お米を洗わないことによる影響

皆さん、こんばんは!
SARAスクール「食の資格」担当スタッフです。

今回は「お米を洗わないことによる影響」についてお話します。

中にはお米を毎日炊くという人も多いと思いますが、
ときにお米を洗い忘れてそのまま炊いてしまうことがありますよね。

習慣的に洗わず炊くという人もいるかもしれません。

無洗米であれば洗う必要はありませんが、
普通のお米の場合には洗うことが前提となっていますので、
洗わずに炊いてしまうとさまざまな悪影響があります。

では、洗わないとどのような影響があるのでしょうか。

まず1つ目は、肌ヌカが残ってしまうことです。
普通のお米では精米した後に肌ヌカという、粘着性のあるヌカが
お米の表面に残っている状態です。

最近では精米技術が進歩したことで、
昔よりも肌ヌカは少なくなっていますが、
それでも多くの肌ヌカが表面に付着しています。

ヌカが残ったままの状態で炊くと、
炊きあがりのご飯の味が損なわれ、
少しクセのある匂い・味がついてしまいます。
また、お米自体がパサパサしてしまいます。

2つ目は、埃やゴミ、虫が残ってしまうことです。
たとえ菌がいたとしても炊く時の熱で死にますので、
埃やゴミ、虫がいたとしても食べる分には問題ありません。
しかし、気分的に良いものではありませんよね(笑)

ちなみにこれは無洗米にも言えることで、
無洗米は洗う必要はありませんが、
埃やゴミ、虫をとるために軽くすすぐのが勧められます。

このような理由から、お米はちゃんと洗った方が良いのです。
私たち日本人は毎日のようにお米を食べますので、
お米の味が悪いと食事が楽しいものになりませんよね。

ですから、お米は洗ってから炊くようにしましょう。

毎日炊いていると、
洗うのが面倒と感じてくる人もいらっしゃると思います。
その場合には無洗米にするのがおすすめです。

無洗米は普通のお米と同様に精米した後に、
肌ヌカを取り除く処置を行ってから製品化されます。
そのため、洗う必要がないわけです。

無洗米にすることで洗う手間が省けますし、
少しながら水の節約もできます。

さらに、お米は洗うことで
ビタミンなどの水溶性の栄養分が流れてしまいますが、
無洗米なら洗う必要がないので、栄養分がより多く残ります。

普通のお米よりもやや割高ではありますが、
コストと手間を天秤にかけて、手間が省けるメリットが大きいようなら、
この機会に無洗米に変えてみてはいかがでしょうか。

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