9/14自由連句(ふらくた連句)「虫時雨」の巻

あーきを愛するひーとーは、なーつがいやなひとー♪(そんな相対的な)寒さまできりぎしですな(そんな古語な)

  「虫時雨」の巻
1 虫時雨ここぞバリ三圏内の  てるや
2 穴なり誤送ワクチンを受く  朱夏
3 蜜蜂の求愛ダンス真似てみる  よう
月 やがて月をも転がすために  朱夏
5 餅つきを見たことのない子どもらよ  ほのか
6 白玉団子は餡とみたらし  たみか

7 ドンキホーテさがしてサンチョなみだかな  てるや
|花 チューリップ揺れ風車がまわる  よう
|9 跳ね橋で毛針仙人消えてゆく  てるや
|10 くしゃみと咳の音を残して  ほのか
|11 墓の裏周り表にまた裏に  よう
|12 ざっくばらんと見よ彼岸花  てるや

8 線香花火が長い特技で  てるや
9 リストラと無縁のフリーライターです  よう
10 君だけが知るこのフラダンス  てるや
11 新入りにバントのサイン教えずに  たみか
花 ひまわり描く花丸印  よう

袴田朱夏さん発句の「の」を接続させる脇句、ワイルドだぜ〜。
海月漂さんの11句、お墓の裏から周るのがどこか不思議な句です。
小澤ほのかさんの5句、最近は餅つきも見なければ自動餅つき機(ぶるんぶるん回るやつ)も見ないでしょうねえ。もう四角いのが売ってるし。でもつきたて美味いよなあ。
寿々多実果さんの11句、10句でもしや恋句を予感させたのに、変なサインみたいになっててワロタ。挙げ句に「はなまる」になってるし。(ぐうぜん挙げ句の慣用句的な使い方ができた)
ああ、つきたてのおもちくいたい。

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