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2023新語・流行語大賞予想

 たびねり先生、初のnote投稿になります。

 10月になりました。みなさんいかがお過ごしでしょうか。私が毎年楽しみにしている「ユーキャン新語・流行語大賞」の予想をしてみたいと思います。

 ユーキャン新語・流行語大賞は、「現代用語の基礎知識」で知られる出版社・自由国民社が毎年12月に発表する、今年の大流行した言葉やものを選び、年間大賞とトップテンでそのことばに関わった人に授賞する賞のことです。授賞式は毎年12月1日(土日の場合は翌日)に行われます。年間大賞やトップテンの候補は、毎年11月上旬に「ノミネート」という形で公表されます。1984年に第一回が開催され、今年で39回目となります。ノミネートは毎年30語選ばれます。2011年までは60語、2015年までは50語でしたが、2016年以降は30に減らされています。
 ノミネート語は政治、社会、文化、芸能、スポーツ、国際などからバランスよく選ばれます。ただし、スポーツ関係は選考委員のやくみつるが野球好き(ベイスターズファン)であるため、野球関係の言葉がノミネートされることが多いです。政治の言葉も2015年までは多かったですが、同年のノミネート語が「アベ政治を許さない」「自民党感じ悪いよね」など偏った考えの言葉が多かったことから、16年以降少なくなりました。
 選考委員
姜尚中(東京大学名誉教授 政治思想学者)
金田一秀穂(杏林大学教授 言語学者 国語辞典作者として知られる金田一京助の孫)
辛酸なめ子(漫画家・コラムニスト)
俵万智(歌人 サラダ記念日が有名)
室井滋(女優・エッセイスト)
やくみつる(漫画家)
大塚陽子(『現代用語の基礎知識』編集長
 

 それではノミネート語を予想したいと思います。それぞれ私の選考理由と言葉の解説付きです。⭕️はノミネートがほぼ間違いないと思う言葉です。

ノミネート予想(50音順)
1 ) アカツキジャパン
 バスケ男子日本代表のこと。8月に沖縄で開かれたW杯で日本は目覚ましい活躍を見せた。五輪なんてほぼ出れず、自国枠がある東京五輪でも全く活躍できなかったアカツキジャバンが破竹の勝利をつなぎ、自力でパリ五輪をつかんだ戦いぶりに、多くの国民が感動したことでしょう。

2 ) 憧れるのをやめましょう⭕️
 WBC決勝直前に大谷翔平選手が言った言葉。トラウトなどMLBの大スターが揃うアメリカ代表と戦うのを前に、大谷は「(トラウトなど)憧れてしまっては超えられないので、僕らは今日超えるために、トップになるために来たので。今日一日だけは彼らへの憧れを捨てて、勝つことだけ考えていきましょう」と勝つことを考えよと仲間に言った。その言葉を胸に侍の底力を見せ、決勝で勝利した日本が優勝した。

3 ) 新しい学校のリーダーズ
 4人組ダンスボーカルユニット。10代の間で絶大的な人気を誇る。代表曲『オトナブルー』の首振りダンスがtiktokでバズった。

4 ) アレ⭕️
 阪神ファンの間で、優勝を指す隠語のこと。岡田監督が就任会見で「アレを目指しますよ」と語り、ファンの間でも広まった。球団の今年のスローガン「A!R!E」にもなった。チームは6月までDeNAの首位を許すも、7月から急浮上、その後も破竹の勝利を重ね、ついに9月14日、18年ぶりの「アレ」を達成した。
 私自身8月まではWBC関連が年間大賞だと予想していたが、これほどまで阪神のアレフィーバーがマスコミで報道されたことから、こちらが年間大賞の可能性が高い。やくみつるとしても「アレ」を選んで岡田監督を「アレ」させるであろう。

5 ) 異次元の少子化対策⭕️
 岸田首相が今年元日の年頭会見で語った少子化対策のこと。具体的には1)児童手当の拡充、2)学童保育の拡充、3)働き方改革の推進である。

