手計算でコロナを考える20年6月12日の朝

思い立ったので、手を動かしてみました。
一つ一つの数字はすごく重いという大前提に立ちつつ、今日はひとまず掛け算と割り算をつかって考えてみたいと思います。

■総人口
125,900,000 (総務省統計局)

■日本の感染者数
17,292
対総人口比率 0.0137% 100万人あたり 137

■日本の死亡者数
920
対総人口比率 0.0007% 100万人あたり 7

■日本の感染者死亡率
死亡者数/感染者数 5.32%
(以上 2020年6月11日、参考:Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE , WHO, 厚生労働省, 総務省統計局)

ここで我が岩手県を考えてみます。
■岩手県総人口 1,229,000 (19年6月1日時点)

上の比率をあてはめると
感染者数 169 死亡者数 9
くらいの数字になるはずです。

ところが岩手県は、実態としては認知数ベースですが、
感染者数 0  死亡者数 0

です。

ちなみに、厚生労働省の統計に主要死因別にみた10万人単位の死亡率(2018年)があったという記事がありましたので、10を掛けて上記に単位をあわせて100万人単位の死亡率で見てみると以下の通りになります。

悪性新生物 3,007
心疾患 1,676
老衰 882
脳血管疾患 871
肺炎 762
不慮の事故 332
自殺 161
肝疾患 139
結核 18
熱中症 13
【参考】新型コロナ 7

尚、上記の悪性新生物とはコモドドラゴンとかではなく癌とのことです。

上記のようなざっくりとした計算でも示されている通り、人口×感染率で考えれば、人口が多い大都市圏に感染者が多く出るのはあたりまえです。

加えて、クラスターという形で広がっていく感染症は出た場所と出なかった場所での患者数の偏りも大きい。つまり一律に率をあてはめられない前提があります。

それらの前提を踏まえつつも、これらの数字という視点から新型コロナウィルスについて考えたとき何を感じるか、というところかと思います。

もちろん、注意するに越したことは無いわけです。しかし、最近、気温も上がってきてマスクの常時着用だとむしろ熱中症の方が危ない、そのように感じています。(2018年度ベース 1,581人 100万人あたり13人)

お亡くなりになった岡江さんのように癌の治療をしていたりして免疫力が落ちているときに罹患した際には死亡リスクも大きく高まる、そういう意味では、細心の注意を払いながら生活を続けなければならない方々が少なからずいるという事実も忘れてはならない事だと思います。

一人の軽率な行動が他の人の生命を脅かす可能性がある。一方で、新型コロナウィルスを原因とした経済的な停滞、混乱、そこから起きる様々なことも容易に予想できる。

人間が生きていく以上、リスクはゼロにはできないと考えています。また、これも重要なことですがリスクは併存する。つまり、新型コロナのリスクと、経済リスクは、併存している、という事をまずは認識する事、それを真正面から受け止めた上で、これらのリスクを極力下げコントロールしていくという事が求められています。

難しいですが皆でやるしかない、そんなことを考える20年6月12日の朝。

<参考リンク>
〇総務省統計局
https://www.stat.go.jp/data/jinsui/new.html

〇新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の最新情報まとめ:患者数(感染者数)、死亡者数、気をつけるべき点など(2020年6月11日更新) | MEDLEYニュース
https://medley.life/news/5e390f2d6158e140a8122862/

〇新型コロナウイルス-google提供のダッシュボード
https://bit.ly/2MS0wiA

〇主な死因別の死亡率の変化をさぐる(2019年公開版)(不破雷蔵) - 個人 - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/byline/fuwaraizo/20191216-00153859/

〇コロナと熱中症の二重苦襲来で考える、嫌われないマスクの外し方 | 今週もナナメに考えた 鈴木貴博 | ダイヤモンド・オンライン
https://diamond.jp/articles/-/240002今日思い立ったので、手を動かしてみました。
一つ一つの数字はすごく重いという大前提に立ちつつ、今日はひとまず掛け算と割り算をつかって考えてみたいと思います。

■総人口
125,900,000 (総務省統計局)

■日本の感染者数
17,292
対総人口比率 0.0137% 100万人あたり 137

■日本の死亡者数
920
対総人口比率 0.0007% 100万人あたり 7

■日本の感染者死亡率
死亡者数/感染者数 5.32%
(以上 2020年6月11日、参考:Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE , WHO, 厚生労働省, 総務省統計局)

ここで我が岩手県を考えてみます。
■岩手県総人口 1,229,000 (19年6月1日時点)

上の比率をあてはめると
感染者数 169 死亡者数 9
くらいの数字になるはずです。

ところが岩手県は、実態としては認知数ベースですが、
感染者数 0  死亡者数 0

です。

ちなみに、主要死因別にみた10万人単位の死亡率(2018年)があったので、10を掛けて上記に単位をあわせて100万人単位の死亡率で見てみると以下の通り。

悪性新生物 3,007
心疾患 1,676
老衰 882
脳血管疾患 871
肺炎 762
不慮の事故 332
自殺 161
肝疾患 139
結核 18
新型コロナ 7

