水族館で宇宙食買ったので、食レポします

2019年のGWは水族館に行ってきました。10連休の真っ最中に出かけたサンシャイン水族館は雨にもかかわらずそこそこの人入りで賑わっていて、私はと言うと、水槽に張り付いたタコの異常なデカさに1人でウケていたり、雨の中傘をさしてペンギンを見る人々の密集を見て、そこまでして見たいか？ペンギン…と思うなどをしていました。はちゃめちゃに楽しかったです。

水族館のお土産と言ったら何が思いつくでしょうか。
だいたいそういったコーナーに並んでいるのは海洋生物のキーホルダーやぬいぐるみ、あるいはお饅頭や煎餅などのお菓子もありますね。　　　　　　　　　サンシャイン水族館のお土産コーナーも御多分に洩れずそのようなサムシングが陳列されていましたが、私はとにかく子供の頃から「土産選びをウケの良さで選ぼうとした結果迷走しまくって全く関係ないものを買ってくる天才」だったので、悩んだ挙句水族館の土産コーナーを全てスルーし、あろうことかその隣のプラネタリウムコーナーに売っていた「宇宙食」を今回のベスト・オブ・お土産に選出してしまいました。
なんで？人生ってうまくいかないね。

とはいえ買ってしまったものはしょうがない。ということで、私が水族館の帰りに血迷って買ってきた怪しげな宇宙食たちの食レポを今回NOTEに記帳したいと思います。良い加減これに懲りてまともに買い物ができるセンスを身に付けたいですね。

プリン

安易に宇宙食っぽい黒くててらてらしたパッケージに入っているのは、
「プリン味」「チョコレートケーキ味」「バニラアイス味」「エビピラフ味」「たこ焼き味」の5種類。食べた順にレポっていきます。ということでまずは「プリン」の食レポです。

こちらがそのパッケージ（開封済み）。みんなこんな感じのてらてらした真空パックに宇宙っぽい人工物の写真が貼られてます。どことなく胡散臭い装飾ですが、デザインに文句言ってもしょうがないですね。

見た目

パッケージを開封すると、中身はこんな感じ。袋からそのままサイコロ型の固形物が出てきました。ふわりと漂う甘い匂いが、プリンの匂いっぽいといえばそうかも？でも見た目は全くプリンではないですね。レーション？

手に持つととても軽い。すごく甘い匂いがする。よく見ると麩菓子みたいに何層にもなって固まったスポンジのような造形をしています。店で手に取った時点で明らかにプリンの軽さじゃないだろと思ったらやっぱり圧縮したカップ麺のかやくみたいなのが出てきましたね。固形プリンだ…。

実食

実食です。一口サクリといったとたん、口に広がる食感は麩菓子を彷彿とさせます。もう麩菓子でいいんじゃない？プリン味の…。サクッとした軽い食感のあと口の中でしゅわっと身が溶けてゲル状になるから、麩菓子よりわたがしの方が感覚が近いかも。あるいは、プリンが凝縮されてミルフィーユになったみたいな感じ。パッケージに「甘さ控えめ」って書いてあるけどそんなことなくゲロ甘いです。味覚の基準アメリカなのか？溶けたプリンが歯に挟まるのできになる。半分食べて断面を撮ろうとした時気が付きましたが、一口に食べないとプリンの破片がポロポロ下に落ちるのでたいへんだった。

評価　見た目：★★★☆☆　味食感：★★★☆☆

備考：評価は個人的なものなので真に受けないで下さい。

チョコレートケーキ

次はチョコケーキにいきます。パケ写は宇宙飛行士。この写真てNASAのホームページとかから持って来た写真なんだろうか？先ほどのプリンを標準とすると、甘ったるいスナック菓子みたいなものが来るのかな？と予想。

見た目

開封〜〜！一目見て「ウエハースか？」と思うような見た目　今度は直じゃなくパック入りで、しかもよくケーキの下にひいてある白い紙と透明のシートが巻いてあります。職人の拘りですね。

