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#5 研究報告書 私の働き方実験!「ポモドーロ・テクニックで集中力アップ&生産性は上がるのか」最終報告書

こんにちは!
ささやんです。

ついに、最終報告書になります。(もう締め切りギリギリ…汗)

この半年間、研究員として活動の機会を与えていただきながらも、
思う様に進められず、実験中断もしてしまい…。

こんな状態、どうやってまとめればいいんだろう…と悩みつつも、
実際自分の試したこと、感じたことを書くことが、
せめてもの罪滅ぼしかな、なんて思いつつ綴っております…!!

では、最終報告させて頂きます。
フォーマットに則ってご報告させて頂きますが、まとめ切れておらず、読みづらい部分など多々あるかと思いますが、ご容赦下さいませ。

◆実験の目的と背景

今回の実験のテーマに
「ポモドーロ・テクニックで集中力アップ&生産性は上がるのか」を上げた理由は、
集中力、生産性を上げたいから、
そして自身のコントロールをできるようにしたいからでした。
昨年の私は、子育て期に在宅でできるお仕事を頂けていて大変有り難い、と思うあまり、頂いた依頼は片っ端から受けては、多少の無理はしかたがない、と睡眠時間を削って作業していました。
そこに子供の急病など、突発的な事態が起こる…もう大変ですよね。
自分のできることだけやっていては成長はない。
怖がってばかりでは前進はない。
その通りなのだけど、自分のできること、やれることを、その時々の環境の中で、自分自身で決め、時にはブレーキを掛けることも大切だと思い知らされました。
フリーランスは健康面だけでなく、そういう自己管理も大切だなと痛感しています。
私は余力を残したり、ブレーキをかけることが苦手で、
「今日できる明日の作業は今日のうちにやってしまう」詰め込みタイプ。このあたりに課題感があります。
今回実験する「ポモドーロ・テクニック」は25分作業し5分休憩を取るを繰り返すことで作業効率を上げるという時間管理術の一つです。
「ポモドーロ・テクニック」の実践で、集中力、生産性が上がれば嬉しいですし、少しでも自身のコントロールが上手くなったらいいな、と思い、このテーマを選びました。


◆検証したいこと

「ポモドーロ・テクニック」は実際、役に立つのか?
集中力アップ&仕事における生産性は上がるのか?
また、自身のコントロールにつながるのか?
検証したいと思います。
【ポモドーロ・テクニックとは】
1980年代にイタリア人のフランチェスコ・シリロによって考案された時間管理術。集中力や効率アップが図れると実践するクリエイターも多いそうです。
▼実践方法▼
①25分間作業を行う
②5分休憩
③①〜②を4〜5回繰り返し、後に15~30分の長めの休憩をとる


◆活動の概要

「ポモドーロ・テクニック」の効果を検証するにあたって、このテクニックが「ない状態」と「ある状態」を比較したいと思う。

まず、【6月〜7月の期間】は、ポモドーロ・テクニックを使用しない通常運転下での自分はどのような状態なのか、少し時間を掛けて知りたいと思います。
作業効率や自身の状態、一日の過ごし方などいくつか項目を設けて、それに対して自分なりに5段階評価を付けたいと思います。


自分の現状と、そこにある課題点などを整理した上で、【8月中旬以降】
「ポモドーロ・テクニック」を使用して、業務を行い、いくつかの項目について同様に5段階評価を付けていきたいと思います。

<実際に行った活動概要>

6〜7月 予定通り。

8月中旬より、10日程度実施後、
8月末〜9月末の間、緊急事態宣言の影響で実験中断。後、10月実験を再開。


◆結論と根拠・気づき

<結論>
ポモドーロ・テクニックによって集中力アップ&生産性UPは可能である。

<根拠>
◇ポモドーロテクニックを使用したことで、どう変わったか、6月と10月で【5段階評価】と【スケジュール】を比較してみました。

【5段階評価】
①作業効率 ★★★(普通)→★★★★(良好)
②自身の状態 ★★★★(良好)→★★★★(良好)
③業務や雑務の状態 ★★★ (普通)→★★★ (普通)
④一日の時間配分 ★★★(まずまず)→★★★★(良好)
⑤成果物の質★★★★(良好)→★★★★(良好)

