街裏ぴんくの「ウソキン」投稿①
嘘漫談家・街裏ぴんく主催の投稿企画
「ウソキン」
テーマに沿った嘘のエピソードをTwitterで募集し毎週ベスト3を決める、といった企画です。
ここでは私、笹見 MBが今まで投稿した嘘を掲載していきます。
テーマ「アルバイト」
墓荒らしのアルバイトをしていた時、骸骨を見つけた。折角なので復元センターに持って行ったところ、福沢諭吉が復元された。ウチで引き取る事にしたが、買い物に連れて行った際、1万円札を使ってくれるのではとワクワクする諭吉を尻目に千円札で会計をした所、諭吉が一滴の雫となって消えてしまった。
テーマ「救世主」
以前見知らぬ大人が4人程、ビンのフタを開けるのに苦戦しているのを助けてあげた事があります。僕は中学時代ボディービルをやっていた為力に自信はありました。しかしその後、その4人は僕を囲って回りだし「救世主!救世主!」と騒ぎ出しました。怖かったのでとりあえず全員に平手打ちをしました。
テーマ「金縛り」
朝、目が覚めたら金縛りにあいました。その日はこれから会社があったので遅刻しない様に「動けー!」と強く念じていたら、背中から脚(背脚)がニョキと生えてきて、背脚で動くことが出来ました。しかし、その直後金縛りが解け普通に全身動ける様になったので、背脚がただただ邪魔になり不愉快でした。
テーマ「宮崎駿」
宮崎駿が生まれた街では宮崎駿に非常によく似た銅像が建てられてあります。銅像は右手に鉛筆を持っており、時たまに見る者に投げつけてきます。それをギリギリで躱すと何処かからおじさんが走って来て「1ポイント!」と話しかけてくれますが、ポイントを集めたからと言って何かある訳ではありません。
スタジオジブリに見学に行った時、宮崎駿さんが居たのですが、様子がおかしく、木にまたがりながら小声で「ゲド...ゲド...」と呟いていました。それに気付いたスタッフが突然こちらに駆け寄り殺虫剤を駿さんにまくと、駿さんは泡を拭きながらギリギリの意識の中ホウキにまたがり飛んでいきました。
テーマ「泥棒」
日本一の泥棒を決める大会があり、泥棒の経験があれば参加可能なので私も参加しました。しかし、いざ大会が始まると、何を競うべきが誰も分からずただただ時間が流れて行き、結局主催者が時間泥棒ということで優勝しました。結果にカチンと来た私は閉会後、優勝トロフィーを盗み刑務所へ帰りました。
神田でスーパーの店員が「捕まえてくださーい!」と叫びながら走っていた。泥棒でも追っているのかと私は辺りを見回したが誰もいない。疑問に思っていると、突然私と店員は三軒茶屋にワープした。私は店員と顔を見合わせ驚きを共有しようとしたが、店員は死んだ魚の様な目をしていた。
テーマ「温泉」
温泉マントルどっちでSHOW、というクイズ番組が昔ありました。○✕クイズ形式で、○と書かれた壁に飛び込むと温泉が、✕の方には地球のコアであるマントルが敷かれていました。この番組の司会者は、危険なクイズに挑む挑戦者を称えるために最後にマントルに飛び込んで死ぬ為、毎回司会者が違いました。
大きなハンガーの
角を丸めて丸めて大きな円にすると
ハンガーが温泉へと変わります。
45度 効能は手首の捻りが良くなります。
野球選手は毎日これに浸かっています。
ただし、丸め過ぎると
今度は大きなまんじゅうへと変わります。
僕は毎日これで腹を満たしています。
テーマ「ジャニーズ」
V6の長野さんがM-1グランプリに1人で出ていました。登場して開始1分間ボイパを披露したあと突然ナイフを上に掲げて「愛なんだ...」と呟きました。この時、危険だと察知したスタッフから追い出されていましたが、その際スタッフに「俺は芸能界の確執事情を知っているぞ」と奇妙な脅しをかけていました。
テーマ「結婚式」
友人の結婚式にゲストでが〜まるちょばが来ていました。いつものパントマイムをやるのかなと思いきや、漫才を始め出しました。結婚式の練習というネタで、とても面白かったのですが、後ろで見ていたスタッフには全くウケていませんでした。素人にしかウケないタイプの漫才だったみたいです。
