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記憶に残っている家族

「14歳の母」というドラマがありましたが、10代のお母さんたちも中にはいました。

その家族が記憶に残っているのは10代でも中学生だったこと、妊娠に気づかず未受診で自宅で出産したことでした。

妊娠に気づかなかった、というお母さんたちは私の働いていた10年程にも何人かいました。

妊娠に気づいていたけど受診しない人も中にはいます。そういう人には、とにかくSOSを出してほしいです。赤ちゃんもそうですが、自分の身も危険に晒すことになるから。

エコーで計測した体重や、本人の記憶の最終月経とで産科医が大体の妊娠週数を予測し必要なときはNICUに入院することがありました。なので、産科にはもっとたくさんの未受診妊婦がいたのかも知れません。

自宅で出産して放置してしまうなどという事件もあるなか、その中学生は外出していた母に連絡し救急車を呼んでいたため赤ちゃんの命は助かりました。

後々、相手の男性家族(こちらも未成年だった)や親族会議も開かれたそうです。結果赤ちゃんは下の子として育てられることになりました。このような場合、乳児院にいく赤ちゃんも多いそうです。

出産した女の子は、どこにでもいそうな中学生の女の子でした。家族関係も一見良さそうでした。

母になって思うことは、親として性のことを子どもたちに伝えていかないといけないということ。

結果、性のことをもっとオープンに話せる文化になるといいなと思います。

書店にも、3才から始める性教育といった本が並んでいるのを目にしました。うちは女の子も男の子もいるので、2才の娘は弟との見た目の身体の違いを理解しつつあります。これから私もどう教えていくか学ばないといけないなと思っている所です。

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