ダイヤモンドの4C「カラット」編
皆さん、こんばんは!
SARAスクール「趣味の資格」担当スタッフです。
今回から計4回にわたって、
ダイヤモンドの品質基準となる「4C」についてお話したいと思います。
第1回目は4Cのうちの「カラット」についてです。
そもそも4Cというのは、
カラット、クラリティ、カラー、カットのことです。
ダイヤモンドの品質基準である4Cは、
CIAという宝石の鑑定鑑別教育機関が1940年代に作ったものになります。
そして、この4Cを基準にしてダイヤモンドの値段がつけられ、
市場で取引されているというわけなのです。
4Cのうちの「カラット」は、
よく耳にする言葉ですので、多くの方が知っているかと思います。
ただ、カラットのことを「大きさ」と勘違いしがちですが、
実はカラットは大きさではなく「重さ」のことです。
1カラットあたり0.2gで、思いのほか軽く、
10カラットあたっても2gしかありません。
カラット数が大きくなるほど希少性が高くなるので、
価格も高くなっていきます。
大きさに関しては、好みがあると思いますが、
結婚指輪では0.2~0.3以上が一般的なカラット数となります。
ちなみに、なんでも大きければよいと考えがちですが、
カラット数が0.1増えるごとに
ダイヤモンドの直径は約0.6~0.8mmしか大きくなりません。
その一方で、1つの目安として、
カラット数が2倍になると価格は4倍に、
カラット数が3倍になると価格は9倍にもなります。
加えて、ダイヤモンドの品質はカラットだけでなく、
クラリティ、カラー、カットも影響してきますし、
おそらく大半の方が重要視するであろう
ダイヤモンドの「輝き」や「美しさ」は、
これらの3つの要素が関わっています。
ですから、いくら大きなカラットのダイヤモンドであっても、
クラリティ、カラー、カットが良くなければ美しくは見えないのです。
予算が十分にあればカラットを重視するのも良いと思いますが、
予算があまりないという場合にはカラットをおさえて、
輝きを重視した方が満足感は高いのかなと感じます。
カラットだけでなく、価格や美しさなどを加味した上で、
最終的に適したカラットのものを選ぶことをおすすめします。
次回は4Cのうちの「クラリティ」についてお話したいと思います。
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