舞台「アリスインアリスinデッドリースクール」感想

 先日感想を書いた、舞台「マリア」。初めて観劇した金曜日の公演はお昼のみで、夜は何もなくてどこか舞台観に行きたいと思って。いろいろ作品があって選択肢がヤバかったんですけど、池袋のシアターKASSAIで上演されたアリスインプロジェクトさんの「アリスインアリスinデッドリースクール」を観劇することにしました。

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 この作品ですが、何度も上演され私も何度も観劇している「アリスインデッドリースクール」のスピンオフというか、スピンオフじゃないというか。「アリスインデッドリースクール」の世界観をもとにストーリーが進むんですが、ここで起こる世界が終わる「デッドリーデイ」を阻止する組織が時空を超えて暗躍するという、表の話の裏話、裏の裏の表の話みたいな感じになってます。

 一応、「アリスインデッドリースクール」の元のストーリーも劇中に流れる形にはなりますが、ストーリーを知らない人にとっては非常に理解しがたい内容かな。結構レベルでピンポイントでお話が出てきて。そう考えると「スピンオフ」なんです。でも、まったくデッドリーの世界を知らない人にとっては「スピンオフじゃない」。

 個人的には、何度も「デッドリースクール」を観劇した人のボーナスステージみたいな感じには受け取られました。何度も繰り返される世界(とはいえストーリー上の次元は唯一つですが)の真実のひとつかも知れないし、もしかしたらそういう組織が暗躍してたという違う妄想の答え合わせになっているのかもしれないし。並行されたサイドストーリーとして見る感じでしょうか。

 簡単に言うと、コンサートのバックステージ特典映像みたいな。

 開演して観ている景色はビデオを見ている感じで、そこに一時停止があったり、割込み再生があったり、追っかけ再生があったり。なんか面白かったですね。デッドリーの名シーンも忠実に再現されていて(再現じゃないのか)観たことのある私は大満足の内容でした。

 「アリスインアリス」として出ている高橋明日香さん、花梨さん、鶴田葵さんもカッコ良いし。個人的に、時空の壁とか演出で使っている銀色のハンガーラックが巧いこと使われているなと思いましたね。

 ヒカミ先輩の理解者である「アリスインデッドリースクールパラドックス」のみに登場する壱香(劇中では「一香」)のことも報われる形で書かれていたのがめちゃくちゃ嬉しかったですね。「パラドックス」でしか出ない、それ以降のデッドリーシリーズには出ないキャラ。当時演じてたのが今はプロレスで世界を飛び回っている伊藤真希さんが演じてたので思い入れがあります。(笑)

 あと、「最果ての星」の世界にも若干繋がっているのかな。冬服のベニシマ先輩とキリコの衣装がそれで。前後は全く不明ですが・・・・。

 詳細に設定を解読するとたぶんめちゃくちゃ闇にハマりそうなくらいの奥深さのあるお話だなとは感じました。でも、個人的にはそこは無視して見ちゃいました。いろんなデッドリーを見てきた、いち観測者としての私の記憶の蘇りになったような気がしました。たぶん制作者の方は「闇にハマる」部分をめちゃくちゃ感じて楽しんで欲しいと思いますが、申し訳ないです。(笑)

 今回、特典会では10年後のヒカミ先輩を演じていた八坂沙織さんとお話しましたが、八坂さんとお話するのがめっちゃ楽しい。Twitterでよく今回の役柄の苦労とか呟いていて、そのお話をしたり。壱香とヒカミのお話も出来て嬉しかったです。

 というか、今年も何度もKASSAIには訪れることになって。名古屋の舞台小屋以上にこの場所に来たような気がします。名古屋在住なんですけどね。私。(笑)