「これはいいね。」「必要な人に誰でも いつでも 何度でも」PCR検査を目指す「世田谷モデル」
【「これはいいね。」「必要な人に誰でも いつでも 何度でも」PCR検査を目指す「世田谷モデル」を発表➠ 世田谷区長「この手法が経済再生にも貢献する」】
https://cutt.ly/fs3k8xj から概要：
東京都の世田谷区長の保坂展人氏が、「必要な人に誰でも いつでも 何度でも」を合言葉にPCR検査を１桁増やす『世田谷モデル』を、先日のTBS・BS「報道1930」で発表して話題になっている。
日本のコロナウイルス感染症対策の最大の欠点である「PCR検査数の少なさ」（人口当たりの検査数は世界196ヶ国中159位）を解消する。 安倍政府が、PCR検査を増やすことに消極的であるから、世田谷独自の取り組みで、PCR検査を大幅に拡大することである。
特に、「飲食店、学校、理容室等を対象に積極的な検査の実施」などのほか「医療、保育、介護などの職員には定期的な検査もできるようにしていく」としている。
東京大先端科学技術研究センター・児玉龍彦名誉教授の提唱を受けて、この『世田谷モデル』を始めている。
「コロナ封じ込めの成功例に学ぶ」として、1日7万件検査のニューヨーク市を参考にしたという。
【コロナウイルス感染症対策（検査・医療体制など）は本来は政府、厚生労働省が先頭に立って実施しなけばならない】
日本の実態は違うのだ。 安倍政権はこれを、地方自治体に「丸投げしている実態」であり、PCR検査数がすくない日本はここらして問題である。 このため、日本全国の地方自治体では地域にあった色々な独自の取り組みをしているが、PCR検査についてはこの前紹介したように、「厚生労働省の医系技官」、「国立感染症研究所」、「地方衛生研究所」、「保健所」からなる「感染症コミュニティー」が『コロナ感染症ムラ』があり、検査をふやさない諸悪の根源となっている。
保坂展人世田谷区長はこれをどのように解消してPCR検査を１桁増やす『世田谷モデル』を実施してるのか。
全国の地方自治体、コロナ専門家などからも注目されている。
【「世田谷区」保坂区長はPCR検査体制について「誰でも、どこでも、何度でも・世田谷モデル」を独自実施 １日７万件検査可能 世田谷 号外ネット 2020/07/２９ 】
世田谷区長の保坂展人氏は、 BS-TBS 報道1930に中継出演し、PCR検査数をもっと増やすべく、独自に『世田谷モデル』を検討すると話されました。7月27日、以前よりアドバイスを頂いている児玉龍彦氏（東大先端科学技術研究センター名誉教授）から提案を受け、方法、財源など、チームを組んで明日から検討を始めたいということです。
これから先、新しい生活様式で感染防止に努めながら、仕事や生活を行うにあたって、「誰でも、どこでも、何度でも」ＰＣＲ検査を受けられる体制を作るべきということです。
具体的には、まずは、人と接する特定の職業（病院、介護施設、学校、美容院、スポーツジムなど）の従事者に対して、症状の有無に関わらず、一定期間ごとに検査を行い、罹患者については速やかに隔離・治療を行うことで、安心して仕事ができる、サービスを受けられるようにするというものです。
これは、アメリカのニューヨーク州で一時期、死者数が多く出ていた最悪の状況から好転した要因が『検査・追跡・隔離の徹底』であるという事例も参考にしています。
現在は、至る所に検査場があり、居住者であれば、誰でも無料で、回数制限なく検査を受けることができます。
検査は一日あたり7万件が可能で、8月末までにさらに増える予定です。
また特定の職種（美容師など）においては２週間に一度PCR検査を受けることが義務化されています。
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Twitterの反応ーー。
●保坂展人@hosakanobut
世田谷区での「ＰＣＲ検査」を1桁増やして、社会的に必要な医療、保育、介護等の人たちに定期的な検査をしていく「社会的な検査」についても準備をしていき、大幅に検査実施体制を拡充したいとの話をした。世界で封じ込めに成功した国や都市の事例を参考にしていく
●Seisanso #原発ゼロ@seisanso
全くピント外れなコロナ対応ばかりしている安倍政権に、国内の成功例を見せつけて下さい。世田谷区民が羨ましいです。
#安倍政権の退陣を求めます
#GoToキャンペーンを中止してください
●学森遊子@5bKkYTISdwI3iNf
財政的な保持は、国の責任で出すべきだ。
日本の感染なのだからな。
●かとうゆめこ@smileyumek
世田谷区・保坂展人 区長が東大・児玉教授と
「世田谷モデル」を進める。国、都を待ってはいられない
