9/20自由連句(ふらくた連句)「黒葡萄」の巻

休みというのは休んでいるうちに終わってしまう。働きも働いているうちに終わるといえばそうなんだけど、そんな論理的なことを言いたいんじゃないんだっ! でも今週はまた休みがあるから、許す。

  「黒葡萄」の巻
1 黒葡萄小さいことがなつかしい  てるや
2 転勤族に故郷は無くて  よう
3 目が合うやいなやカーテンすぐ閉まる  てるや
4 スワンボートで跡を追いつつ  てるや
5 探偵は尾行が下手な愛煙家  たみか
月 月光の色してオロナミン  てるや

7 一年に元気ハツラツ500日  てるや
|恋 24時間そばにいたくて  たみか
|恋 背中には指でわたしの名前書く  よう
|恋 うれしい声で返事ができた  てるや
|花  一輪の花あるだけで別世界  てるや
|12 チート無くても幸せになる  よう

8 バットをかつぎ山越す巨人  よう
9 廃棄するキャベツをつぶす、香り満つ  てるや
10 適用されぬリサイクル法  よう 
11 ウーバーの自転車が川をさかのぼる  てるや
花 開花して変化してゆく予感  てるや

裏六句は「恋のふらくた連句」と「シュールなふらくた連句」に分かれましたね。
寿々多実果さんの句、24時間といえば、オロナミンというよりリゲインを思い出した(笑)。
海月漂さんの10句、キャベツからリサイクル法が出るのはうまいなぁ。

最近、葡萄って大きいのが主流みたいになってますねえ。子供の頃は小さいのを、甘さでのどが痛くなるほど食べたものです。

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