・①作業効率について…労働時間は変わらず、作業量もそこまで変わらなかったのですが、、、効率が良かった様な気がしています。

これは、ポモドーロ・テクニックを実施することで、
「実際に作業によってはスピードが上がった」こととは別に、
もう一つ、
「作業にかかる時間を自分が予測できる様になってきた」
からの様な気がしています。

取り組みの初めの頃は、25分にどれだけ作業できるか、タイムトライアルの様に急いで作業をすることを考えていました。
でも、これでは気ばっかり焦って、急いでも大して効率が上がらない…。

そして、そのしんどさからでしょうか…(笑)
だんだんと25分位に収まりそうな量を見積もって、「これくらいを25分以内に終わらそう」という様に変わっていきました。

そうすると、中断したくない時にアラームが鳴ることはなくなって、自分で切りの良いところで5分休憩に入れる様になってきます。
(もちろん毎回ではありませんが…)

この事が、作業を中断されることによるストレスや、「休憩を取る」ことへの罪悪感のようなものを軽減し、結果、気分的にも余裕が生まれ、仕事以外のことにも目を向けられることに繋がったように思えます。

今まで「持てる時間内に、持てる力の全てをつぎ込む。足りなければ夜間に補填する」という感じで、時間もパワーも無制限にやっていた様な気がするのですが、ここ最近は、日常的な家事などにも、無理はせずに「できそうな作業量を見積もって行う」ようになってきた気がします。

・②③自身の状態、業務や雑務の状態…途中ワクチン接種などもありましたが、大きく体調を崩すこともなかった様な気がします。また、業務量は大きくは変わりませんでした。

・④一日の時間配分…下のスケジュールにて詳しく記載しますが、時間配分自体は変わりなしですが、夜間の自分時間の使い方がちょっと変わりました。ここは自分にとって大きな変化でした。

・⑤成果物の質★★★★(良好)→★★★★(良好)…変化なしですが、効率がアップしていて、質を落とさずに済んでいる、と考えれば◎かなと思います!

【スケジュール】<6月・10月>

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実は、スケジュール感は6月、10月ほぼ全く変わりはありませんでした。
しかし、21時以降の時間の使い方が変わりました。

以前は、残りの作業や、睡眠時間に充てていましたが、
10月は勉強時間に充てたり、新しい働き方LABの勉強会への参加、LAB STOREへの出品を行うこともできました。

夜間の時間に、作業を行うこともありましたが、「止むを得ず」ではなく「予定通り」という感じで、自らが望んだ時間の使い方ができたことで精神的な疲労感が軽減されたり、仕事だけではなく、日常生活の中でもいろんなことに目を向ける余裕も生まれた様な気がします。

<気づき>

①作業スピードが上がる、上がりにくい作業がある
ポモドーロ・テクニックの効果は、単に作業スピードが上がるだけではないと感じているのですが…。その中でも、作業スピードが上がるもの、そうでないものがありました。

◇作業スピードが上がる作業

・自分がある程度慣れた作業

自分である程度どのくらい工数のかかるものか把握している仕事でないと、焦ってしまい、質の低下につながる。結果、確認作業など余計時間をロスすることになる。
また、再開する時にパッと見て進捗状況が理解できる作業が向いている(画像の処理など。人に引き継ぎやすい仕事は向いているのでは…と思う。)

◇作業スピードが上がりづらい作業

・作業の再開に時間をとるもの

例えば調べながら行なっているコーディング作業や、動画を視聴しながらの学習など。作業を中断した時に、どんな内容で、どこまでやったか確認が必要なものは余計な時間がかかるので、ストレスを感じる。(上手く自分で、「ここまでやる」と、作業内容を小分けにできればいいのかもしれないですが。)

②ポモドーロ・テクニックを実施する際、ある程度環境を整える必要がある

◇家族、宅配や来客などの対応で、作業を中断しなくて済む様にしておく
◇作業中に余計なアラームや通知などが鳴らない様にする
(PCのバッチ設定、SNSの通知など)

