Grade 9: Final Semester - In between
4月12日 水曜日
またKuriとMSNで話してた。
昨日話したばかりだったけど、heyy no talkieeeとテンション高く声をかけた。(しばらくぶりのお話しだねぇえ)
Kuriも、同様にyeah no talkie takieと返してくれた。
昨日、Kuriのことが好きだったことがあるんだよ、という話をしたのが嬉しかったんだと思う。
Kuriから、また「僕のこと一度でも好きだったことがあるの?」と再確認があった。
こうやって読み返すと一つのパターンに気がついた。
Kuriは明らかに好意を寄せている人に対して、hahaではなくheheをよく使っていたずらっ子のような、照れ隠しのように、笑う文面を使った。
たぶんLちゃんとの会話でもその言い回し使ってたように思う。
そのパターンでいうと、この時だって。何かが違ってた。けど、はっきりとは言い切れなかった。
唐突に、「人気者だよねー(モテるよね)」とKuriから言われる。
それをいうならKuriがでしょ、と言った。
Kuriだっていつも誰かしらに囲まれてることを気づいてないみたいだった。
..…6 うち .…7 ◯◯ちゃん(ミドルスクールの時にKuriにベタ惚れだった一学年下のクラスの子).…
「うげーーー笑」とKuri。
話は盛り上がりを見せてたとこだったけど、ソフィアがオンラインになったらKuriは用事があってオフラインに行くしかなかった。大好きだよって言ってたよ、と伝えるようにと頼まれた。
なんだか普段と違う口調で(いつもよりずっと優しくて)違和感もあったけど、ちゃんとKuriはソフィアちゃんのことが好きだったみたいだ。
せっかく盛り上がってたのにソフィアちゃんがまた会話の中心になってなんだか寂しかったように思う。
4月19日 水曜日
本当の意味でKuriと仲良くなったような気がしていた。
私自身たくさん自分の考えてることや、過去に起こった事実、激昂されるのが怖くて言えなかった切り返しとかが遠慮なしに言えるようになってた。
近頃のKuriは以前以上に穏やかで、包容力があり、何を言っても私は許されるってことがすこしわかってきた。
たぶん、もう好かれてしつこくされない安心感と自分に何も期待されてないことが逆に解放感があったのかもしれないと想像する。
Kuriのこと嫌いだからじゃない?といたずらに返すと、「ひどい!傷ついた!傷ついたーーーーー泣いてる😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭」と返ってきた。
5月2日 火曜日
Kuriとソフィアちゃんが付き合って1ヶ月が過ぎた頃、いつもの如くKuriとMSNで話をする。この日あったHageとのあれやこれやを話すのだけど、それはまた今度。
終盤の話題は「ソフィアちゃんと付き合うきっかけ」の話。
心なしかその話をするKuriは元気がこの日はなかった。
Happyな時とそうでない時の落差が激しいので、きっと誰しもが分かったとは思うけど、私もなかなかにKuriの機嫌を察するのが上手だったと思う。
何を言ったらKuriが喜ぶか、何を言ったらKuriを拒絶できるか知ってた。
Kuriが私の文面からテンションの低さをすぐに察せるのと同じように。
なかなかの濃厚な話だったのでほぼほぼノーカットバージョンで掲載する。
この時はLちゃんの話をしてるのだと思った。
好きすぎて好きすぎて仕方がないのはLちゃんのことだとおもった。
Kuriは明確に「誰」とは言わなかったけど、さすがに「誰」の話をしてるかはわかるくらいに情報を小出しにしてきて、その全貌を私が紐解いていくのを楽しそうにしてた。
ずっと隠してきたことを、Eくんと別れて、Eくんになんて未練がないと私が言い切ったタイミングで私に教えた。
私にとっては初耳だった「ちょっと前」の話を聞くのは私自身、たのしかった。
これから発展するかもしれない話の想像がついて、「現在の子」を本当にすごく好きでいるんだよね?それをずっと強調し続けた。
過去の話は掘り下げすぎると墓穴を掘る。もう経験済みだ。
わかった?
