共感性羞恥ってやつ
イキりってキモいですよね
見てて悲しくなっちゃう。
けど、それってもしかして共感性羞恥なんじゃない?と気づいた。
僕は大学デビューだ。
中学はキモオタクで、当時まだ人権を得てなかった初音ミクの歌を学校で熱唱してはキモがられていた。
高校はキョロ充だった。カースト上位に属していたいと思っていたが、別にいてもいなくても良い人間だった。
文章にすると悲しすぎる青春を過ごしていた。
そんな自分を打破しようとアパレルの販売でアルバイトをした。友人にも恵まれ、おかげで「狂人」というポジションを担当した。
なりたかった自分と違う。
結果どうなったか、
「狂人」というネジが外れてる奴が貰える不名誉なポジションに満足し、人を貶める最悪の人間になった。
ジャンルはイキりだと思う。
人として終わってるのである。
ただ2020年、令和の年を迎え26歳、僕もものの分別は着くようになった。大学時代の友人に「丸くなったね」と言われたが、どちらかと言うと「ネジのサイズ適正になったね」が正解だと思う。
そんな26歳の僕は栄とか四日市とかでイキってる奴を見ると、馬鹿にしたくなってしまう。
カナダグースとか着て道の真ん中でゲラゲラ笑ってる金髪を見ると蔑みの笑いが止まらなくなってしまう。
けど心から侮蔑してるわけではない。
恥ずかしいんだ。昔の自分を見てるみたいで。
大声で叫んで存在感を示し、承認欲求を満たそうとしてる自分と重なって見える。
【イキりをバカにするイキり】
それが僕だ。次は【イキリをバカにするイキリをバカにするイキリ】になる。
このループからは逃げられない。
頑張ろう。ニッポン2020
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