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『ピータードイグ』の絵画の側面にご本人が落書きしてる件について

ピータードイグという画家をご存知ですか?
彼はスコットランドのエディンバラ出身
の現代画家です。彼の個展が2020年に
東京国立近代美術館で開催していました。
皇居のすぐ近くです。武道館の近くと
言った方が分かりやすいかもしれませんね。

彼の書いた絵に
『Gasthof zur Muldentalsperre』
という絵があります。

この『』内はドイツの古い居酒屋の
名前だそうで、chatGPTに全文を翻訳
してもらうと「ムルデンダム周辺の宿」
という意味になりました。

✴︎ちなみにGasthofというのはレストランを
兼ねた宿の意味だそう。

✴︎ムルデンタールというのはザクセン州、
ライプツィヒ郡の旧名だそう。

✴︎sperreは柵や通行止めを表します。

さて、どうもその宿の居酒屋からの景色を
描いたアンティークのハガキから着想の
一部を得ているそうです。

この絵の情報はネットにいろいろあるので
事実関係に関する情報はネットに任せる
として・・・。

実はですね。この絵に関して
一点お伝えしなければいけないことが
あります。

館内のこの絵の前にベンチがあり、
そこに座りボーッと眺めていたんですね。
とくに何も考えることもなくただただ
ぼーっと。

で、そろそろ行くかと立ち上がり、ふと
この絵の右側面を眺めたんです。すると
ですね、そこに、

     『Matryoshka』

絵画右側面より

と縦に落書きされてありました。ん?
さすがにコレご本人の落書きだよな、
と思いつつ、周りを見渡しても、先ほど
座って見ていた時も、誰もこの側面の文字に
気を留める人もいなさそうでした。
おかしいな、と思い、周りをキョロキョロ。
借りた音声案内にもとくに話されてない。

・・・   ・・・   ・・・   ・・・

おいおい、ピーターさん、
めっちゃ気になるじゃないですか、
分かるまで気持ち悪くて帰れんぞ。
そう思い、ベンチに座り直し、
さっきより少し集中して見直しました。

禅問答みたいだな、と思いながら
matryoshkaの単語を頭に何度も繰り返す。
マトリョーシカってあの人形のことだよな。
何を伝えたいんだ?壁の柄か?と、
いろいろ考えました。で、ある時点で考える
ことをやめました。もう何も考えずにただただ見ることにしたのです。意味は考えず五感で見る。色、形を、そして輪郭を。

するとどれくらいの時間が過ぎたでしょうか。

なるほど・・・。ふと、その瞬間が訪れた
のです。おそらくそれはこの絵の重要なポイントではないと思います。たぶん画家も意識して描いたわけではなく、描き終わったところで
あ、コレは、、となったんじゃないかなぁと
想像します。たぶんですけど。

詳しく描いても興が冷めると思いますので、
僕はそれではこの辺で、、ネットで
調べても誰も書いてないので、
ドイグファンとして一応伝えておく
必要性を感じましたので簡単に
書き残しておくことにしました。
シカゴ美術館のサイトできれいに
見えますので。よかったらお時間が
ある時に探されてみてください。
健闘を祈ってます。


◼︎ 参考URL

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