基本的には、一人での作業環境である必要があるのかな、と思います。

③「効率アップ」とはどういうことなのか再認識しました。
作業時間が短縮されて、生産性が上がるということだけが「効率アップ」ではないんだな、と思いました。
先にも書きましたが、無駄に焦って作業を詰め込み、精神的・身体的にも摩耗してしまっては意味がありませんよね。

そうではなくて、持てる時間を「計画的に作業に使い、計画的に休憩時間をとる。結果、疲労感を最小限に抑える」、これが効果的に時間を使う=効率的な時間の使い方という事なのかなと思いました。

この「計画的に」という事がとても大切なように思えました。
やはり、人間、突発的なことにストレスを覚えますよね。

計画的に進めば、「できた」という達成感もありますし、休憩も罪悪感なく取れる。

実際に、私も6月と10月を比較すると、作業した時間や、内容は変わらないのに、夜間の自分時間を今までやりたかったけれど、出来ていなかったことに使う事ができるようになりましたが、おそらく「疲労感を抑えられた」からではないでしょうか。

「ポモドーロ・テクニック」

完璧に身につけられたとは到底言えませんし、自分なりの解釈でもありますが、自分をコントロールすることってどんな事なのか、少しだけ分かったた様な気がします。


◆研究に関する考察・これから

以上の結果・気づきから、

「効率が良い状態」への考え方が変わりました。

「いかに短時間で大量の作業をこなすか」ではなく、
「いかに時間を効果的に使うか」ということなのかな、と。

いつも同じパフォーマンスができなくてもいい、
その時々の、自分の状態に合わせて、進められればいいんだと思える様になってきました。

そのほうが、肉体的にも、精神的にも良く、
長い目で見て、生産性がUPしていくことに繋がっていく気がします。

今後、働いていく中でも、時間を効果的に使えているか、自分なりに振り返って行きたいと思います。

たまにはポモドーロ・テクニックを用いながら…!



◆全体振り返り

まずは、なんとか最終報告書が書けてよかったです。(笑)

が、研究員として活動させて頂いた半年、上手くいかなかったことも多いですし、もっと出来たんじゃないか?と今でも思いますし、何だか申し訳ない気持ちにもなります。

きちんと形にできたとは決して言えないけれど、
それでも自分なりに少しは前には進めたのかな、と思います。

今まで、自分の働き方に課題感はありつつも、
どうしたらいいか、具体的に動くという事はしてきませんでした。

「自分の能力が足りない、時間が足りない。」
ない、ない、と言ってるだけでした。

能力や時間がないことを、時間を掛けることで賄ってきました。
睡眠時間を削って作業し、その結果、体調不良でイライラする毎日。

このままではダメだな、と思いつつも
打開策もなく、悶々と過ごしていたように思います。
変な話、精神力だけは年齢を重ねるとともに強くなっていくので(いや、鈍くなってるのかも)どんどん悪い流れに乗って行ってしまって…。

だから、この歳になって失敗してもいいから「何かやってみる」という機会を与えてもらえたことは、とてもありがたかったな、と思います。

実際、途中で実験を中断した時、
もうダメだな、と思いました。

でも、「失敗してもいい」その言葉があったから、
続けられたんだと思います。

「失敗してもいい」は、この実験だけではなくて、
人生において何事にも言えることですよね。

私も今までたくさん失敗してますし、
後悔していることもたくさんある。

でも命までは取られません!よね?笑

何事も「チャレンジしてみる」ことから始まるんですよね。
失敗から何か学べばいいし、「あー無駄だった…」ってこともあってもいいはずですよね。

今後も、引き続き自分にとって心地よい働き方を探して行かないといけませんし、たまには無理もするんだろうな、と思います。

でも、以前より少し肩の力を抜いてやっていけそうな気がしています。

他の研究員の方々が、楽しんでいろいろなことに挑戦している姿も、自分にとっては新鮮で、羨ましくもあり…。それはきっと本来「あるべき姿」なんだと思います。

時には「挑戦」すること、今ある現状を良くしたい、今はできなくてもいつか成し遂げたいと「思い続ける」こと。
小さな一歩でも、そこから着火して大きな変化が起こりうるんだということを忘れずに、今後もやって行きたいなと思いました。

最後に、このような機会を与えてくださり、
本当にありがとうございました!

そして、研究員の皆様、お疲れ様でした!


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