丸つけ界王拳/得点速記法
丸つけ界王拳とは?
さて、今回は先日のテスト最強メソッドの記事で触れた丸つけ界王拳についてです。
やり方はシンプルで
正解→・ 間違え→✔️
とするだけです。
動画で見るとこうなります。
この時、丸つけの速度を上げるためのポイントは、
一つ先の問題の正誤を脳内で判別しながら、一問遅れで・か✔️をつけることです。
一見難しそうに見えますが、慣れると結構簡単にできるようになります。
この方法が最大火力を発揮するのは、漢字50問テスト等、問題がシンプルで数が多いテストやプリントの時です。ちなみに、問題数が少ない場合はそんなにメリットが大きくないので通常の丸つけでもいいと思います。
丸つけ界王拳のメリット(子ども目線)
【すぐにテストが返ってくる】
漢字って、クラス全体で頑張るぞという雰囲気になると、スポーツ化してきます。
「今回満点かなぁ」とドキドキしている子もいるでしょう。そのドキドキのまますぐに返却し結果を見ることで、喜びや悔しさをその熱量のまま子どもたちは受け取ることができます。
鉄は熱いうちに打て
と言うよう
テストは熱いうちに返せ
なのです。
【見やすい】
満点やそれに近い場合なら大丈夫なのですが、間違いの数が多い場合、丸やペケが入り混じり、その上で再度直しがあったりすると、もはやテスト用紙がグチャグチャになってしまい、どこを間違えたのか分からなくなるようなことがよくありました。こうなるとお互いにストレスですよね。点つけ法ならそういった問題が起きることを防いでくれます。
丸つけ界王拳のメリット(教師目線)
【時短】
とにかく高速で採点ができるので、放課後の時間が確保できます。
僕はよく赤ねこスキルの10問の小テストを大量にため込んでしまっていました・・・界王拳を使えば、小テストをしたその時間中に返すことが容易になります。
注意点
「なぜ、丸ではなく点にするのか」
について子どもたちに説明することが大切です。こちらのねらいは、子ども達には思っている以上に伝わっていないものです。子どもたちにとってどんなメリットがあるのかということを伝えてください。
得点速記法
テスト最強メソッドを実施するにあたり、最後の得点転記の時間はできるだけ短縮したいポイントです。
速記のためのポイントは
0と5を省く
ということです。
なお一桁点数の場合はその数字に⑧のように丸で囲んで見分けがつくようにしてください。
これだけでかなり転記スピードは上がります。
なお、転記は市販テストに付属しているシートでなく、自前の名簿がベターです。
なぜなら、観点ごとにあちこち移動してしまう市販のシートは2観点を串刺しで転記できないからです。
また初めに全員分の氏名印を押さないといけないというのもネックだと感じています。
余談ですが、こんなアナログな方法を取っている時代はもう5年も続かないでしょう。
早くタブレット等の端末で直接解答するようなテストへ移行してほしいですね。