上記のようなざっくりとした計算でも示されている通り、人口×感染率で考えれば、人口が多い大都市圏に感染者が多く出るのはあたりまえです。

加えて、クラスターという形で広がっていく感染症は出た場所と出なかった場所での患者数の偏りも大きい。つまり一律に率をあてはめられない前提があります。

それらの前提を踏まえつつも、これらの数字という視点から新型コロナウィルスについて考えたとき何を感じるか、というところかと思います。

もちろん、注意するに越したことは無いわけです。しかし、最近、気温も上がってきてマスクの常時着用だとむしろ熱中症の方が危ない、そのように感じています。
お亡くなりになった岡江さんのように癌の治療をしていたりして免疫力が落ちているときに罹患した際には死亡リスクも大きく高まる、そういう意味では、細心の注意を払いながら生活を続けなければならない方々が少なからずいるという事実も忘れてはならない事だと思います。

一人の軽率な行動が他の人の生命を脅かす可能性がある。一方で、新型コロナウィルスを原因とした経済的な停滞、混乱、そこから起きる様々なことも容易に予想できる。

人間が生きていく以上、リスクはゼロにはできないと考えています。また、これも重要なことですがリスクは併存する。つまり、新型コロナのリスクと、経済リスクは、併存している、という事をまずは認識する事、それを真正面から受け止めた上で、これらのリスクを極力下げコントロールしていくという事が求められています。

難しいですが皆でやるしかない、そんなことを考える20年6月12日の朝。

<参考リンク>
〇総務省統計局
https://www.stat.go.jp/data/jinsui/new.html

〇新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の最新情報まとめ:患者数(感染者数)、死亡者数、気をつけるべき点など(2020年6月11日更新) | MEDLEYニュース
https://medley.life/news/5e390f2d6158e140a8122862/

〇新型コロナウイルス-google提供のダッシュボード
https://bit.ly/2MS0wiA

〇主な死因別の死亡率の変化をさぐる(2019年公開版)(不破雷蔵) - 個人 - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/byline/fuwaraizo/20191216-00153859/今日思い立ったので、手を動かしてみました。
一つ一つの数字はすごく重いという大前提に立ちつつ、今日はひとまず掛け算と割り算をつかって考えてみたいと思います。

■総人口
125,900,000 (総務省統計局)

■日本の感染者数
17,292
対総人口比率 0.0137% 100万人あたり 137

■日本の死亡者数
920
対総人口比率 0.0007% 100万人あたり 7

■日本の感染者死亡率
死亡者数/感染者数 5.32%
(以上 2020年6月11日、参考:Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE , WHO, 厚生労働省, 総務省統計局)

ここで我が岩手県を考えてみます。
■岩手県総人口 1,229,000 (19年6月1日時点)

上の比率をあてはめると
感染者数 169 死亡者数 9
くらいの数字になるはずです。

ところが岩手県は、実態としては認知数ベースですが、
感染者数 0  死亡者数 0

です。

上記のようなざっくりとした計算でも示されている通り、人口×感染率で考えれば、人口が多い大都市圏に感染者が多く出るのはあたりまえです。

加えて、クラスターという形で広がっていく感染症は出た場所と出なかった場所での患者数の偏りも大きい。つまり一律に率をあてはめられない前提があります。

それらの前提を踏まえつつも、これらの数字という視点から新型コロナウィルスについて考えたとき何を感じるか、というところかと思います。

もちろん、注意するに越したことは無いわけです。しかし、最近、気温も上がってきてマスクの常時着用だとむしろ熱中症の方が危ない、そのように感じています。
お亡くなりになった岡江さんのように癌の治療をしていたりして免疫力が落ちているときに罹患した際には死亡リスクも大きく高まる、そういう意味では、細心の注意を払いながら生活を続けなければならない方々が少なからずいるという事実も忘れてはならない事だと思います。

一人の軽率な行動が他の人の生命を脅かす可能性がある。一方で、新型コロナウィルスを原因とした経済的な停滞、混乱、そこから起きる様々なことも容易に予想できる。

人間が生きていく以上、リスクはゼロにはできないと考えています。また、これも重要なことですがリスクは併存する。つまり、新型コロナのリスクと、経済リスクは、併存している、という事をまずは認識する事、それを真正面から受け止めた上で、これらのリスクを極力下げコントロールしていくという事が求められています。

難しいですが皆でやるしかない、そんなことを考える20年6月12日の朝。

<参考リンク>
〇総務省統計局
https://www.stat.go.jp/data/jinsui/new.html

〇新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の最新情報まとめ:患者数(感染者数)、死亡者数、気をつけるべき点など(2020年6月11日更新) | MEDLEYニュース
https://medley.life/news/5e390f2d6158e140a8122862/

〇新型コロナウイルス-google提供のダッシュボード
https://bit.ly/2MS0wiA

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