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街裏ぴんくの「ウソキン」投稿③

嘘漫談家・街裏ぴんく主催の投稿企画
「ウソキン」

テーマに沿った嘘のエピソードをTwitterで募集し毎週ベスト3を決める、といった企画です。

ここでは私、笹見 MBが今まで投稿した嘘を掲載していきます。

テーマ「口癖」

チンパンジーを1箇所に集めて「野球の試合が始まる時のブザー」を延々と聞かせ、ブザー音を覚えたチンパンジー達を街に放ち、奴らが口癖の様に「プァァァン」と鳴くことで、それを聴いた人々が各地で野球が開催されていると勘違いさせる事を性癖とするおじさんが結婚詐欺で捕まりました。

テーマ「生配信」

家で大量のたい焼きを作り、それを一つ一つ床に並べる様子を生配信している男が居ます。並べ方は特に規則性は無く、107個並べた所で満足そうに配信を終わらせてました。1つ怖かったのが、たい焼きのデザインが、明らかに異形だがギリギリたい焼きだと認識出来る存在しない魚だった事です。

魚釣りの生配信をしていた所、池から人間が次々と釣れてしまうという事件が起こりました。配信を観ていた生物学者が興味を持ち、釣られた人間達を解剖してみると体の一部が魚のモノになっているという事実が。彼らは哺乳類か魚類、どちらなのか考えた学者は間を取って爬虫類で決定しました。

YouTubeのとあるチャンネルで毎晩6時にスケベ過ぎる生配信が5分だけ流れるという噂がありました。スケベな事に並々ならぬ関心を持つ私は6時に無言で会議を抜け出しトイレで期待して配信を観始めると、そこにはカワウソがミミズをじわりじわりと食べる、といった内容の映像が流れて終わりました。

テーマ「傘」

雨が降ると私はスクランブル交差点の中心で大きな葉っぱの傘を持って「涙そうそう」を熱唱する事を行政から命じられています。たまにスクランブル交差点でふざけるYouTuberが居ると思うのですが、彼らも行政からの命令で動いているのです。訴えられて司法で裁かれた仲間もいます。助けてください。

府中に行こうとした所突然私の傘が「行かないで!」と訴えてきました。急に傘に話しかけられて怖かったので傘を置いて府中に着くと、「傘オブ傘」と名乗る化け物が襲ってきました。その時私の傘が駆けつけ助けてくれたのですが、代わりに負った傷のせいで私の傘も「傘オブ傘」になってしまいました。

テーマ「タウンワーク」

巣鴨にタウンワークランドなる施設が設立されました。そこは子供が様々な職業体験ができ、仕事に応じて貰える「タッゾ」なる独自の通貨でグッズと交換出来るという、完全にキッザニアのパクリ施設なんですよ。ちなみに介護職体験では何故か全く休憩時間が無い上タッゾも安くてめちゃくちゃ不人気です。

タウンワークの求人に「バナナの皮むき」があり、応募しました。職場であるタウンワーク本社に行くと、中に巨大なバナナが置いてあり「むいてくれんかの」とバナナが喋り出しました。とりあえず皮をむくと、変な声を出し始めたので怖くなって逃げました。あのバナナはタウンワークの社長だそうです。

テーマ「結婚式・街裏ぴんく」

街裏ぴんくの坊主頭には目に見えない小人達の村があります。彼等には変わった習慣があり、後頭部にある険しい山々を越えなくては村長の美しい娘と結婚式を開けないというものです。後頭部の山は高低差が非常に激しく、毎年何人もの小人が足を滑らせ死んでいます。それを知る私はあの後頭部が憎いです。

テーマ「コース」

JALが開園したテーマパークでは、客が小型ジェット機を操縦し決められたコースを飛行してゴールを目指すというアトラクションがあります。客は素人の為ほとんど途中で墜落死するのですが、JALは法の抜け穴をつくのがめちゃくちゃ上手いので未だ裁判で敗けてません。業績も毎年黒字です。

Twitterで「コース」と検索すると、コースの英語であるrouteも検索に引っかかります。その「気を利かせましたよ」感に私は無性に怒りを覚えログアウトを決意しました。しかし、その時Twitterの青い鳥が画面から飛び出し、「私にも生活がありまして...」と止められてしまいました。薄給なのでしょうか。

テーマ「おつかい」

はじめてのおつかいがリニューアル!なんとおつかいの道中にトラップを設置!左右に揺れる巨大なフリコや坂を転がり落ちるトゲ鉄球が児童を襲う!
放送後、児童を危険な目に晒すとはどういう事だと動物愛護団体が立ち上がります。批判は分かりますが、彼らにとって児童は動物扱いなのでしょうか。

テーマ「室町時代」

室町時代にはある歌が流行っていたそうです。
「室町幕府は楽しい自転車
室町幕府は楽しい電車♪」
自転車、電車というワードが既にこの室町時代に。気になるのは歌詞の意味ですが、調べようとすると“室町”という名の男に邪魔をされてしまいます。普段は温厚な彼がどうしたというのでしょう。

テーマ「ラーメン」

架空都市レンガポールでオリンピックが2031年に開催されます。新競技に食パンの上にどれだけ熱々のラーメンを乗せられるかを競う「ラーメンオンザパン」という種目があります。この「どれだけ」というのが温度の事か、量の事なのかは誰一人把握しておらず、毎回演技構成点だけで決着がついています。

俺の地元のたっちゃんラーメンはいっつも美味い。あれ?今日はたっちゃんが居ない。あそこに居るのは息子さんか?とりあえずカタメで。ん、何だこの味...ジジイか食べる乳製品の味だ...。俺の知ってるたっちゃんラーメンは...?
後日再び訪れたら普通にたっちゃんがラーメン作ってた。この味この味〜!

