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RE_PRAY:ツアー終了雑感

3ヶ所6公演の文字通り単独ツアー、先日無事完走されました。
このツアーの最中は何か実にいろんなことが起きて、選手はもちろん大変だったと思うけどファンのほうも地震の被害にあった友がいたし、コロナ食らって佐賀へ行けなくなった友もいた。身内を亡くした友もいたし、私もまた40代の従兄弟を失った。そう書いても4行にしかならないけど感情は4万字でも語れないほどみんないろいろあったよね。それらまるごと含めてお疲れ様でした!!!!この先もまた踏ん張っていきましょう!!!

…いきなり完結しそうになりましたが、今回の目的は佐賀と横浜、現地ではなかったふたつの公演を見て思ったり感じたりしたことを備忘録的に。丼垢のほうではリアタイで書き散らかしているけどあとで検索するのが大変なので(ぜんたいSNSはそういうの弱いよね)ここに清書する。


佐賀公演はライブビューイング、横浜千秋楽は仕事がやばすぎてやばかったのでLVは諦め自宅で録画ビューイング。LVは出来たばかりのTOHOシネマズすすきの、プレミアムシアター。画面もでかいし音もいいしLVには最適なハコですね。この先も全部ここで見たい…メガロヴァニアの音無しパートも氷を削るすごい音が聞こえてきてましたよ。録画を改めたらそれがどこか分からなかった、というほど映画館で聞く音はよかった。

録画を何度も見てるのに普通に緊迫感を以て見られる不思議。現地だと俯瞰したいから遠い席派なんで表情とかはほぼ見られないので、表情がよく見られる中継はそれはそれでとても有り難いし楽しめる。そして自宅は自宅で一人で集中して見られるのでそれもそれでよい。どこで見ても勝利だ。

そして中継カメラそれ自体も、毎回見せ方切り取り方を変えてきていて、同じショーなのに毎回違った角度から見ることができて、どれも一発勝負の中継でそこまで見せてもらえて本当に有り難いなと思いました。

映像パートも、場内で映像が流れているスクリーンを色んな角度から映して飽きさせないなあって思ってたんだけど、MEGALOVANIAの前のゲームの世界に落ちて戦うパートだけは「現地からの中継映像(画面の下に常にリンクの端が映っている)」じゃなくて「映像そのもの(リンクが映っていない)」に切り替えて、見ている側をもゲームの世界に引き込む演出にしてた。これ逆に現地じゃわからない、スクリーン(配信・中継)で見てる人達を意識して作られているんだろうなと気づいて、こんな有り難いことないなとも思った。

それと横浜のメガロヴァニアの天カメも効果的だったなと。プロジェクションマッピングの渦の中心に向かっていくところを真上から見る。プロジェクションマッピングの映像とタイミングと場所を合致させる能力が選手と中継カメラ陣の両方にあって初めて出来ることで。それも素晴らしかった。

公演の回を重ねることで表現もどんどん深化、最終日の前半パートと後半パートの対比たるや。
前半は鋼のように固くて冷たくて、何もかも弾いてしまう。「あんなにたくさんの人に囲まれているのに誰も見ていない目」で。
後半は綿のように柔らかくてあたたかくて、何もかも包み込んでしまう。「そこにいない人まで見てる目」で。
演技もそれに合わせて動きそのものが違っている。
人類こんなことが出来るのか…
阿修羅ちゃんなんか本当に皮肉の塊だなと。周囲が熱狂すればするほど、どんどん溝が広がっていくようで。客の反応が演出のひとつにすらなってる。

競技会を退いても、ジャンプは大きな存在で且つアイデンティティなんだなって思った。プロになったから難しいジャンプは挑まない、のではなくて、プロになったからこそ「難しいジャンプを含めて」「自由に演じたい」。それが彼のアスリートである所以であり、クリエイターでもあると感じる所以。
ノーミスの破滅は過去の競技会のノーミスと同じように大切にしていくよ。点数は私が3億点あげよう。「ノーミスであなたが喜んでいるのがうれしいのです」といつも思うのだけど、全く同じことを選手からも言われそうなのが草。


冒頭にも書きましたが、11月のツアー開始以降謎にいろんなことがありましたし、ニュースサイトの一行の見出しだけで胸の神経痛が痛むようなことが何度もありました。たぶんみんなそうだと思いますが。

時代を担った選手達は、そのキャリアが「終盤と見做されると」過去に追いやろうとする逆風とも戦うことになる。若い世代、次世代の輝きに私達は簡単に目を奪われる。「もう衰えたよね」「次の若い子たちが」、そうした世代交代、年相応という尤もらしい常識は、けれど選手達の常識ではなくて。第三者が押し付けるべきものでもなくて。

https://note.com/sasakei_31/n/nee7f0dd823df

昨日W杯ジャンプのことを書きながら此方のことも考えていました。ノリアキ・カサイの輝きとユヅル・ハニュウの輝きは私の中でとても近いものがあった。勝ちたいからやる、やりたいからやる。そういう姿勢。
あの全力の、選手時代と変わらない闘志を目の当たりにした私(達)はとても幸せだと思いました。
ありがたいな~って何度でも書かさるわ。選手が何度も言ってたようにね。

(…感想をちょっとまとめようとしたら軽々と2千字越えていくのでつくづく140文字の世界に向いてないという再認識)(再認識して締まらないままこの項 了)(つぎはnotteです!)(その前にJリーグ開幕するわアワワワ)


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