下痢の時に食べてよいものと悪いもの

皆さん、こんばんは!
SARAスクール「食の資格」担当スタッフです。

今回は「下痢の時の食事」についてです。

下痢は暴飲暴食や体調不良、胃腸の病気など、
さまざまな原因によって起こりますが、
いずれにしても下痢の時は胃腸が弱まっています。

胃腸が弱い状態でいつも通りの食事をしていると、
悪化を招く可能性もあるので、
下痢の時には食事の内容に気をつけることが大切です。

では、どのような食事を摂るのがよいのでしょうか。

第一に重要となるのが「水を飲む」ということ。
下痢が水のような便ですから、
水を飲むと悪化してしまうのではないかと思いがちですが、
下痢の時にはいつも以上に水分が失われ、
短時間のうちに脱水症状に陥ることがあります。

そのため、水はしっかりと飲むようにしましょう。
ただし、冷たい水を飲んだり一度に大量飲水すると、
悪化してしまうこともありますので、
常温あるいは温かい水を何回にも分けて飲むようにしましょう。

また、下痢になると体力も消耗していきます。
ですから、食べ物においてはエネルギー源となるものや、
脂肪が少なく消化が良いものを中心に食べるのがよいでしょう。

たとえば、おかゆ、うどん(よく煮込む)、卵、豆腐、
鶏のささみ、白身魚(たら、かれいなど)、りんご、バナナ、
じゃがいも、にんじん、青菜、ほうれん草、大根などです。

煮込んで柔らかくしたり、細かく刻んだりすると、
消化しやすくなりますので、調理方法にも気を使いましょう。

一方で、控えた方がよい食べ物もたくさんあります。
それは脂肪分が多いもの、消化の悪いもの、刺激物です。

たとえば、脂肪の多いお肉、揚げ物、ラーメン、
柑橘類、嗜好飲料(お酒、炭酸、コーヒー、紅茶など)、
香辛料(こしょう、唐辛子)など。

また、意外にもキャベツやさつまいも、豆類などは、
腸内で発酵しやすいので、下痢の時にはよくありません。

胃腸に負担をかける食事は、
下痢を悪化させる原因になりますから、
食事内容にはしっかりと配慮するようにしましょう。


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