歌詞についても、

  • 新しい季節にまたココロが凛と跳ねる→劇場という新しい舞台に立つという「季節」

  • 昨日までの涙も乾いて見上げたアーチ→劇中における「原っぱライブ」の挫折と再開

など、劇中の展開を思い出させてくれるような歌詞となっております。
何よりこのチームごとのデビューにおいて一番重要な点は「繋ぐ」こと。このトワラーという曲は「きみがくれた煌めきを絶やさずどこまでも繋いでいくよ」という歌詞の通り、「チームのバトンを繋ぐ」ことを特に意識した楽曲だと思っております。
これを5話でギターによる指揮を取っていたジュリアが、また自分のギターを演奏しながら歌ってくれるのが良かったですよね。

・Team 7thの「ダンス」

さて、本作品においても特に賛否両論が多いのが「三人が歌わなかった」ことについて。
私も正直聴けるのでしたら本楽曲はTeam 7th全員での歌唱を聴きたかったのでしたが、この演出自体は思い返してみるととても楽しい気分になれるし悪くなかったと思います。

というのも、先程も説明した通り、本楽曲におけるテーマは「音楽で繋がる」こと。更に本楽曲における「音楽」とは歌だけではなく体全体で表現するダンスも含まれていると思います。
そんな時に歩は持ち前のキレのあるダンスで、可奈と麗花は自分たちの気持ちを楽しく表現した動きでジュリアのギターと歌を彩ってくれた、という演出そのものは非常に良かったと思います。
何より可奈が楽しく歌を歌って皆を楽しい気分にさせてくれるというのは分かっていたことですが、それがダンスによる表現にも適応されると分かったのは嬉しかったですね。
まぁそうは言ってもやはり三人の歌は聴きたかったですが……

・「音楽によってみんなが繋がる」

さて、トワラーのテーマは何度も話してきた通りこれに集約していると思うのですが、この曲が披露された場面においてもちゃんとこのテーマが適応されていたと思います。

何と言ってもやはり「ジュリアのギターや歌を聴いた劇場の皆が集まってきた」シーンではないでしょうか。
この場面こそ「音楽によって繋がる」という本楽曲のテーマが一番色濃く出ていたと思います。
ジュリアが音楽を奏でる。それによって劇場の皆が一つの場所に集合する。
とても素晴らしい場面だと思いました。

4.まとめ

本楽曲の歌詞を見ながら長々と語っていきましたが、本当にきみコさんありがとうという気持ちになりました。
確かに当楽曲がTeam 7th全員で歌われなかったことに関しては残念でしたが、それ以上に本楽曲がアコギ以外にどういったメロディで肉付けされているのか、また三人の表現はどういったものなのか、そして本編で語られなかった四人の絡みなど、期待に胸が膨らむことの方が個人的には多いです。
Act-3ではTeam 7thは全員揃いませんが、Act-4では戸田めぐみさんが来てくれると信じて。本楽曲がTeam 7thの全員で聴ける機会を楽しみに待ちたいと思います。


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