とあるラーメン屋から客の声が聞こえます。
「ハァハァ...もう...もういいってぇ...ラーメンはもう...本当...もう...もうラーメンはいいってえ...ッ!!...ねえちょっと...もう...え!?...も...ちょっ...も〜...ッ!本当ラーメンはもういいってえ...ッ!!」
食事中に喋るとはマナーの悪い客ですね。

テーマ「夏フェス」

夏=海という短絡的な考えから、海で夏フェスを開いたのですが、海の中から「うるさい!」と幻の生物「人魚」ならぬ「ギョンニ」なるモンスターが襲ってきました。夏の虫なのか、カブトムシ用のゼリーを与えると満足そうに帰宅して行きました。来年も会いたいです。

テーマ「サンリオ」

人がマイメロになる感染症「RABBIT-19」が流行りました。精神の不安定な女性に感染しやすく、マイメロになった女性は元彼に突然会いたいと電話を掛け、直接感染させに行動します。感染してしまった元彼はハンギョドンになります。ハンギョドンでの生活は辛いです。助けてください。

テーマ「教育テレビに出ていい顔じゃない」

オール阪神・巨人のDVD「くちうつし」に収録されている「ベルゼブブ」という漫才の中で、巨人師匠の言葉が早口過ぎて聞き取れない部分がありました。
スローにしてみます。
「テ...ない...」
何だ?更にスローにすると...

「教育テレビに出ていい顔じゃない」

今、画面の巨人師匠と目が合いました。


テーマ「挨拶」

学校の校長というのは、長い挨拶が出来るという条件を満たしていれば浮浪者でもなれる職業ですので、給料がとても低いです。昔母校の校長の家に泊まった事があるのですが、金が少ないのかダンボールハウスでした。あっでも凄く高そうなトーテムポールもありましたね。本当に高そうでした。

テーマ「風呂」

浴槽に大納言アイスがギッシリ入っていたので風呂が寒かったです。
一緒に入った、ジグソーパズルのピースに目と手足が付いてるやつも「マスクメロンアイスだったら良かったのに...」と嘆いていました。
「いや、そこじゃねーだろ!」
2人で笑い合いました。
あの頃は本当に楽しかったのに。

テーマ「ファンサービス」

木村拓哉氏くらいともなるとファンにツバを吐き散らすだけでもファンサービスとして受け入れられるのです。しかしその日は運が悪かったのでしょうね〜。ファンじゃない方にツバを吐いてしまい、罰として木村拓哉氏に徴兵令が出ました!あーあ、大きな蟻と戦わなくてはいけません。

テーマ「ボウリング」

実家のボウリング場で遊んでたら、日本に長く居る為日本語が話せるモグラに「ボールの落ちる音がうるさい」と文句を言われました。「隣のパチンコ屋の方がうるさいでしょう」と反論すると、「それは確かに」と言い帰って行きました。
帰る速度が異常で、電車と同じ速度が出てました。
驚きです。

仕事のストレスで気を病んでいた私は息抜きにボウリング場に来ました。
隣のレーンの男が自己ベストを更新した様ではしゃいでいます。
「俺のスコア見た?!」男が話しかけてきたのでとりあえずハハハと愛想笑いします。
「お前も普通に笑えんじゃん」
そう言うと男は満足そうに消えていきました。

近所のボウリング場では午後6時になるとレーンの中央にそれぞれ1つ置かれた巨大なこけしをボールを投げて倒す、というイベントが始まります。チャンスは一球のみ。無事倒せた人にはサメのキーホルダーが貰えます。
これは盛り上がります。
ちなみにイベント終了後は誰もそのこけしを回収しに来ません。

テーマ「ライオン・お金・異常な・も〜ヤダ」

「も〜ヤダ」という掛け声を合図にライオンに異常なまでの羞恥心を感じさせるとお金が懐に入るというゲームを日頃やっているのですが、この「も〜ヤダ」が誰のセリフなのか分かりません。
ライオン?彼は違います。
ライオンは人間より階級が下である為、我々にそんな言葉遣いは決してしない筈です。

テーマ「最終回」

ドラマ「ケツメイシ伝説」が、主演女優の芸人、吉住さんのまつ毛が想定より長過ぎるという理由で第4回で最終回を迎えました。
失意の末、吉住さんはドラマの葬式を開きます。しかしそこに突然吉住さんのクローンが参列し、吉住さんは発狂。
何故なら彼女らは皆、本物よりまつ毛が短かったからです。


これを最後にウソキンなるコーナーは終了しました。

さよな ら

追記


2023.4.1 エイプリルフールなので復活しました。

テーマ「入学」

中学の入学式を終えた僕達は初めての教室に入ります。教卓の前に大人が2人。白服の女性と黒服の男性。全員が席に着くと女性は震えた声で「入学おめでとう。少なくとも」と言い教室から走り去りました。男性はクラスの担任。良い先生でした。

10年経ち、ふと中学を寄ると校内全てが真っ白でした。

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