友人の結婚式に行ったのですが、神父の顔がタニシにしか見えませんでした。目や鼻といった人間らしいパーツはあったのですが、全体を見るとタニシにしか見えないのです。式自体は順調そうでしたが、最後にそのタニシが「失敗」とささやいて地中に潜っていったので、僕も失敗なんだなと思いました。
テーマ「噂」
人力舎のピン芸人いかちゃんは実はコンビだという噂がある。話によると、いかちゃんの左半身は異世界への扉となっていて、扉の先には「ころも」というツッコミがいるそうだ。しかし最近2人で喧嘩してころもを刺殺してしまったらしく、それ以来いかちゃんの時間は止まったままだ。
トーマスという男の噂を知っているだろうか。彼は走るのが大好きで、よく周りに突進ばかりする糞野郎であった。ある日、彼は人間に突進するのが飽きたのか、機関車に突進し出した。誰もが死んでしまうと思っていたが激突した際、彼は機関車と合体してしまい、顔以外が機関車となってしまった。
新宿のとある壁の小さな穴に指を突っ込むと、中から声がして「仲本工事の屁は薄ら青い」等の噂を教えてくれる。しかし、指を奥に突っ込みすぎると「痛っ」とうめき声が聞こえ、「目の赤い男が小刀を持ってお前を狙っている」という噂を必ず教えてくれる。この時もう一度指を突っ込むと撃退できる。
テーマ「タッチパネル」
彼女と夜の営みをしていると、僕の身体が平べった過ぎたのか、彼女からタッチパネルみたいだね、と言われてしまった。流石にカチンと来た僕は灰皿を持って思いっきり自分の頭を殴りつけた。(理由は簡単。イライラを痛みで紛らわすため。)
何でもいい。黄金長方形を見つけてそれに指でススッとスワイプしてやればそれはもうタッチパネルといって差し支えないだろう。この前新宿で丁度いい黄金長方形が歩いていたからいつもの様に指で軽く撫でてやると「チカン!」と叫ばれた。すげーや!最近のタッチパネルってこんな鮮明に喋るんだな!
川の音を聴いていると大きな錦鯉が私の右腕に食いついてきた。私は追い払おうと錦鯉を左手で触れると、なんと錦鯉の体がタッチパネルの様に反応し、左手を振った方向に錦鯉が操作されたかの様に動き出すのだ。ここで冥界入り。目の前に神が現れ、私はうお使い座になれと命じられた。はて。
テーマ「ランドセル」
「とうがらし」のことを「とんがらし」と呼ぶ人が居るように、「ランドセル」を「ラウドセル」と呼ぶ村がある。ただ、そのほとんどが「ラードセル」としか聞こえない為、「ラードセル」と呼んでいるじゃないか、と伝えると村の皆が力を合わせて川を氾濫させ私を飲み込もうとしてきた。
セブイレに行くとタバコの棚にランドセルが置かれていた。私は動揺していると目の前の客が「3番、ライトブルー」とランドセルを注文し、フタをタバコの様にチュパチュパと吸い始めた。恐る恐る「それはランドセルですよ」とその客に伝えようとしたその時ハッとした。その客は北大路欣也だったのだ。
当時小学生だった私はランドセルをぶん回して攻撃する近距離パワー型の武器として喧嘩で重宝していた。しかし、同い年のちびっこヤンキーと喧嘩した時、この攻撃は相手のランドセルの分厚いディフェンス力で防がれてしまった。後がなくなった私は機転を利かし相手の顔をパンチする事で勝利した。
テーマ「ドカーン!」
カラオケで私が歌唱中、ドカーン!と画面が割れ、中から店員らしき男がノソリと出てきた。上を向き目をパチクリさせ「すいまっせ〜ん」と平謝りするその男の後ろ姿が嫌に奇妙。なんと男の尻から「しっぽ」が。ものの試しだとしっぽを踏んでみると、「チュウ!」と叫び出し、男はネズミに姿を変えた。
霜降り明星が漫才中、「お前人殺したんか!」という指摘の下りで突然ドカーン!と2人が爆発した。爆発により、せいや氏はチリチリ頭に黒焦げの顔、という漫画表現の面前と化した。そんな自分の姿を見たせいや氏は、「ここは漫画の世界やったんや...」という事実にやっと気付いたようだった。
家のコンセントから電気が漏れて「ドカーン!」という音を鳴らしていたから、「ドカーン!よりビリビリ!の方が適切なんで」と電気に嫌味を言ってやった。
その後テレビをつけると様子がおかしい。チャンネルを何度変えても駄目だ...。坂上忍が出演している番組しか映らなくなっている...!
