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Grade 9: Final Semester - From another’s horizon
同じタイミングでいくつもの話題が飛び交うからまたまた忙しい学期始まりだった。
Eくんと2回目付き合って、別れたことを伝えているのはもう1人。
ShikaはEくんと最初に別れた理由も、2回目に別れた理由も、分かってるようで分かってない。
けど面倒見がいい性格なので、きっと私のためにと思っていろいろEくんとの間を取り持とうとしてくれたんだと思う。
ありがたいけど、いまいち伝わらない話にあの当時はありがた迷惑だった。
4月11日 火曜日
Kuriとの会話ではソフィアちゃんと付き合い出す前に私を好きだったと明かした日。
ShikaはそれとなくEくんに私のことを聞いてみたらしい。
答えはもう出ているのだから、別にその必要はなかったのに。
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Sarry: そうだろうね。興味なくなったって言ってたんだから
ただ現実をまた突きつけられるだけで、何も得なんかなかった。
そして別との会話では過去を告白されるので情緒をどうすればいいのかわからない。
4月13日 木曜日
またShikaは私と別れたことをEくんに聞いてみたらしい。
今更もうどうでもよかった。
この日の物理か数学か何かの授業中、いつものように隣に座ってたKuriが私のペンケースの中身を漁った。
たぶん、当時使ってたのはミニーの小さめのポーチ。
ハートの形になった枠の中に薄いピンクのクリスタルがはめ込まれたストラップをつけていて、キラキラしていて気に入ってた。
Kuriはそれも外そうと指でよくカリカリしてた気がする。
ペンケースを漁った結果、ダイソーで買った修正ペンを世紀の発見のように掘り起こす。
修正テープは知ってても修正液の存在を知らなかったKuriは白いインクが出てくることにいたく感動して私の手の甲から腕にかけて大掛かりな落書きをする。
骨みたいにしてよ、とリクエストしたような気もするしそれは私が仕返しにKuriに描いたのかもしれないし。それは大掛かりで、水で落ちるわけでもなく、そのまんま家に帰ってきた私を見てお母さんはめちゃくちゃ驚いてた。(よく漁らせたし、修正液で体に描かれることについて抵抗しなかったな、という意味で)
その日のチャットでKuriに「腕がアボリジニの人のボディペイントになってる 笑」と伝えて2人で笑った。
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私: ・・・それで・・・?
Shika: かなり無関心ってかんじだった。なんかもうどうでもいいって感じ
そりゃそうでしょ。だからもうEくんにとって私と別れたことは正解だっていってるのに。
私と別れてから最近のEくんは態度が悪くなってるとShikaは言った。
それは私に対してじゃなく、Shikaに対しても。
それをShikaは気にしているようだった。
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私: 感じってなに?
Shika: 悪い態度みたいな?
あぁ、うちに対して?
![](https://assets.st-note.com/img/1704813080348-1Jp380GLYh.jpg?width=800)
私: うーんそっかー。E君にどんな質問したの?
Shikaが「余計」なことを聞いて、まるで私がShikaに聞くよう置いやったと思われなければいいと思った。
じゃないといつまでもEくんにすがる可哀想なSarryちゃんになってしまうから。
ただ「なんで別れたの?」って聞いてみたとのことだった。
「他に好きな人ができたの?」と突っ込んでみたと。
そんなことはないと答えたものの、なんとなく誰か気になる子ができたんじゃないか感じた。とShika。
Sugarちゃんから聞くここ最近のE君の様子からしてそれはありえないだろう、Shikaは何もE君のことなんてわかってない、と思いつつもいい気はしなかった。
とはいえShikaのいうことを否定する立場でもなく、そっかー。と受け流す。
![](https://assets.st-note.com/img/1704813411708-ONnGFnsMPS.jpg?width=800)
これ聞いて落ち込んでないといいんだけど..…
私: 完全に平気😀
強がった。
たぶん、Eくんのなかでは基本的にいつもShikaはYHくんの友達という認識で、自分はYHのルームメイトだから仲良くしてもらってるというだけの意識だったとおもう。
そんな人に私とのことを聞かれてもきっと彼は正直には答えないだろうし、なんならShikaのことも警戒しただろう。
これはあくまでEくんのことを「わかったふりをしている」だけの私が信じたいことだけど。
4月19日 水曜日
SugarちゃんにFちゃんのブログの一連を教えた日、EくんのMSNの名前は非常に興味深いものだった。
Iちゃんが教えてくれた。
My dream is to have beautiful wife
そして次はI have a dream that will never come true but I believe… there will be a superlative miracleだった。
ぼくの夢は美しい妻をもつこと
絶対に叶うことない夢を信じている.…信じられないくらいの奇跡があることを。
二つ目は何かの歌詞かもしれない。けど思い当たる曲はない。
「美しい妻」「叶うことない奇跡」これらのワードが今後も、そして現在もEくんを表す言葉らしくてぎゅっと切なくなる。いつかこの時のEくんの言葉が本当になればいいと無責任にも願ってしまう。
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