50歳。

1999年9月、矢沢永吉を初めて生で観に行った。永ちゃん50歳のバースデーライブ。永ちゃん「矢沢、50になりましたー!」って叫んで、I love you,OK? という歌の途中で涙ぐんでた。たぶん、永ちゃんがライブで涙ぐんだのはあの時だけだったんじゃないかな。

50歳。やってきたことの一つの答えなのか、単なる中間地点なのか、よくわからないけど、なんかちょっと特別な年齢なのかなという意識はその時に刻まれた。

で、自分がとうとう?ついに?あっという間に?50歳に。しかしながら、振り返ったり、ここから未来の景色を想像したりして、特別に何か思うところがあるかというと、特に何も思わない。痛風いい加減治ってよ!って思うくらいでw

何か漠然と有名な人になるんじゃないかとか、すごい人になるんじゃないかとか、若いときはそんなことも思ったけど、現実の自分は有名でもなければすごくもない。

足は痛いけど、まぁそれは自分が我慢すれば良い。

それよりも、かみさん元気でいてくれてありがとうとか、センパイ元気でいてくれてありがとうとか、両親、かみさんママ、妹、甥っ子たち、かみさんの妹夫婦、親戚、いろんなところで知り合った友人たち、島で知り合った皆さん、・・・、そういう人たちが全ての自分の基礎部分であり、土台であり。自分はその上であーでもないこーでもないとやらせてもらってるだけで。なんかただ感謝するといっても、たぶん関係性があるということは、ある意味でお互い様なところもあって、僕もただ存在してるだけで多少なりとも誰かの基礎になったり土台になったりしてると思われ。

だから、単純に一方的に感謝するというよりは、ただただそういう人たちには元気でいてほしいし、元気でいてくれてありがとうと。そして僕も元気でいなきゃと。

そんな感じが、50歳になった感想です。


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