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こんなに信心深い人が多いとは

※366日間チャレンジ、137日目。

川崎大師で行われている、10年に一度のご開帳『大開帳奉修』。

ありがたいご本尊を拝ませていただけるとともに、全ての罪が許されて無量の功徳がいただける・・・という免罪符的な存在の『赤札』なるものが(並べばタダで)いただける、ということもあり、大変な人気を博しているらしい。

ということで、
「なんか楽しそう」
という軽い動機で、稲垣佳美さんのオンラインサロン『443倶楽部』メンバーの方々と一緒に行ってまいりました。

連日3時間待ちの大行列を成しているらしい、というお話に戦々恐々としていたのですが、
「せっかくだから護摩祈祷をお願いしよう」
と、各自5千円のご祈祷をお願いすることにしました。

11時からのご祈祷まで少し時間があるということで、境内を散策していると、大行列があちこちに出来ています。
これが噂の『赤札待ち』の大行列。
ただの列ではなく、あまりの人数の多さに、境内の何箇所かに分かれて並んでいらっしゃる。
これは確かに3時間並びそうだ・・・。

境内の不動堂を拝もうとしていたら、近くの係員のおじさんから
「ご祈祷を受けるならそこで赤札がいただける(かも?※)」
という良い情報をゲット。

※『かも?』というのは、護摩祈祷を受けた後に赤札がいただける時といただけない時があるらしく、それは教えてはいけない秘密事項なのらしい・・・私たちは運が良かったみたいです。

「え、どうなんだろう、並ばなくて良いなら本当に嬉しいんだけど」

とドキドキしながら、護摩祈祷の会場(畳敷のご本堂)へ行ってみると、ご祈祷を受ける人の何十倍という人数が本堂になだれこんできて、広いお堂が満員御礼の状態に。
この人たちが、いわゆる、赤札の行列の方々なんだろうなあ・・・となんとなく思う。
ただ並んだだけでもらえるのではなくて、護摩祈祷に参加した上で(というか、大きな声で『南無大師金剛遍照』(弘法大師空海に帰依します)と3回唱えた上で)いただく、という流れのようだ。

そして、この時間は全国の信徒さんの御祈祷の時間でもあるらしく、各所の団体の名前も呼ばれている。
いやー混雑するわけだ・・・。

40分近い長いご祈祷が終わり、いよいよ立ち上がって信徒会館の方へ移動していく。
「こっちでいいのかなあ・・・」
と不安に思いつつ流れについて歩いていくと、いよいよ赤札がいただける場所へ!

赤札、思ってた以上に、小さい!薄い!!

このままでは絶対に10年後までに失くす

参道や境内のあちこちで『赤札入れ』が売られていた理由が分かった・・・。
こんな小さくて薄いお札、10年このままで失くさずにとっておく自信ないわー。

あ、この写真の上の方にある白い紐は、ご本尊の手とつながっているらしい。
そのはじっこを握ることで、お大師様とご縁が結ばれる、ということらしい。

じゃあ握るよねー、というわけで。(これは稲垣佳美ちゃん)

お大師様とご縁が結ばれた、ということで、色々やりきった我らは、もと来た参道を戻りつつ、赤札入れを物色。
私は、友禅の赤札入れとビニールカバーを買って、こんな感じにしてみた。

友禅のケースを買ったお店では、店内で赤札をケースの中に入れてくださった。
めちゃくちゃ薄い紙なので、自力で入れるのは大変だったと思うから、本当に助かった。

よーし、これで失くすリスクが低減した(だろうたぶん)。

それにしても、信心深い人があんなにいるとはなあー。

私たちが帰る時には、赤札を求める行列はさらに長くなっていた。
私たちは護摩祈祷を受けたので、全く並ばずに赤札がいただけたのだが、並んでいる方々は本当に数時間立ちっぱなしだっただろう。
中には折りたたみの椅子を持ってきて座っている人もいらっしゃった。

宗教に寛容な日本に生まれてよかったなーと思うのは、こういう時だ。
神社では『祓いたまえ清めたまえ』と唱え、真言宗のお寺では『南無大師金剛遍照』と唱え、教会では『アーメン』と唱えるのに全然抵抗がないのが日本人だ。
よその国ではなかなか難しいだろう。

ご先祖様たち、信仰に寛容でいてくれて、本当にありがとう。

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