N.Yのように「誰でも いつでも 何度でも」PCR検査をできることを目指す。世田谷区から東京、国を変えてゆくと。
突破口をここから開けましょう、区民として応援します。
ーー以下略ーー
【課題は、実行予算と区の医療体制と人員不足の問題もあるが今はこれをクリアしてる】
実行予算面での問題：
世田谷区の貯金である財政調整基金は約300億円あるが、保坂区長は「PCR検査は一人あたり3万～4万円だが、大量検査で効率化して下げられるか考えている」と話している。
しかし、財政調整基金は緊急時などの時に使うための積立金であり、ゼロには絶対にできないし、どれだけ取り崩してやるのか。また、大量検査で単価をどこまでさげられるのか。
これに、ついては述べていないので詳細はわからないが、本来は国がやるべきことであるから、こういう取り組みには政府は支援金を交付すべきであろう。 当然のことだ。 おそらく、区長にはそうした財政支援も頭にあるはずだ。
医療体制の問題：
世田谷区内の入院患者数は29日時点で108人、ホテルなど宿泊療養者は44人、自宅療養者は64人いる。
保坂区長は「病院関係者からは感染者急増に備えもっと施設を確保したいが、病院では、コロナ患者受入で、今年前半で3億～4億円の赤字が出ていると聞いています。そこの支援も行わなければなりません」とも話す。
人員も足りない。 保健所、地域外来検査センター、帰国者接触者外来など、今の体制では1日300件の検査が限界だという。 保坂区長は「1回で大量の検査ができるオートメーションの機械を導入して、一挙に検査を行う。 機械が検査センターの近くにあれば、搬送の手間もなくなるはずです」と語っている。
【こうした、地方自治体の独自の取り組みには、医療を含めた行政に対して、包括的な政府の予算支援が絶対に必要だ！】
地方ではいろいろな工夫をしてコロナを乗り切ろうと努力してもいる。
当然政府は、こういう地方に丸投げしてるのだから、国庫から見合う金額をケチらないで交付すべきだ。
感染者を増やす愚策の「GOTOキャンペー」は止めて、残額（不用額）を予算組み換えすべきだ。 また、アベノマスクの追加配布を断念したが、これも残金（不用額）が出るはずである。
こうした愚策の無駄な金を、PSR検査体制や医療に回さないと、病院も赤字で崩壊してしまう。
地方に丸投げしてるのだから、地方が自由に使える交付金を出すべきだ。
【コロナ感染は日々状況が変化する。 だからこそ、国会でこうした地方への支援など議論すべきなのは明白だ】
政府が今、やるべきことはこうした地方の都道府県の支援をすることにあるが、国民を安心させるためにも国会をやるべきだ。
安倍氏は「秋の国会もやりたくない」とか漏らしているようだが、とんでもない話である。
今の、閉会中審査でも１回も出たことがないし、感染拡大し過去最高になっても記者会見もやっていない。
もう、４０日も「引きこもり」で、出てこない。
国のトップである総理がこんなざまでは、ダラダラとして「コロナ収束」などできなし、長い時間がかかればかかるほど、経済でも逆に大きな打撃になるし、何より国民が困る。
既に、大企業の倒産も出ているが、９７倍も多くある中小零細企業は破産し雇用者も失業するのだ。
与党の自分らのための、「利権にまみれたGOTOキャンペーなどの事業」をやる場合ではない。 ここで、ハッキリいるのはーー。
・地方は、コロナウイルス感染症を抑える努力＝ブレーキ
・政府は、経済優先でコロナを蔓延させる人の動き活発策＝アクセル である。
今は、絶対に「コロナ感染者を止める」ブレーキでなけばならない。こんな状態で、アクセルを踏み込んでいる政府は狂っている。 しかも、世論が反対することばかりやっている政府である。
これがあるから、安倍総理は４０日間も「ひきこもり」しているのか？
とにかく、感染者はこの先も、７月２３日～２６日までの連休やGOTOキャンペーなどでかなりの人が移動した。
【このままでは感染者は増加する一方だ 昨日はまた一昨日をうわまり、東京は367人で過去最多。全国でも1301人で過去最高を記録】
大都市圏以外の地方自治体でも感染者数が増えている傾向が見られ、岐阜県は正式に非常事態宣言を発令する方向で調整作業を開始している。
しかし、菅官房長官が記者会見で「現時点で緊急事態宣言を再び発出し、社会・経済活動を全面的に縮小させる状況にはない」と強調し、政府主導の強い対応は否定している。
経済政策を優先している日本政府が緊急事態宣言や自粛要請を拒んでいる。
これに対して地方自治体が各地で何とか対応しているのが現実なのだ。
もはや、政府は「狂っている」としか言いようがない。糸が切れた蛸のような状態になっている。
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