よく見るとケーキはスポンジとチョコクリームの二つの層に分かれてます。これはすごい。ほんとうにチョコケーキだ。

実食

見た目よりも脆いらしく、砂糖和菓子みたいな、軽く歯が食い込んだら一気にボロっと割れる謎食感です。さっきのプリンよりこぼれやすいですね。
味はびっくりするほど忠実なチョコケーキ。ココアパウダーもかかってるらしく、ケーキらしいスポンジの舌触りとか濃厚なチョコクリームの味がちゃんとします。例えるならチョコパイを乾燥させたような味。バレンタインにこのチョコケーキ貰っても違和感ないくらい美味しく食べれます。でも水に触れたらしっかりチョコが溶けて汚れるので、しめった手で持ったら指にチョコがつきます。形が崩れやすいのでパックの上で食べましょう。

評価　見た目：★★★★☆　味食感：★★★★☆

備考：一口で食べるにはデカすぎるし、崩れやすいので皿を用意しよう

バニラアイス

先に記述しますが、こいつが中々な曲者でした。甘いもの三連続で食べるもんじゃあないですね。

見た目

今度は小袋に入って出て来た。段々防御力が増してきている。

こちらが袋の中身です。練乳の匂いがする謎の白い板ですね。気をつけてもこぼれるもんはこぼれるので、いい加減下にティッシュをひくことを覚えました。乾燥食品な時点でアイスではないですが、多分プリンの時みたいに妙に味が濃くて口の中でゲル状にとける固形が出てくるのかな？と予想してます。表面は粉が吹いてますね。ますますアイスから遠のいている…。手に持った感覚は完全に発泡スチロール。こういう和菓子あるよね。

実食

甘ッ！！！！なんですかねこれは、ただの一口で目ん玉ひん剥いてしまった。これ一個食べただけで糖尿病になれるレベルの甘さと濃さ！個人的には口に合わないですが、アメリカンでジャンキーなくどい甘さが好みの人には合うかもしれません。バニラアイス感はそんなになく、バニラの味がする圧縮した麩菓子って感じです。舌を置いただけで表面からジワッ…と舌の水分が吸い取られるくらいの吸水性で、口どけの感覚はプリンとほぼ同じだけど、プリンよりバニラの方が硬い質感でパサパサしてます。味の再現度はイマイチですね。バニラではなく、プリンに砂糖をたくさん混ぜて水分を抜いたみたいな味がします。劇薬だよ。甘すぎてちょっと喉がイガイガするので2個は食べれないですね。あととにかく水が欲しいです。

評価　見た目：★★★☆☆　味食感：★☆☆☆☆

備考：恐ろしい甘さ。水無しでは食べれない

〜インターバル〜

ここで少し舌休めします。舌をバグらせないために最初に甘い系のものを食べたのは正解でしたね。最後のバニラアイスのパンチがすごく、あのあと一切甘いものが食べられなくなるくらいの糖度だったのでバニラを最後にしたのはナイス采配でした。残りはあと２つです。

エビピラフ

降るとシャカシャカと音がするので、多分乾燥させた米的な小粒の何かが入ってるのだろうなと予想。

見た目

即席乾燥チャーハンみたいなものが袋に直に入っています。皿がなければ袋からそのまま食べましょう。中身をよく観察すると、米以外にも乾燥エビや乾燥野菜（おそらく人参）っぽいものが入ってます。細かく刻んだネギも入ってた。まんま乾燥ピラフです。お湯で戻せるかもしれない。

味食感

中身がただの乾燥エビピラフなので当然エビピラフの味がします。さもありなん…ただ塩気がとても濃いのと、意外と量が多いので完食が辛かったです。せっかくのエビやニンジンも味があまりせず、ひらすら塩気の濃いピラフの味だけが前に出ているためちょっと食傷気味。水がほしくなる（2回目）。エビピラフが食べたい人は素直に冷凍エビピラフをチンして食べた方がおいしいし健康にもいいのでそうした方がいいですね。元も子もないですが…。

評価　見た目：★★☆☆☆　味食感：★☆☆☆☆

備考：正味ほんとうに完食が辛い……………………

たこ焼き

2連続でバニラとエビピラフに味覚を破壊されて露骨にモチベーションが下がっていますが、ラストにたこ焼きが残っています。果たして一番味の想像がつかないたこ焼きを最後に回したことが、吉と出るのか凶と出るのか…。

見た目

えっ…………？

成る程........

たこ焼きの形をしたスナック菓子みたいだ………。

………。

.............…（半分に割る）

あっ　ちゃんとタコ入ってる

実食

たこ焼きでした。

評価　見た目：★★★★★　味食感：★★★★★

たこ焼き再現度：★★★★★★★★★★

備考：あと五個は食える