6 ) イーロンショック(X)
 2023年7月に発生したTwitter(現X)の混乱のこと。X社CEOのイーロンマスクが突然厳しいAPI制限を課し、ほとんどTLが読み込めなくなりXが主流SNSである日本では大混乱となった。

7 ) インクルーシブ(社会)
 インクルーシブとは、「全てを包み込む」という意味で、インクルーシブ社会とは、性別や性的指向、人種、障害の有無などの垣根なく全ての人が生きられる社会のこと。教育の現場でもインクルーシブの考えが広まりつつある。

8 ) n分n乗方式
 個人単位ではなく世帯単位で課税する方式のこと。課税所得金額を世帯の人数に応じた数字Nで割り、それに数字Nをかけたものが課税金額となる。所得金額が多いほど課税額が増える累進課税方式が採用される日本で、N分N乗方式であれば世帯人数が多いほど課税額が少なくなるため、岸田首相が少子化対策の一環として検討している。

9 ) 推しの子⭕️
 赤坂アカによるマンガとそれを原作にしたアニメのこと。アニメそのものと主題歌であるYOASOBIの「アイドル」は大流行した。

10 ) 蛙化現象⭕️
 本来は「好意を持つ相手が自分に好意を持っているとわかると冷めてしまう現象」のことを言うが、「好きだった相手の嫌なところを見て幻滅すること」という風に若者の間で意味が変わってしまった。若者の間でこの言葉が多く使われるようになり、マスコミにも多数取り上げられた。
トップテンはほぼ確実と思われる。受賞者は精神科医と予想

11 ) カスハラ
 カスタマーハラスメントの略で、客による店員への過剰な要求のこと。何年も前から社会問題になっているが未だにノミネートすらされてない。



12 ) 消しゴムマジック
 Google ピクセルに搭載された写真から特定の人や物を消してしまう加工ができる機能のこと。フワちゃんが登場するCMで一躍有名になった。

13 ) こどもまんなか社会⭕️
 こども家庭庁が目指す、子どもの権利や福祉を向上させた子ども主役の社会のこと。こども家庭庁のスローガンでもある。

14 ) 5類移行
 2023年5月、新型コロナウイルス感染症が2類から5類に引き下げられたことによって、マスク着用の推進など感染対策が全て廃止された。コロナ禍は終わったと言える。


15 ) タイパ⭕️
 タイムパフォーマンスの略。時間対効果でかかった時間に対する効果を表す。少ない時間で最大限の満足を得ることが目的。最近の若者はタイパ重視で物事を選びがちといえる。具体例として動画の倍速再生など。
 ノミネートはほぼ確実、トップテンもワンチャンありうる。受賞者はPR TIMESあたりか?

16 ) ちいかわ⭕️
 ナガノによる漫画作品。ちいさくてなんかかわいいやつ、通称ちいかわが送る楽しくてちょっぴり切ない物語。その愛くるしさとドジさが若者を中心に絶大的な人気となった。

17 ) Chat GPT/文章生成AI ⭕️
 AIの一種であるChatGPTは、OpenAIが開発した文書生成型のモデルである。与えられたテキストの文脈に基づいて応答を生成することができる。大量のデータセットを学習し、さまざまなトピックに関する知識を持っており、それを活用して文章を生成することができるChatGPTの活用例はカスタマーサポートの自動化、文章の要約、翻訳、生成などである。ただし、あくまで機械学習モデルであり、時には誤った情報を生成することもあるので注意が必要。

以上の文章はchat gptに書かせてみた。トップテンに選ばれたら流行語大賞公式HPのchat gpt/文書生成AIの解説文もchat gptに書かせるのでは?

