見出し画像

具体的に自分を大切にする方法。自己充足の技法「アーティストウェイ」

自分を大切にする方法、わかりますか?

最近「自分を大切にすること」が大切だとよく言われますが、わたしも占星術のマガジン記事で散々書いていますが、じゃあいったい何をすれば自分を大切にしたことになるのか?というとすぐには答えが出てこなくないですか?

なんとなく
「時々は自分の気持ちで物事を判断していいってことだよね?」
「わがままを自分に許してあげればいいんだよね?」
とぼんやり思っているだけで、自分を大切にするには何をしたらいいのか、具体的に説明できる人は多くはないのではない気がします。

と、ここまで書いておいてなんですが、このマガジンで取り上げている「アーティストウェイ」は「自分を大切にする」ことを目的に書かれた本ではありません。

アーティストウェイはその名の通り「アーティスト」に至る道について書かれた本ですが、わたしたち一人ひとりが持って生まれた創造性に気が付き、守り育てるためには「自分を癒し、回復させること」が必須とし、自己回復のワークを多く掲載しています。

というか自己を回復させ、満たすワークがほとんど。
なにをするかというと、ひたすら

  • 自分の望みを見つける、掘り下げる。

  • 自分のやりたいことをやらせてあげる。

  • ときどき自分を邪魔する敵について考察する。

12週ですから約3ヶ月もの結構長い期間、毎日自分を自分を貴重品のように扱って傷を癒し、小さな望みを実現していくことを当たり前のものとして自分を強くする。そして自分が本当に行いたいことを行っていく。
アーティストウェイ(放題:ずっとやりたかったことを、やりなさい)はそんな本です。

このマガジンにはアーティストウェイの12週間のワークを一緒に行う仲間たちのために、本の解説やワークのアーカイブとして使用しています。

↑peatixでのメンバー募集ページ。すでに今期は締切御礼中です。

年に1〜2回アーティストウェイのワークを開催しますので、次回参加したいという方は上記のページからグループ:willbeをフォローしてもらえると嬉しいです😊 ちなみに無料ですのでご安心ください。

アーカイブはnoteですが、ワークをおこなっているのはLINEの非公開オープンチャットです。
willbeではこうした長期無料スパルタイベントを年に数回開催しています。

というわけでアーティストウェイとは

すっかり順番が前後してすみません。
というわけで、アーティストウェイとは、1992年に出版されたアメリカの脚本家・劇作家・映画監督であるジュリア・キャメロンによる「The Artist’s Way(邦訳:ずっとやりたかったことを、やりなさい)」のことになります。

1992年の発売依頼、30年間で翻訳版を含めて世界で400万部以上販売されているロングセラー。

オリラジあっちゃんの解説が有名かも。

岡田斗司夫さんの解説もわかりやすいです。

しかし、私が思うこの本の一番の特徴は、お二人が多分指摘していないところですが、著者のジュリアがアーティストであって心理学者ではないところ

数々のワークは理論・学問的な背景があって考えられ、効果を確認されたものではありませんが、自分を手がかりに人間全体に迫っていく「アートの手法」で書かれているため、決して独りよがりなものではありません。
では「アート」とはなんなのでしょうか。

アートとは

一般的に「アート」というと多くの人が「モナ・リザ」のような有名な西洋絵画を思い浮かべると思います。

アート、芸術とは、なんらかの作品のことでしょうか?

現代ではアート・芸術というのは芸術作品のことを指すのではなく、作品を作る「行為」を指す言葉になってます。

アートとは、自分に見えている世界はこういうものだ、自分の考え・感じ方はこうだ、自分があるべきと思っている世界のあり方はこうだ、というものをなんらかの形で表現すること。

自分を手がかりにして人間というものを探っていく姿勢のことなのです。

日本では技術の高さによる感動を芸術と捉える向きがありますが、そうではありません。もちろん表現力が高いとよく多くの人に届きますし、より自分の言いたいことを伝えることができます。でもスキルの高低はアートにとって一番大切なことではありません。

アーティストウェイは自分を手がかりにして書かれた自己回復・自己充足のツールであり、アーティスト仲間や、講座の生徒に効果を確認しつつブラッシュアップされてきたという来歴も含めて、アートの手法で作られたジュリア・キャメロンの作品なのですね。

注目されるアート思考

「自分を手がかりにして、自分の感じ方・考え方を表現するアート」というものは、現在非常に注目されています。

話が少し飛びますが、2000年代に「ロジカル思考」というものが一世を風靡しました。

ロジカル思考とは、簡単にいうと「雨の日は生姜湯が売れる」という話です。

「雨の日は体を温める生姜湯が売れる」ということは関係者は経験則として知っていた。それをデータを用いてより正確に予測する、例えば1週間の平均気温より◯◯度以上低い雨の日は売り上げが◯◯%増のように出してしまうわけです。
そして精度の高い天気予想を購入して売上を増やしましょう!という、コンサルタントさんの思考方法ですね。

2000年代くらいまでは大企業ではないと難しかったデータに基づく精密な予測、経営というものが可能になった。
それによって経営効率が向上した。
しかし、みんながみんなそれを当たり前に行うようになったので、差別化が必要になり、異なる思考方法が求められるようになった。

そこで注目されたのが「デザイン思考」です。

「デザイン思考」は、顧客の行動の観察、共感によって問題を解決する思考方法で、端的に言うとこういうことですね↓↓↓

顧客アンケートをとるとヘルシーなメニューがほしいと言われるが、実際に売れるのはメガマックとか、動画に高評価をつけているけれど開始3分で離脱とか。
人間の本音は行動にこそ出るんですね。。

主に行動や共感に注目することで、リサーチでは見つけだせない課題やニーズを発見することがデザイン思考の主な考え方になります。

デザイン思考バブルは2010年ごろから大きくなって、今も続いているわけですが、その結果、取り組むべきちょうど良い問題というのがなくなってしまいました。

もちろん難病の治療薬ですとか、戦争ですとか、宇宙の起源ですとか、貧困とか、格差とか、大きな問題や人類の命題は残っていますよ?

でも、優秀な人材を育て&集めて、しかるべきタイミングで十分な資金を投入して、ちゃぶ台返しに合わないよう政府にロビー活動をして、ロジカル思考・デザイン思考を使ってブラッシュアップしていけば、問題はだいたい解決できるということがだいたいわかってしまったのが現在なんですね。

でも問題は本当になくなったわけではないんですよ。当然のことながら。
発見されないだけ。あるいは問題になってから発見されるだけ。
つまり発見された時はもう遅くて、問題化してしまっているというわけです。

誰も言わないかもしれないが、私はこう感じる

そんな中で「他の人のことはわからないが、私はこう感じる、私はこう表現したい」というアートの思考や手法は、新たな問題やニーズの発見につながる可能性があるとして注目されています。

アートやデザインの思考法は経済や理工系学問を学んだ人のものとは異なる、というのもデザイン思考、そして現在はアート思考が注目される要因の一つでしょう。

アートや創造性という切り口で自分を分析していくのはなかなか得難い経験だと思いますし、こうしてnoteでワークを公開することで「アーティストウェイ」を興味を持ってくださる人が増えたら嬉しい。

アーティストウェイをきっかけに、自分を成長させる、持って生まれた才能に水をやり、花を開かせるということに取り組み始める人が増えることを願ってます。

そんなわけで長々と書いてしまいましたが、note、あるいはこのマガジンをフォローしていただけるととても喜びます。
よろしくお願いします🙇‍♀️

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?