ナナシス「セカイのヒミツ」の歌詞解釈


※この曲の歌詞は簡単に言うと、
「誰かを励ましている」歌詞です。
例えば人生に…生きることにとても疲れ果てて、もう夢も希望も未来も無いと落ち込んでしまっている人に、
「もしかしたら、あなたのセカイもちょっと視点や考え方や価値観を変える事で、キラキラした素晴らしい何かに見えてくるかもしれないよ」
って優しく、丁寧に、何度も根気強く励まし続けてくれる。
でも押し付けがましくない気持ちを綴った歌詞。


ねぇ このまえ
失くしたものが出てきたの
カーテンのスキマにあって
踊りだした気分
見慣れた商店街も御伽噺のパレードみたい


「ちょっとした事でも、何か嬉しい事があると、それだけで色褪せたありふれた日常が、
キラキラ輝く時ってあるよね」

◯と×のルールを超えて
すべり落ちたなら
癖になりそう


「今、君が『合っている』『間違っている』と思っているアレコレは、もしかしたら他に新しい選択があって、それが案外、気にいるかもしれないよ?」

ドレミファソラシの次にはファがきて
心はもっと遠くに飛びたがる


「今の『常識』を外れてみると意外と気持ちが良いかもしれないよ」

たどり着いた場所が
毎日でも忘れないで
今なら解けそう
このセカイのヒミツ


「もがいて苦労して新しく導き出した『答え』が今と変わらない『日常』だったとしても忘れないで。ほら君も何か新しい感覚を掴めてきたんじゃない?」

ねぇ このまえ
素敵なうわさ聞いたの
猫の目は「※※」だって!!
目からうろこ気分
提出した答えは
数ある中のひとつだったみたい


「今の貴方の価値観は間違ってなかったね!でも、実はそれもたくさんの答えの中の1つだったみたいだよ」

赤と緑のペンを置いて
走り出したなら
すぐに会えそう


※ここの解釈が唯一この歌詞で分からない部分

あれこれ悩んだ結果はさておき
心はもっと自由でいたがる


「私から君に色々と提案してみたけど、結局はそれも沢山ある『正解』と『不正解』の中の1つでしかないみたい」

探し当てたものが
ガラクタでも離さないで
あなたと解きたい
このセカイのヒミツ


「貴方が悩んで苦しんで、やっと掘り起こして手にした『宝石』が、他人から見たら『ガラクタ』だって言われても離さないで」
「ねぇ君の思っていることを聞かせて」

懐かしい口笛 夕飯の匂い
何もなかった日の日記
恥ずかしくて こそばゆくて
愚かしくて 愛おしくて
抱きしめたくなるのギュッと
わたしのこのセカイ


※ここの部分は歌詞の意味のまま。茂木さんのセカイのヒミツの話

ドレミファソラシの次にはファがきて
心はもっも遠くに飛びたがる
たどり着いた場所が
毎日でも忘れないで
二度とない朝に
口づけして生きるの
いつか解きたいな
このセカイのヒミツ


「そうやって新しく導き出した『答え』が今と変わらない『日常』だったとしても忘れないで。全く同じ日なんてないんだから『今日』という毎日を大切にして生きてね」
「いつか、貴方の心が楽になりますように」


以上です。
茂木さんは本当に優しい人ですよね。
優しさには「プラス」と「マイナス」があるんですが、「プラス」の優しさはだいたいの人が持ってます。
でも「マイナス」の優しさを持っている人は少ないです。
「マイナス」の優しさとは、一歩引いて相手を見守ったり、そっとしておいたり、ただ話を聞いて受け入れる。そんな優しさ。
その2つの優しさが絶妙なバランスで綴られている歌詞が「セカイのヒミツ」です。

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