「私の愛した花の名は。」トーク&ライブ(19:30開始2部のみ参加)

 2/9に東京の下北沢の「下北沢GARDEN」で行われた、「私の愛した花の名は。」トーク&ライブ!自由が咲高等学校文化祭2020、の第2部のみ参加させて頂きました。初めて行くライブハウスでしたが、くっそカッコ良すぎる箱でビックリしました。下北沢ってダークなイメージがありましたが、こんなカッコよいライブハウスがあったとは。

 「私の愛した花の名は。」というのは、とある女子高生5人がそれぞれの自分達の思いを持ちつつ、バンドを結成して音楽を楽しむという青春系のオリジナルストーリーで、現在アニメディア連載の四コマ漫画と、文化放送のインターネットラジオ「超!A&G+」で毎週土曜16:00に30分枠で放送のボイスドラマで展開されています。そのネットラジオMCとドラマに声優として若林倫香さんが出演されています。

 その中で同じく女子高生役で声優参加している5人が同じ配役の楽器パートで演奏するというライブが今回のイベントとなってます。また、この5人で結成されたストーリー連動のバンド「PsȳChē」(プシュケ)が2020年6月24日に架空ではなく実際にメジャーデビューすることも決定されました。

 その「PsȳChē」のお披露目的なライブなのが第1部でしたが、お昼に舞台観劇があったので私はそちらは欠席。第2部のみ参加とさせて頂きました。

 入場料とかを考えて、もしかしたらライブは第1部だけで、第2部はあっさりした形で終わるのかなとモヤモヤしていましたが、第1部に参加された方のお話だと、どちらも同じ感じの進行ということで、イベントの内容的にもメンバーの方が第2部からの方にも優しく歓迎されてたので、そこはホッとしました。どっちも出ないとファンとして失格よ!と言う感じかなと思ってたので。(笑)

 前半は第1部のトーク部分の振り返りをされていて、逆に言えばそっちがあっさりしていたような感じで。メンバーの方も「あんまり振り返りたくない」レベルだったみたいで。(笑)

 後半以降はライブパートでこちらの方がしっかりしててめちゃくちゃ楽しかったです。声優さんのファンの方も多いので、アイドルっぽい「タイガー、ソーメン、ソーハン、イーガーコーテル、ジャージャー」みたいなコールがあるのかなと思ってビビってましたが、そんな感じも無く普通のライブ見てる感じでめっちゃ楽しめました。

 というか、バンドのパフォーマンスが意外過ぎてびっくりしました。こういう連動型のバンドや、番組でタレントさんがバンドやりますとか、昔のテレビ番組でよくやってましたけど、なんかおぼつかない演奏になって、大学のバンド同友会みたいな演奏になるんじゃないかなとホントに思ってましたが、全然違うレベルの演奏で圧倒しましたし、メンバーひとりひとりが個性を持って演奏されてた、パフォーマンスされてたなと感じました。もんのすごくヤバかった。

 若干演奏ミスとかあったりしましたけど、ホントに若干レベルで。もうバンドとしてデビューしちゃっても全然問題ないだろうし。もっと場が増えれば上手くなると思うし。確かに最初のうちは不安もあったんですけど、途中から全部の音や声が生かされてる感じがして純粋に音を楽しめました。

 若林倫香さんがベース担当されていて、絶対地味目になるんじゃないかなと思ってたんですけど、ベースが主役になっている箇所もあるし、ステージでのムーブも笑顔や存在感がありました。宍戸智恵さんのドラムは力強さが感じられた。めちゃくちゃ打感が伝わる。この2人はリズム隊として練習してたということをTwitterで伺いましたけど、いいリズムになってて自然と身体が動かされましたよ。

 鳥部万里子さんのバイオリンがいい感じのタイミングで奏でられていてすごいいい音色になってたし、大森日雅さんのキーボートプレイは曲を綺麗に入るような感じで。このお二人が経験者ということを伺ってましたが、2人のプレイが表に出し過ぎるんじゃなく、リズム隊も含めて音を重ねられて、ひとつの音楽として構成されていたし、個性も4つ出せていたし。

 そして、MoeMiさんのボーカル。伸びやかでしなやかで力強くて綺麗。4つの個性とボーカルで完成形を作り出してましたね。

 アンコールで生演奏されてない歌唱が1つありましたが、この曲もバンドで合わせたらどんな曲になるのかめっちゃ楽しみです。一時期の期間限定のバンドじゃなくて、これからも続いてく、また聴きたいバンド演奏が観れたような気がしました。

 若林倫香さんに関しては10年くらい表舞台で活動されているところを見てましたけど、こうやってベース演奏されるという未来が有ったというのはホント意外で、昔はそういう姿は考えられてませんでした。でも、カッコよかった~。痺れました。また一つの武器が揃いましたね。

 個人的にライブの中で少ない小節でのソロパートの多い曲が1つあったら良いな~と思ってます。ちょっと淡い希望として個人的に。(笑)

 ライブハウスでの空気感も凄くて。パフォーマンスとオーディエンスが一体化されてましたね。ホントのライブでした。いやリアルにライブでしたけど。イベント観に来たというのを忘れるくらいの終わった後の達成感を感じられてしまいましたよ。「PsȳChē」の皆さん、ホントに感謝です。よく練習頑張りましたね。額面以上の良きテンションお持ち帰りさせてもらいました。

 「ライブは家に帰ってお風呂に入るまでが、ライブなんです」とはよく言ったもので。帰りは心地よく帰れると思ったら、小田急線が人身事故で止まっちゃって、駐車した町田まで1時間遅れで戻って、そこから車で名古屋で帰るのがキッツいだろうなと思ってました。が、途中走ってるの高速道路から見える、月明かりに照らされた普段は暗闇で見えない富士山が輝いて見ることが出来て。ライブの後の更にライブの感動で美しく名古屋に戻ることが出来ました。

 今後の、「私の愛した花の名は。」のお話の展開や、「PsȳChē」の活動とメジャーデビューの楽曲めっちゃ楽しみにしてます。(^ω^)