Kuriから、「今の子」のことはちゃんと好きと聞けて安心した。過去の話は過去の話なだけなんだ。
そこから何か発展させたいって言うわけじゃないんだな。
だからもっと知りたかった。
この時、Kuriは好き「だった」とは言わなかった。
それはチャットの流れでたまたまそういう書き方になっただけかもだけど。
私の発言も「最初にEくんと付き合ってる時だったから、Eくんが私のこと全部好きって言ってたのは本音だったと思うよ」という一言の最後につけた「。」が、もう本当に終わってしまったことを表現しているようで悲しかった。
このことについて改めてKuriと話したことはない。
ずーっと友達だった間、わざわざこの過去をぶり返すことはなかった。(Kuriが自らその話を振ってきたり、その話を聞いた周りが触れてくることはあったけど。
だからこんなこと自分が言うのはおこがましいけど、きっとKuriが「過去の子」に抱いてた気持ちはもはや好きとか恋とかじゃなく、愛だったんじゃないだろうかって思う。
説明がつかないけど何故か惹かれる。
手に入りそうで手に入らない。それが原因で執着もあったかもしれない。だけど、今もずっと続くこの友情を考えると、15歳の少年の心の中にずっとあったのは愛であったと思いたい。
この日にIちゃんが教えてくれた話と辻褄が合った。
人知れず実らせようともできなかった恋を無理やり萎ませ、私に向ける笑顔や連絡や電話の裏には悲しみを抱えてKuriは傷を負っていたことに驚いた。
ただ、私は手放しで慰めることはできない。
Kuriは今、「今の子」と恋愛中なはずで、彼女が幸せにしてくれているはずだから。
少しKuriを突き放すようなことしか言えない。
すがるべきは私ではなく、ソフィアちゃん、つまりは「今の子」。
どんどんテンションが下がるKuri。
悪い予感しかない。“あの”パターンを感じる。
ここで始めてソフィアちゃんの名前を使った。
「not doing well」が何をとってのことなのかが分からなかった。
勘付いてたとしても断るのは難しくて言っては欲しくない。
予感は的中。
Hageと同じ?と言うくらいには1月に起こったやり取りといい状況がトラウマだった
大好きな友達が、Hageが陥ったみたいに三角関係の沼に入って彼女を巻き込むのはやめて欲しいと心から思った。
こんなすぐに、また同じ状況になるのも嫌だった。
たぶん、KuriはKuriで大切にすべきソフィアちゃんへの気持ちと「過去の子」に対する気持ちをまた天秤にかけ始めてしまって、罪悪感を覚えてたんだろうと思う。
だけどそれを私にぶつけてくるのも間違ってる。すごくずるいと思う。
たぶん、今後起こる出来事も踏まえて考えるとEくんと別れたこと、Eくんはもう好きではないと私が言い切ったこと、過去にKuriのことが好きだった時があったこと、それらの条件が揃った時に「諦めるために」気になって好きになって付き合い始めたソフィアちゃんの存在に100%気持ちが向けれなくなったのではないかと思う。
「嫌いじゃないしむしろ好きだけど、本命ではないかもしれない」そう言う感じだろう。
隣の芝はいつも青い。そんなかんじでいつもKuriは自分の選択肢を見誤る。
目を覚まして欲しくて、Kuriの話を聞きたがる。
2人はできるだけ長く付き合ってて欲しかった。
その意図は「Sarryちゃんがまた問題起こした」と思われたくないから。も含まれる。なぜなら、4月20日ごろにはFちゃんが私を標的にして色々ソフィアちゃんたちに悪口を流しているのは知っていたから。
結局Kuriは私になんと声をかけて欲しかったんだろう。
どうしてはっきりと彼は何も言わなかったのだろう。
前向きに捉えると、HageとFちゃんとEくんのことで落ちに落ちた私を気づかれないように一番身近で見てきたKuriだから、今のこの状況で私に伝えるのは良くないと察したんだと思う。
Kuriの犠牲と優しさだったんだろうと思いたい。
この日の会話は強制的に幕を閉じる。
Hageのときみたいにその後すぐにKuriからメッセージが来たかも知れないし、私からは何も聞かなかったかも知れない。
Iちゃんに、危機感を知らせたかもだし、確実な話じゃないからってそっと心の中にしまったかもしれない。
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