ルンバはやっぱりアメリカ向きっぽい

 引っ越すにあたって、ルンバを購入した。

 ルンバってもっと高い物なのかと思ってたら、3万円を切ってたので買ってみた。

 まあ、間違いだったとは思ってない。というか、掃除ロボットを導入する、という事自体にメリットがある。つまり、

1.床に直接、物を置かなくなる。

 前宅では床にドカドカと不要な物を置いていたんだけど、それをしなくなった。
 「ルンバに絡まったり詰まったりしない程度に、部屋を片付けるようになる」つまり「ロボットがやってくれる事」以前に「人間(ユーザ)の意識・行動が変わる」っていうメリット

 現宅では、ルンバに最適化して、出来得る限り什器の底面を「床上10cm以上」とした。それによって、自室の90%位は掃除できるようになった。

 ただルンバについて「どないや!」と思う部分もいくつか。
 まず「頭悪すぎ」。狭いカルデサック(袋小路)に入った時、脱出するのが下手で、何度も何度も同じ場所を行き来して力尽きることが多い。
 あと「段差乗り越え能力」(戦車で言う「不整地走破能力」)が高い代わりに、ちょっとした段差にはまって動かなくなったりする(具体的には、玄関の、いわば土間に落っこちて行動不能になる)
 それから、走行スピードが速い上に、家具にガンガンぶつかるので「こわい」軽い物だったら蹴散らかしてゆくわけです。

 で、やっぱり「日本家屋にはデカすぎ」なんです。幅34cm、高さ9.2cm、これデカすぎるんですよ。
 で、結局もう一台買った。幅31cm、高さ5.7cmのもの。特に幅に関しては3cmだけの違いなんだけど、それだけでも入り込める場所が多くなる。
 高さが6cm以下の掃除ロボットはまだほとんどないんだけど、こいつは極薄で、ソファーの下とかも余裕。

 これ、良いですよ。携帯から Wi-Fi 経由で操作できるし、水拭きにも対応してるし、左右両側にかき込みブラシが付いているのも地味にポイント高い。それから音が、ルンバと比較するとはるかに静かで、動きも速すぎずちょうどいい。
 ただ、結構アグレッシブに狭い場所に入って自滅する(何故か狭いところにはまった時に段差乗り越えモードに入るようで、自分で自分の首を絞める傾向あり)

 というわけで、個人的には後者がおすすめです。

 あと一つだけ。多くの日本家屋には、部屋と部屋の間に「敷居」という境界線(段差)があります。掃除ロボットを導入する際には、それらを「バリアフリー for ロボット」にするのが前提。

 こんな感じのもので、段差にスロープを付けるのは必須だと思います。ルンバの走行性能でも、1cmの段差となると結構厳しいので。

 以上、私が5万円近く使って得た知見でした。

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