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如何(いか)にあらむ日の時にかも声知らむ人の膝の上(へ)わが枕かむ(5-810大伴旅人) 伊可尓安良武 日能等伎尓可母 許恵之良武 比等能比射乃倍 和我麻久良可武 けさのまにえふ。「いつの日か私の音色の分かる方の膝の上に私はいるのでしょうか」 日本人はなんちゅう表現を千年前に発明したんやろかと思うね。これ、琴を擬人化した歌だからね。しかも娘子(をとめ)。 ある日大伴旅人の夢に、自分の持っている琴が娘に化(な)って出自を述べる。私は対馬の梧桐の孫枝で、このままの生命