09「観客席」を考える
去年の暮に三沢にある寺山修司博物館にいった。
すごい情報量で1日じゃ足りなかった。
でもあの世界観には体力が必要で、見に行った次の日は筋肉痛のような疲労感、連日通うのは無理だ。でも面白かったので、また行きたい。
その日博物館に展示されていた、「観客席」に関する新聞記事に興味を持って、戯曲(↑これに載ってる)を読んだら驚くほどうざかった。(敬意)
状況に対してとことん絡んでいってく姿勢がとてもうるさい(敬意)
もし、観客として鑑賞していたら「鬱陶しいっ!」と、叫びたい(敬意)
そんな「観客席」に敬意を込めてスケッチを描く。
芸術劇場のシアターイーストを想定
客席の段差を延長して、普段舞台として組まれているデッキをとっぱらい、地下まで続く通常の観客席を組んだところに25°回転させて1°傾いた観賞用のひな壇(01劇場を斜めから見る客席)を重ねた(わかるかな?)
いつもの舞台よりなんか狭くてちょっとサイズが合ってない仮設の舞台を設置。
いつもとちょっと違うアピールをしたいので、劇場には合わせないのと、観客席と舞台が 噛み合ってないことで、観客席を悪目立ちさせたい。
↓観客席を無視した感じで舞台のデッキが組まれている。
上から見るとこんな感じ
この舞台に配置したモデル、FAIFAIの山崎にそっくりだ。肩にインコを載せているところや、洋服は一時期着ていたものとほぼ同じで、ちょっとびっくりした。
観客は上手側の扉から入ってくる。観客席は3種類ある。
●通常の観客席は「観客席」これは観客役として絡まれる。
●その他に「傍観者席」として斜めに設置された席がある。(椅子はないから自由に座れる。
●↓最後に「一人用の観客席」が空中に浮いている。(昇降する)
↓中はこんな感じ。正面に1センチの穴がある。
一人用観客席とお揃いで、キャットウォーク床面から1mくらい上。中央より上手よりの劇場の壁に穴(φ20cm)を開けたい。
最後のシーン「上演されなかった劇の劇評」が、壁に開けられた穴から聞こえてくる。観客は、壁に開けられた穴に気がついてちょっと驚く、、様子を想像して楽しい気持ちになったところで、このnoteでの勉強は終わり。
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