【オンライン研修のつくりかた】動画(英語)に日本語訳をつける方法は?
こんにちは!さらゆきです。
この記事では、英語動画に精度の高い日本語訳をつけるための方法をご紹介します。
Youtubeでも自動で日本語字幕を出せるのですが、やっぱり微妙なんですよね。
プライベートで海外の動画をちょっと見る分にはそれでも良いのですが、ちゃんと内容を伝えたい、理解してほしい動画の場合にはもう少し翻訳の精度を上げたい!
動画の日本語翻訳をある程度正しく、でも労力はあまりかけずに作る方法を試行錯誤しながらやってみました。
具体的な手順やツールの活用方法を解説するので、初めてでも簡単に取り組めます。
どのように日本語の字幕をつけるか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
そして、もっと良い方法があるよ!という方がいらしたらぜひコメントで教えて下さい!
使ったガジェットとアプリケーション
Macbook Air
iPhone14
Windowsパソコンももちろん可!
otter. ai
ChatGPT
googleドキュメント
いずれも無料版で十分使えます。
動画の音声を書き出す
まずは動画を再生して、英語音声の文字起こしをします。
私はotter.aiという海外の文字起こしAIサービスを使いました。
無料と有料がありますが、そこまで大量でなければ無料で十分使えます。
ログイン画面までは日本語の案内があります。
(ログイン以降は英語のみですが、シンプルでそこまで難しくないです)
パソコン一台で再生&文字起こしができれば良かったのですが、Macbookではうまくいかず、パソコンとスマホの2台体制です。
Macbook→動画の再生
スマホ→otter.aiをブラウザで立ち上げて、録音&文字起こし
パソコンの音声をそのままパソコンで取り込めるのであれば、スマホは不要かもしれません。
今回は例として、スティーブ・ジョブズ氏の有名なスタンフォード大学でのスピーチを文字起こししてみますね。
これをMacbookで再生しながら、手元のスマホでotter.aiを起動し、"Record(録音)"ボタンを押すと文字起こしがスタートします。
↓こんな感じでリアルタイムで英語で文字起こしされていきます。
書き出した文章を確認する
文字起こしが終了したらパソコンの画面でもログインし、書き出した文章(Transcript)を確認します。
音声を再生しながら、文字起こしが正確にされているかチェックすることができます。
再生速度を変えられるので、1/2速にしながらじっくり聞くこともできますよ。
英語の学習にも使えそうですね。
英語→日本語に訳す
次にChatGPTを使って、英語を日本語に訳してもらいます。
先ほどのOtter. aiで文字起こししたテキストをChatGPTにコピペします。
ChatGPTのプロンプトは↓これでOKです。
私は無料のChatGPT3.5を利用しましたが、十分精度の高い英語にしてくれました。
notter ai
翻訳対比表を作る
長い動画の場合には、Googleドキュメントなどを使って翻訳対比表を作っておくと、字幕挿入時にわかりやすいですよ。
ちなみに、文字起こしにも若干のエラーがあるのがわかります。(赤字で修正した部分)
それでもChatGPTは正確に訳してくれているので、さすがですよね。
ここまで出来たら、あとは粛々と字幕を入れていく作業です。
私は動画編集者さんに外注しました。
翻訳対比表を作っておくと、外注するときも便利です。
おわりに
以上が精度の高い日本語訳を作る方法です。
AIにかなり助けてもらってはいますが、手作業部分もそこそこあります。
それでも自分で英語を聞きながら翻訳してそれを文字起こしして・・・の労力がかなり抑えられるのではないかと。
このやり方がベストと思って対応したのが2023年6月頃なので、AIの開発が進んでもっと良いやり方があるかもしれません。
今後よりエフォートレスな方法を見つけたら更新していきます。
ではでは!