テーマ「クローゼット」
クローゼットは外敵から身を守るために姿を変色させ、壁などに擬態する事があります。またクローゼットには、タンスなどの別の家具に似た姿をもつものや、大きな目玉の模様で外敵を威嚇するものもいます。他にもクローゼットは沢山の種類がいます。キミたちも一緒に探してみよう!
「クローゼット取っ手ぬるぬる」という商品があります。これをクローゼットの取っ手に塗ると取っ手がぬるぬるしてクローゼットがなんだか開けづらくなります。私はこれを毎日塗って、「開けづらい、開けづらい、ハハ」と笑っています。そういう需要があるのです。構わないでください。
前回の逃走中は「無の空間」という、何も無い真っ白な空間にただ1つ中心にポツンとクローゼットが置かれている部屋が舞台だった。クローゼットの中で体育座りをし、10時間大人しくしていれば「逃走成功!!」と脳に直接伝わりクリアとなる。番組には東国原元知事が2人出演し、2人共クリアした。
テーマ「大会」
鳥取砂丘には地面が蟻塚の様に盛り上がった部分があり、それを上から両手でフンッと押し込んでやると、近くの地面から「新犬(しんいぬ)」が飛び出てくる。新犬は尻尾も脚である為、通常犬より足が早い。そんな新犬の中で最も早い新犬を決める大会が毎年富裕層により埼玉の地下世界で開催されている。
ボクシング大会 審判が私に文句がある様だ。
「今のパンチは自己満でしかないよね〜」
よく分からない。ここは右ストレートで黙らせよう、とその瞬間...
「ア。——」
審判が止まった。
衝撃の事実!
審判はゼンマイ式だった!
なんというか、彼はさしずめ映画「月と骸骨」でいう所の「月」だな。
R-1グランプリ2021は「島流し芸人安田」がトップバッターながら大ウケ、他には「ねんざダメ〜ジ山岡」や優勝候補の「東京ルンペン田端」も大ウケ。そんな中、優勝したのはアマチュア芸人「糞まんだら」。しかし、後日彼の正体は芸歴詐称をしたアニマル梯団コアラ氏だと判明した。
テーマ「貼り紙」
町の掲示板に「10」と書かれた貼り紙が貼られた。その数字は9、8と1日ずつカウントダウンしていった。そして、「2」の貼り紙が貼られた日、突然政府により我々は遠くへ引越す事になった。私はあの貼り紙の真実が気になりYahoo知恵袋で聞いた。返信は1つ、「ガガンボ」。好きな昆虫は聞いていない。
スタンドバイミードラえもん2の貼り紙には催涙効果があり、近くにいると涙が出てきます。そんな貼り紙が壁中に貼られた狭い密室に閉じ込められた人間が泣き叫ぶ様を本来「ドラ泣き」と言うのです。映画を観て「ドラ泣きした〜」とかぬかすのは間違いですから。本物の「ドラ泣き」体験させますよ。
単純に記念で選挙に出るので私の選挙ポスターを近所の壁に貼り付けまくっていたのですが、その際右から、先端がドリルの車がじわりじわりと私の方へ迫ってきて怖かったです。運転手は「すみませんすみません」とずっと謝っていたので、その気持ちを行動に移してよねと思いました。
この最後の投稿が初ベスト3入り+初MVL(1位)になりました。本当にありがとうございます。
続く。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?