清廉潔白な人の話
いやー、ついにオリンピックの開会式でしたね。
それにしても芸人として開会式に関してのニュースがあまりにもショックでnote書いちゃいますよ。
オリンピックの開会式を演出する予定だった元ラーメンズの小林賢太郎さんが、過去のネタで問題発言していたことを理由に解任されたってニュースね。
生まれた時から清廉潔白な人しか認められない時代になってしまったんですね。
それ結局自分の首絞めることになるんじゃないですか?偉い人達。
あまりにもショックで笑ってしまいましたよ。
僕はコントが大好きで、ラーメンズさんとバナナマンさんを教科書にして生きてきました。
だから、僕の意見はもちろん小林賢太郎さんひいきの意見になってしまうと思います。そんな我ながら公平性に欠ける感覚だと理解した上でも、やっぱり意見として残しておきたいのです。
開会式の演出をオファーした方は、今の小林賢太郎さんの世界観や才能にオファーしたんですよね?
過去に問題のある作品を作ったことがあるとしても、それは”今の”小林賢太郎さんを作るうえで必要なプロセスだったんじゃないでしょうか?
表現者というのは、若い内に自分が表現できる色んな可能性を試して自分の世界を広げて行くものだと思います。
その中で「あ、これは違ったな」とか「こういう表現は良くないな」と試行錯誤を繰り返して自分がやるべき表現にたどり着くんだと思うんです。
だから、本人が「間違いだった」と認めている”今”それは本人にとっても『乗り越えた未熟な自分』だったんじゃないでしょうか?
いや、分かんないですけどね。本人ではないので。
でも、一応芸人のはしくれとして思うのは「ネタくらい自由にやらせてくれよ」って話ですよね。
だって本当に思って言ってる事じゃないこともあるんですもの。ネタなんだから。
「それは言い過ぎだろ」ってツッコんでもらうようにわざと思ってもみない事を言い過ぎる事もあるんですもの。ネタだから。
で、その結果思ったよりも言い過ぎちゃってお客さんも引いちゃってめちゃくちゃヤバい空気になったりする事もあるんですよ。ネタだから。
ま、結局なにが言いたいかっていうと。
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