女性の敵「冷え性」の原因とは

皆さん、こんにちは!
SARAスクール「美容・健康・ボディケアの資格」担当スタッフです。

まだまだ寒い日が続き、冷えに悩んでいる方も多いと思います。
ただ、冷え=冬特有の悩み”と考えがちですが、
冷えにはさまざまな原因があって、
手足が一年中、氷のように冷たいということも珍しくありません。

前回、「体温保持システム」についてお話しましたが、
冷えはこの体温保持システムがうまくいかないことも原因の1つです。

冷え性の原因を知ることで、改善するための手がかりになるので、
冷え性の方はどのような原因があるのか知っておきましょう。

まず、冷え性の主な原因が体の維持機能の乱れです。

その1つが自律神経の乱れで、
自律神経のバランスが乱れることによって、
外気が暖かくなったら血管を収縮状態から拡張状態へと変えて、
手足の体温を元に戻すという調節ができなくなっているパターンです。
これによっていつまでも手足が冷たい状態が続きます。
(血管の収縮→拡張の仕組みは前回の記事を)

自律神経のバランスが乱れる原因としては、
ホルモンバランスの乱れやストレスなどが挙げられます。

ホルモンバランスは、心身の状態によっても左右されますが、
女性の場合は更年期や月経前後などにホルモン分泌が大きく変化するので、
このような時期には特に自律神経の乱れが顕著に現れます。

また、自律神経はストレスが大の苦手です。
精神的なものはもちろんのこと、身体的なものでも、
ストレスがかかり続けるとやがて自律神経が乱れてしまいます。
身体的なストレスというと、たとえば気温の変化が挙げられ、
今では暖房や冷房が日常的に使われていますが、
外との温度差が大きいと体にストレスが加わります。

体の熱産生が不十分であることも冷え性の原因です。
体温は食事から摂取した栄養分(炭水化物、タンパク質、脂肪)や、
体の中に蓄積されている脂肪などを材料にして、
主に筋肉や肝臓で“熱エネルギー”を作り出しています。
ですから、食事の摂取量が少ない、偏食している場合や、
筋肉の量が少ない場合には熱産生量が少なくなって、
冷え性につながることがあります。

また、熱産生には酸素も必要になってきます。
酸素は血液中のヘモグロビンと結合して全身に運ばれるので、
ヘモグロビンが不足することも原因の1つです。

そのほか、血液がドロドロの人も、
毛細血管までスムーズに血液が行き渡らないので、
冷え性の原因になることがあります。

まとめると、冷え性の多くは
食事、ストレス、筋力不足が原因となっています。

近年では極端なダイエットをする方が増えましたし、
インターネットやゲームの普及などに伴って、
運動する機会が少なくなっています。

運動は太りにくく痩せやすい体作りに役立つほか、
ストレスの軽減や筋力の増強など、
冷え性の改善に非常に有効ですので、
冷え症を治したいけど何をすればよいか分からない、、、
という方はまずは運動から始めてみてはどうでしょうか?


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