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03ソーシャルディスタンスB(お気に召すまま)


KAATの大スタ(21.3mx19m h:8.9m)で、ソーシャルディスタンス(2m)を確保した客席を作るとしたらどんなもんになるかと考えて、まず思いついたのが森みたいな想定。

ということで、シェイクスピアの「お気に召すまま」のセットを想像する。客席は相撲の「升席」のようなもの。1人1.8mx1.8mの領域を用意する。66席用意できる。プラス桟敷席で、100席近くくらいまでいける?

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上から見た感じ。四方カーテンで仕切られてる(別珍のヒダあり)

01説明

役者のではけ口を上下、奥(2方向)に設定。自分的に、奥動線にはロマンがある。奥に消えて行ったり奥から出て来たり、世界に深みが出てくるように感じる。

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横から見るとこう

02素材メモ

素材。だいたい高価なものばかり。高価なものはいい!

「お気に召すまま」は登場人物のロザリンドに3つのレイヤーがあるところが好き。
シェイクスピアの時代は女役は少年がやっていたみたいだけど、その方が成立しそうな気がするから少年がやる想定。
1:ロザリンド(娘)(少年が娘役)
2:ロザリンド(娘)がギャニミード(男)のふりをする(少年がしてる娘役が男のふりをする)
3:納め口上 ロザリンド役をしていた役者(娘役をしている少年が喋る)

1、2は役者がどうにかできるとして、
3の最後の納め口上のとき、
四方囲んでいた重たいカーテンを全部開く(開き方は雑な印象を受ける感じをイメージ)もしくは、幕を落として、
幕の外側にあった裏明かりやバミリ、脱ぎ捨てられた衣装なんかが丸見えなになりたい。

帰り道に、「この世は舞台、人はみな役者」っていうセリフが身にしみることを願う。

客席は手前を高く、奥に行くごとに低した。お客さんが基本、見下ろす感じで見ると、より現実(舞台場で行われていること)から距離を置いていろんなことを俯瞰して見れる方がいまのムードからすると良い気がする。
 舞台とは本来、現実に起こっていることから距離を置いて観察する練習にもなるみたいなことを最近学んだのでそう思った。

観客からの視線

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人を入れて見ると

03イラスト

一番上からは

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こんな感じかな?高いから怖い人はいそう。

森

これは適当に画像を拾って来たものだけど、客席後ろに飾られてる2つの絵は縦線(木の枝)がしっかり見えて、緑もあり、上の方、ほんの少しだけ空か何か白っぽくなってる感じになるとよいかと。艶加工されてて、照明が当たると反射して見えなくなり、当たってないときは見えるみたいな、そう言う意地悪な感じが理想。

以上
反省点、以下
カーテンを書こうとしてトタンみたいになった。布表現のやり方を調べる
人の目線の設定がうまく把握できてない
回転がいつも運任せでイマイチわかってない。
紙くずとかスケッチアップ でかけるようになりたい。

戯曲想定して考える方がずっと楽しいということがわかったと同時に、自分が全然戯曲のこと知らないこともわかった。

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