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Cormac Begleyが好き

コンサーティーナの記事も書いてみようと思います。コンサ奏者Cormac Begleyのすごい(好き)ポイントを書こうと思います。念のため、筆者はアイリッシュ音楽もコンサーティーナもまだ初級者ですのでそれを踏まえて読み進めてください。

すごいポイント① 本当に一人だけ?

アイリッシュ音楽は、そもそも、メロディだけでも成り立っている音楽。(だそうです)ハープ奏者からすると、伴奏にもリハモナイズや、リズムなど面白さがあるのですが、Cormacさんの演奏を動画で見た時、「このことか!!」と感じました。そう、感じました。二回言いました。

足のリズムもですが、蛇腹を押すときのエアー音さえもリズム(Percussion代わり)にして、まさに、一人だけで音楽を成り立たせているのが、この方です。50分ほど、一人だけの演奏なのに、目が離せませんでした。

本当に一人だけ?と思わせる演奏。ご堪能あれ。

すごいポイント② テンポ感リズム感

テンポキープは、アイリッシュでは言うまでもなく、当たり前のことかもしれませんが、本当に、キレキレとはこの事かというテンポ感。

コンサーティーナは、蛇腹を押し引きしながらボタンを押す楽器です。その時点で楽器の位置を固定するのが難しいのですが、さらには、同じボタンで押し引きによって音が違うので、例えば、アクセントをつけたいから押したい。けど、この音だから引くしかないという場面が多々あります。

これを踏まえて、Cormacさんの演奏、特にアクセント(強拍)に意識を向けて聴いていただくと、音量もタイミングも均一なのがお分かりいただけると思います。

肩を上下に揺らしながら演奏するのも、そのアクセントのためかと思います。楽器のホールドと、押し引きへの力の使い方、分散の仕方が素晴らしいことがわかります。どうすればどのようにできるかは、今後の研究課題となります。

すごいポイント③ そのキー難しくない?

まだまだ初心者の私ですので、ソ#がでてくる曲は厳しいのですが、Cormacさんの演奏を耳コピしていると、ほとんどが、F#mとか、ソ#が出てきます。楽器自体のキーが違うのか、あえて、このキーにしているのかは、わかりませんが、アレンジの上で都合がいいからなのかな?と推察しております。

アレンジ上と書きましたが、ハーモニーをつける時に、低音が効果的に使えるとか、オクターブ上でメロディを弾くなどしているように見受けられます。

キーの違う音域の低い(バリトン?)や音域の高い(ピッコロ?)も演奏されます。大きな楽器でも大きく感じさせないのは、体格だけではなく、その「コントロールしてる感」からくるのではないでしょうか?

すごいポイント④ ダイナミクス

この動画をご覧いただければお分かりいただけると思います。静かに、でも内に熱を秘めて始まり、いつの間にか引き込まれ、最後はスタンディングオベーションしないではいられない迫力!!

まとめ

まとめというか、決意表明に近いのですが、Cormacさんの演奏を目標にしています。速く弾くことよりも、アクセントを付ける練習の方が大事だと思いました。今は、アクセントどころか、音の立ち上がりがまだ甘いので、アクセントをつけることで、これも解消されると思います。速く弾けるようになっても、その後でアクセントをつける練習は、二度手間以上に変な癖がつきそうです。

そして、本当にまとめ、どの曲も好きだけど、Cormacさんのポルカが好き!!

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