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そうだ。大型免許を取ろう。(後編)

こんにちは。さしゃです。

今回は、私の大型1種免許の教習記録の完結編です。

6日目

昨日、仮免試験を落ちてしまった(前編参照)私を待っていたのは1時間の補習でした。教官(その頃にはちょっと顔見知り)にも、「なんで落ちちゃったのよ」といじられる始末です。先日やっちまったS字を中心に走りますが、ここで私の中の悪魔が登場することになります。

「S字の走行での最低速度の指示ってなくない?」

S字走行時は確かに速度を落として、周りを確認しながら走行できます。これを究極に遅く走ればより安全に、そして余裕を持って走行できるのではと考えた次第です。

そんなことを考えながら1時間の補習を終えて、運命の日を迎えることになります。

7日目(午前)

仮免試験(2回目)です。普通に走れば受かるはずという下馬票は概ね当てにならないことを実感しつつ、気を引き締めて参ります。

乗車から発進まではスムーズに行います。その後、コース外周を走行しながら直線で指示速度概ね30キロの課題をクリアしたところから私の本気モードが始まりました。ズバリ、超超低速走行です。

大型1種の仮免試験では、例えばS字や隘路の課題など、車両感覚をしっかり把握できてるかというところをいやらしいくらい試されます。そのような時には超がつくほどの低速で車体の状態を確認する余裕を十二分に稼ごうという作戦です。

S字通過時には、速度計の針が0キロからほぼ動かないくらいの速度、亀が這うような速度で走行しました。

最終的にこの日の試験で合格することが出来ましたが、試験終了時に検定員の方から「流石にもう少し速度を出してくれ」と言われました。まあそんな事を言われても合格は合格です。そんなことは仮免許を取ってからの課題なのです。強気に行かせてもらうならば、知ったこっちゃございません。

7日目(午後)

仮免試験に無事に合格し、路上教習を出来るようになっだのですが、ここでまた新しい心配事が増えることになります。それは「現時点での最短卒業っていつなのか?」ということです。

仮免試験に1回落ちてしまったので延泊も覚悟していますが、避けれるものなら避けたいものです。

そんな話を自動車学校の配車係に相談してみると、何故か良い感じに運命が重なったらしく、今日からフルで乗車すればなんとか当初目標の10日で卒業出来るとのこと。無論本免試験一発合格での話ですが、日程と配車的に無理ではないとのこと。

そんなこんなで、午後から早速路上教習がスタートしました。

第二段階の教習では1日3時間まで教習を受けることが出来ます。連続しての教習は2時間なので「2時間連続で乗って1時間空けて1時間乗る」みたいな感じです。

初めての路上も特に緊張することなく、街中を走ることが出来ました。右左折時のオーバーハングや巻き込みの兼ね合いを見誤らなければ公道を巡行中に大きくトチることはありません。

特に事故もなく、無事に路上3時間を終えました。

8日目

この日は路上2時間の後、場内でのバックの課題の練習を1時間、合計3時間の日でした。

バックの課題は方向変換で、右バックで車庫入れした後に、進入してきた方向へ戻るといった課題です。

これもある種の慣れではありますし、窓から直接目視する派orミラーで下がっちゃう派で分かれちゃうところでもありますよね。ちなみに私は最初に周りを確認したら、あとはミラーだけで下がります。

右バックで車庫入れする際に、左後ろ角の接触が怖いですがそこはさすが教習車、とっても見やすいです。平ボディーって良いですね。本当に。

そんなこんなで無事に終わりました。

9日目

今日は路上3時間、そして最後の時間はみきわめの時間になります。通常教習の最終日です。ここまで来ると、路上教習は本当にただのドライブになります。検定員の資格を持った教官との路上だと、1時間まるまる検定の採点基準を教えてもらったりしてました。

無事に全ての教習を終えて、卒業検定を残すのみになりました。

10日目

卒業検定の日が来ました。本日の卒業検定受験者は私1人だけとのことです。そして検定員は昨日の教習で採点基準を事細かに教えてくださった教官その方。これはもう一発で受かるしかない状況が出来上がりました。

検定はまず場内でバックの課題を行ってから路上の走行になります。その際、採点されない状況もあるので、楽に行きましょう。

試験では特に大きなミスもなく、無事に合格することが出来ました。

その後、卒業証明書の受領して有難いお話を聞き流した後、晴れて卒業となりました。最後にお世話になった教官に挨拶できて本当に良かったです。

当日中に免許の書き換えを済ませ、無事に大型免許を取得できました。一時はどうなることかと思いましたが、なんとかなりました。

後日談

仮免試験で1回落ちた事を社内で散々いじられました。今となってはいい笑い話です。

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