ゆらめき

差し出がましいのは好きじゃないね
夕闇通りそっとすり抜けるよに
ヒュルリラララ、ヒュルリラララ
口笛を風に乗せ誤魔化して

さしてやましいよな過去じゃないね
まんざらつまらぬ日々じゃないけど
不安と希望、光と影の
ブランコ揺らして飛び降りた

代わり映えのしない町を
これ見よがし慈しんで
すり減らした靴と嘘みたいに
長い坂道見比べた

悩んでないで塞いでないで勢い付ける為の
飛び出す為の潔いスペースを
滲んで落ちる額の汗に期待は増したのかな?
しみじみ思うよ 悲しみ笑える大人を目指しましょう

颯爽と二人乗り駆け抜けたね
夏には一面ひまわり畑
ただ、くたびれて 腕、折り曲げて
くわえ煙草を吹かしました

染まった夕焼けが不甲斐ない
僕らには似合わなくて
かざした手と手、あなたはそっと
言うんだ『触れ合えないかしらね?』

目眩で揺らいで騒いで泣いて 落ち着き払う為の
温める為の、心地良いフレーズを
腐ってないで歌って吐いて少しはマシになろうと
すればするほどに絡まる糸のよなもどかしさ襲うのかな?

明後日向いてこちら気にしているのは知っていて
意地悪したくなる性分です
疼いてないでそわそわしないで
やがて離れ離れ 恥じらうことも無くなるから

悩んでないで塞いでないで勢い付ける為の、
飛び出す為の、潔いスペースを
滲んで落ちる涙の訳に答えは出せるのかな?
しみじみ思うよ 悲しみ笑える大人を目指しましょう

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