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誕生日前の雑記

まぁ、そういうこともあるのだろう。と私は自分を納得させることにした。
夕闇が外界に広がっている。冬至を過ぎて1ヶ月ほど経つとはいえ、日が落ちるのが早いものだ。ついぞ今日も陽の光を浴びることがなかった。私はこのまま闇の中に溶けて液体となって流れていきそうな気さえしている。

明後日に誕生日を控えているのだが、一向にめでたいという気持ちになれない。30歳という節目を迎えてもなお、道に迷い続けている。自分に自信を持てないのは昔から変わらないことだし、きっとこの先も変わらないのだろう。けれど、そんなことも言っていられない。ということにも薄々気付いている。

そんな節目から3年が経とうとしている。

自分の幸せは自分で決めるものだと常々思ってはいるものの、そこに確かな信念が存在するわけでもなく、軽く突かれるだけで揺らいでしまうのは私が弱いからなのだろうか。自己肯定感を高めるためにはネガティブな言葉をポジティブな言葉に変換するといいと聞いたことがある。それに倣ってポジティブに変換するなら、弱いのではなく柔軟性があるのだ。と、言い聞かせたところでそれも言い訳のようにしか思えない。自分に対して攻撃的な言葉を投げかけるのは、いつだって他ならぬ自分自身だ。

「鬱は甘え」と言う人もいる。
もっともだと思う。ぐうの音も出ない。
私はそう言う人たちのことを血の涙を流して称賛しよう。

大きな拍手を添えて。

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