屋上のようなものから

 首都圏、関西圏、福岡と緊急事態宣言が政府から発令されて、在住の愛知県でも県独自の緊急事態宣言が出されました。これにより勤めている会社では月曜(4/13)からゴールデンウイークまでの外出自粛と在宅勤務が決定しました。

 東京での緊急事態宣言が発令された時から在宅勤務の準備を行ってましたが、愛知でも現実的になると報道があってから急務になり金曜日はほとんどそのバタバタな状態でした。とはいえ、私はそんなに準備しない方でしたが、仕事道具とか荷物を持って帰るのはいつもより重めで。

 今後は決まったノルマの仕事をその日定期的に行って、自宅で日々過ごすということになりそうです。

 とはいえ、「長期化」と言われる現状。北海道の独自の緊急事態宣言は3週間かかったみたいですが、この事態はどうなるか。個人的には6月までかかるんだろうなと思って色々覚悟はしています。なんとかこの事態が鎮静化するように、ウィルスや特効薬が確立化するまでは、個人の意識を強くしてどうでもいい外出や密度の高い場所に行く等を控えるようにしたいですね。

 で、個人的にこの状況、私が好きな演劇作品の「アリスインデッドリースクール」に似てるような気がするんですよね。死への恐怖や不安、サバイバル感があるなどの雲泥の差はありますが、ウィルスに罹った時への恐怖や、明日への不安や、世界が変わるんじゃないかと言う世界観は今の世の中と似ているような気がします。

 お話的には普通の夏休み中の登校日の女子高で、突然人がゾンビ化する事案が発生して、たまたま訳あって屋上に上がっていた生徒が無事で、その状況を表現するという舞台。階下はすべてゾンビ化した教師、先輩や後輩、同級生で溢れてその恐怖に怯えながらも、天真爛漫な主人公である漫才コンビの2人がその場を明るくする、自分なりにサバイバルをする、という内容となってます。

 そうだと考えれば、今自宅にいる私(だけ)は屋上に居る状態なのかな。食べるモノや必要なものは調達・・・いや購入で外出はするけど、基本は家に居ないといけない。

 昨日も会社に出る前に思わず言っちゃいましたね。「どうかお元気で」「生きて戻れますように」。

 戦争のように生と死の瀬戸際とは言い難いですが、それに近い状況なのかなと言うのは感じます。確実に世界で何かしらの変化が起こってます。

 そういう不安も抱えた状態ですが、でも明日の為に頑張って、明日の為に自宅で出来る仕事を進めて、出来る限り他人に影響の出ないように過ごしていければ。そして、自分自身も身を案じつつ自愛できるように。

 この問題が解決した後の世界が、元の世界になるのか、変わった後の世界になるのかがわかりませんが、どうか皆様がお元気で笑って過ごせますようにただただ祈るのみです。