自宅でダイヤモンドを見分ける方法 ①石の状態を調べる

皆さん、こんにちは!
SARAスクール「趣味の資格」担当スタッフです。

今回は「自宅でダイヤモンドを見分ける方法」についてです。

ちゃんとしたブランドのお店で買えば本物だと安心できますが、
オークションや通販で買ったり、知人や親族から譲り受けた場合には、
そのダイヤモンドが本物かどうか疑ってしまうものですよね。

ちなみに、ダイヤモンドの偽造品としてよく使われるのが、
キュービックジルコニアという人工石です。

ダイヤモンドとキュービックジルコニアは見た目が似ているので、
そのまま見ただけではなかなか判別するのが難しいもの。

しかし、2つの実験によって、これらを見分けることができます。

まず1つ目は「冷凍後の曇り時間」です。

冷凍庫に30分くらいに入れて、外に出した時に、
ダイヤモンドであれば10秒くらいで曇りがとれますが、
一方のキュービックジルコニアは30秒以上かかります。

これは熱伝導率を利用した実験で、
ダイヤモンドの熱伝導率は非常に高いので、
あっという間に曇りが消えていくというわけです。

ちなみに、冷凍してもダイヤモンドが割れたりすることはないので、
安心してお試しいただけます。

2つ目は「透け具合から」判別する方法です。

紙に鉛筆やボールペンなどで線を引き、
その線の上にダイヤモンドを乗せます。

上から見た時に、ダイヤモンドなら線は見えず、
キュービックジルコニアなら線が見えます。

これは屈折率を利用した実験で、
ダイヤモンドは屈折率が高いので、線が見えません。

これらの方法は自宅で簡単にできますので、
お持ちの石が本物のダイヤモンドか知りたい時に、
ぜひ試してみてくださいね。

ちなみに、これらの方法はキュービックジルコニアだけでなく、
ホワイトサファイヤや水晶(クォーツ)との判別も可能です。

ただし、人工ダイヤモンドやモアサナイトなど、
判別ができない石もありますので、
あくまで参考程度にしておいてください。

石の状態から判別する方法をご紹介しましたが、
ジュエリーの場合には貴金属の種類によって判別できることがあります。

次回は「貴金属の種類による判別方法」をご紹介したいと思います。


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