もしかしてAndroidタブレット息を吹き返してる?

絶滅したものだと思っていたAndroidタブレット。
だが最近よく新商品の発表を目にする。
しかもどこぞのよくわからないメーカーの格安品ではなく有名メーカーのミドル〜ハイエンド機。
特に気になっているのはLenovo Yoga Tab 13。
snapdragon 870に8GBメモリ搭載、しかも別端末から映像入力が可能でタブレット自体をモニターとしても使える。超欲しい。

なぜAndroidタブレットは衰退したのか

そもそもなぜAndroid タブレットが衰退したのかだが、私は以下の3点だと考えている。
・完成度の低さ
・需要の薄さ
・iPadの完成度の高さ

まともに使うにはとてもじゃないが完成度が低すぎた。
スマートフォンは生活必需品となったのである程度は悪かろうが使わざるを得なかったが、かたやタブレットは質の悪いものを無理して使うほどの需要はなかった。
そこに完成度の高いiPadが競合として存在していたら絶滅に追いやられるのも無理はない。

iPadの欠点(=Androidタブの利点)

無敵に思われるiPadだが弱点もあると思っている。それは、
・ファイル管理が分かりづらい
・マウス操作が微妙

まずはファイル管理について、これはiPadというかApple製品に言えることだが、ファイル管理がとにかく分かりづらい。特に画像ファイル。
私は「ファイル」として扱いたい(保存場所の変更や加工用にファイルにアクセスしたい等)のにApple製品はアプリを介して「アプリのデータ」として扱わされる。
うまく言葉にできないが、Windowsに慣れてからApple製品に触ったという人にはわかってもらえると思う。
Appleはファイルをユーザーに管理させたくないのだろう。
これを「ファイル管理を意識しなくても良い」と利点として捉えるユーザーもいるのだろうけど、Windowsユーザーだった私には逆に迷惑だ。
iPad OSとなりファイルアプリが追加されたことで多少マシになったが、まだまだ不便なことには変わりない。
一方でAndroidのファイル管理は自由度が高い。
サードのアプリを入れる必要はあるが、Windowsに近い形でファイルを管理することができる。

続いてマウス操作について。
iPadでもマウス操作は可能だがはっきり言って操作感はあまり良くない。
iPadは指でタッチ操作するもの、マウスはあくまで補助機能という位置付けだ。
Androidのマウス操作が完璧かというとそうは言えないが、少なくともiPad よりはマウス操作が快適だ。(※個人の感想)

ハードウェアのスペック上昇、ソフトウェアの成熟によりできることが増えた結果、求められることも多くなった。(元々タブレットに要求されていたことが、スペックアップにより実現できるようになったというべきだろうか)
その中にはPCライクな使い方もあるだろう。
タブレットとしての完成度は文句なしのiPadだが、PCライクな操作感では現状Androidのほうが勝っている。
そこにAndroidタブレットの勝機があると私は思っている。

真打ちはXperia Tablet

SONYからタブレットはXperia Z4 tablet(2015年発売)を最後に現在まで発売されていない。
スマートフォンのXperia Z4はSoCの発熱問題で散々な評価だったが、tabletの方はと言うと、大型化の恩恵か熱の発散がうまくされていて十分快適に使えるものだった。
さらに薄くて軽い、防水仕様、専用外付けキーボードカバーでまさにノートPCのように扱えるといった、完璧な仕様だった。
これはSONYの天下も夢じゃない!と思っていた私(当時"は"SONY信者)だったが、Andoridタブレット自体の悪評によりその夢は潰えてしまった。

最近のXperiaはPhotography Pro、ゲームエンハンサーを搭載する等プロユースを視野に入れた仕様となっている。
そしてiPad Proの好評を見て分かる通り、タブレットのクリエイター需要・ゲーマー需要は十分にある。
私はSONYにはiPadを超えるハイエンドタブレットを生み出せると信じている。
Andoroidタブレットが盛り返しを見せる今、真打ちとしてXperia tabletの復活を願っている。

最後はSONY信者の戯言のようになってしまったが、とにかくSONYでなくともAndroidタブレット自体の復活を願っている。
とりあえずLenovo Yoga Tab 13が欲しい。超欲しい。(金が無ぇ)