ニードルフェルト(羊毛フェルト)の洗い方


皆さん、こんにちは!
SARAスクール「手芸・ハンドメイドの資格」担当スタッフです。

今回は「ニードルフェルトの洗い方」についてお話したいと思います。

創作したフェルトを日常で使用していたり、
飾っているだけでも汚れてしまうことがあります。

そういった場合に、洗ってもよいのかと迷い人も多いはずです。

では、ニードルフェルトは洗ってもよいのでしょうか?
結論から言うと、軽く洗う程度なら大丈夫な場合があります。

ニードルフェルトの素材である羊毛は、
少量の水であればはじく性質があるので、
少量の水で汚れを軽く拭く程度であれば特に問題にはなりません。

しかし、多少の水耐性はあっても、
多量の水に濡れると縮んでしまうことがあります。
ですから、基本的には水洗い厳禁となります。

ただし、高密度で十分に固めて作ったニードルフェルトであれば、
ある程度の水に耐えられ、水洗いしても大丈夫なことはあります。

また、多少縮んでも良しとするのなら、
できるだけ水を使うのをおさえながら手洗いし、
その後すぐにドライヤーや乾燥機で急速乾燥してみましょう。
乾くのが早いほど縮みにくくなります。

うっかり洗濯機に入れて洗濯してしまうこともあるかと思います。
洗濯機を使って洗濯すると、多量の水によって縮むほか、
強い力で引っ張られることで変形し、ケバケバになります。

また、多量の水によって中まで水分が浸透しますので、
洗濯してしまった場合には、まずタオルで大まかに水分を取り除き、
指で優しく整形してください。
変形した状態で乾燥させると、そのままの形で固まってしまいます。

その後は風通しのよい場所で乾かしましょう。
早く乾かそうと日干しをしてしまいがちですが、
日干しをすると乾燥が早すぎて縮む原因になったり、
紫外線によって色褪せてしまう場合もありますので、
できるだけ陰干しにして乾かすようにしてください。

乾いたら、けば立っているところをハサミでカットします。

ニードルフェルトは意外に繊細なものです。
できるだけ水が付かないよう気をつけましょう。

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