18 ) デジタルトランスフォーメーション(DX)⭕️
 企業がデジタル技術を活用して、業務プロセスを改善するだけでなく、制度やサービスにおいて競争上有利に立つような変革を行うこと。web会議や決裁のペーパレース化などがある。

19 ) 東急歌舞伎町タワー
 東京新宿区に4月に開業したビルのこと。舞台ホールや飲食店が入る。性別に関わらず利用できるジェンダーレストイレが設置されたが、性犯罪を助長すると批判を受けすぐに男女別に改装された。

20 ) なぁぜなぁぜ⭕️
 自分が疑問に思っていることを可愛らしい表情で「なぁぜなぁぜと言うこと。JKを中心に流行。元ネタはFRUITS ZIPPERというアイドルの曲「ハピチョコ」の歌詞「なぁになぁに」をtiktokerの桃園ありさ氏が「なぁぜなぁぜ」と改変したのが始まり。JK言葉であったがなぜかおじさんにも広まっていった…なぁぜなぁぜ?

21 日本版DBS
 性犯罪を犯した人が子どもに関わる職業につけないように、データベースに登録し人事が照会できるようにするシステムのこと。対象をめぐり自民党内でコンセンサスを得られなかったため、今年秋の臨時国会への関連法案提出は断念された。

22 ) ヌートバー/ヌー!/ペッパーミル/たっちゃん⭕️
 WBC日本代表に選ばれた、日系アメリカ人のラーズ・ヌードバー選手言葉。ペッパーミルとは彼のパフォーマンスのこと。その名の通り、胡椒を絞る道具に模したパフォーマンスを行った。日の丸を背負いスーパーキャッチで世界に立ち向かい、大和魂を見せてくれた戦う侍の姿に多くの国民が感動した。

23 ) 反撃能力⭕️
 弾道ミサイルの脅威を未然に防ぐため、自国が攻撃を受けてなくても敵国に対し直接攻撃行為ができること。「敵基地攻撃能力」と呼ばれていたが、左派からの反発を和らげるために自民党内でこの名称に変更した。すでに反撃能力は合憲と解釈する方針が閣議決定され、あとは自衛隊法等の改正を待つのみとなっている。

24 ) ひき肉です
 中学生youtuberグループ「ちょんまげ小僧」のメンバー、ひき肉のあいさつのこと。そのテンションの高さ、声の甲高さ、リズムの良さが話題となり、子どもたちの間で大流行した。


25 ) be real
 若者を中心に流行している写真共有SNSのこと。

26 ) 物流危機/2024年問題⭕️
 2024年4月から運転士、ドライバー職にも残業規制が導入されるため、バスの本数が確保できなくなったり、トラック輸送が供給不足に陥るのではないかと予測される問題。私たちにできることは再配達を減らすように置き配や宅配ボックの利用を心がけることである。

27 ) みそきん
 youtuberヒカキン氏が日清とコラボしたカップ味噌ラーメンのこと。5月に発売されるとすぐ売り切れた。当初一度だけの生産を予定していたが、交渉の結果8月に再販されることとなった。

28 ) 闇バイト⭕️
 「高額な報酬を簡単に稼げる」と人を釣り、実際には詐欺、強盗などの実行犯という犯罪行為をやらされるバイトのこと。お金に困る若者が手を染め、警察に逮捕される事案が続出し社会問題となっている。今年1月に狛江で発生した強盗殺人事件で広く社会にしられるようになった。

ノミネートはほぼ確、トップテン入りしたら新聞記者が受賞すると予想(いちばん報道していた読売新聞かな)

29 ) ワグネル/民間軍事会社
 ワグネルとはロシアサンクトペテルブルクの民間軍事会社。民間軍事会社とは直接戦闘、警備などを国家から委託されて行う企業のこと。ロシアによるウクライナ侵略が続く中、今年6月、ワグネルの代表プリコジン氏はロシア政府に対し武装蜂起を宣言したが、すぐに停戦合意が成立したため、大きな戦闘は回避された。

30 ) VIVANT
 TBS「日曜劇場」で放送されたドラマ。初回放送までストーリーや役柄を明かさない方法で視聴者を惹きつけ、大きな反響を呼んだ。


以上です。いかがだったでしょうか。11月にノミネート語が発表されたら答え合わせとトップテン予想をやりたいと思います。ノミネート語でなにか意見あればコメント欄にお書きください。(お笑いや芸能関係は疎いので誰かアドバイスを)

2023年10月8日製作 たびねり @sasaide_bp

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