wikipedia:プテラポゴン・カウデルニィー

飼育する準備と基本的な知識

熱帯系の魚なので冬場、水温を最低でも22度以下にはしないこと。本種を飼育する場合、かなりデリケートなので、気が強い魚や噛み付く魚(スズメダイ類、ハギ類、フグ類など)とは避けて飼育する。また、ハナダイ類を飼育したことがある方は解かると思うが、単独飼育よりは複数飼育が向いている。(この点は、ハナダイ類と似ている。)水槽のサイズは、最低でも60cm水槽が望ましい。飼育する場合は、飼育開始予定日又は、採集予定日より、1週間前に水槽をセットする。(セットするとは、水を水槽に入れ、ろ過装置、水温調整器具をセットし、電源を入れることである。漏電には十分注意すること。)ろ過装置、ヒーター(冬場)、水槽用クーラー(夏場)、殺菌灯などが必要だろう。水は、当たり前だと思うが、海の生物なので人口海水又は天然海水を使う。あと、水温計があると何かと便利だし、安心して楽しめる。

(中略)

いよいよ魚導入

後は、水槽に魚を入れる時だが、他の海水魚や熱帯魚と同様導入前に水温と水質調整を行うこと。早く入れたい気持ちは解かるが、これを怠ると水槽内でショックし、最悪の場合死に至る。だいたい30分ほど入れると良い。(30分は普通より長めだと思うかもしれないが、デリケートな魚なので長めにやることをお勧めとする。)この作業が出来たら早速水槽へとなるが、網で追い回したり、掬ったりしないこと。(スレの原因になる。)必ず、小型のプラケースで水ごと掬い少しずつ水を捨てる。(この場合全ての水は捨てないこと、魚が水に浸かる程度は残す。)そしてこのまま水槽へ。(若干元の海水が入るが魚がスレるよりはマシなので入ってしまってもかまわないが、薬が入っている場合は新鮮な水に魚を移してからこの作業をする。この場合は、網でスレないように注意して移動する。)

プテラポゴン・カウデルニィー

※wikipediaには辞典の枠を大きく超え(というか辞典の項目を書こうという気は毛頭ないと思われる)「マニアによるアドバイス」系というジャンルが存在する(一般の人は見ないような特殊な項目に多く見られます)。これもその一つで、引用した部分以外にも、「ああ、この人はwikipediaの書き手としては間違ってるけど、とても親切な人だな」と感じさせる温かさが随所に含まれていて好感が持てます。

サポートありがとうございます。受け取り金額が2500円になったら、カナダ産小麦粉10kg袋を買うつもりです。半年ぶんのパンが焼けます。