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バラエティ番組とドラマの違いについて

 現在、絶賛ドラマの撮影中のプロデューサーの太田です。「今日からやる会議」はバラエティ番組、ということで今日のテーマは「バラエティ番組とドラマ」の違いです。

1 台本の作り方が違う
 バラエティ番組の台本打ち、出席者は、演出、ロケに行くディレクターとADさん、それに番組の構成作家さんが参加します。構成作家の人数は番組ごとにバラバラで、例えば「YOUは何しに日本へ?」は3人と少なめ。逆に「ピラメキーノ」という帯の子ども番組の時は6人いました。構成作家は多い番組になると10人いる番組もあります。プロデューサーは、台本打ちに出たり出なかったり、です。台本を書いてくるのは、若手作家さんで、それに対して作家陣や演出があーだこーだ言ってどんどん直していきます。最初の原形はとどめてないくらい大幅に変わったりします。若手作家が書いてきた台本なので言いやすい、ということもあり、みんな忌憚なき意見を言いますし、時には矛盾する意見も言ったりします。
 一方、ドラマの本打ち、出席者は、プロデューサーと脚本家、時に監督。以上。脚本家さんが脚本を書いてくるので、バラエティ番組の台本打ちのように好き勝手言う、というよりは脚本家さんを尊重しながら意見を言っていく感じです。
 バラエティ番組だと「このボケつまんないから変えて」とか「この流れの意味まったく面白くないよね」とか豆腐メンタルの人なら一瞬でやられてしまうような意見も出ますが、ドラマの場合は「ん?」と思う部分があっても「これはどういう意図で書かれたんですか?」と遠回しに聞く感じです。あとはバラエティと違ってプロデューサーの意向が反映されるイメージがあります。
 ちなみに僕は、バラエティスタイルのほうが良い台本になると信じているんで、自分のドラマの場合はチームライティングを取り入れてます。


2 準備する時の役割が違う
 バラエティ番組の制作の場合は、ADとディレクター、それにADのまとめ役のチーフADでロケの準備をします。ドラマの場合は、制作部と演出部にわかれます。そしてドラマの方が細分化されているイメージです。衣装担当とか、小道具担当とか、ロケ地探し担当、とか…。しかもロケ地探しは制作部の仕事で、美術発注は演出部の仕事だったりします。弁当発注も制作部です。バラエティ番組の場合は、良くも悪くも全員野球。薄く担当は決まってますが、基本はみんなで用意しましょうというスタンス。なので、なにか小道具を1つ忘れたとしたら、AD全員が怒られます。ドラマの場合は、小道具担当がいるので、小道具担当だけ怒られます。
 これに関してはドラマの方が責任の所在がはっきりしていていいな、と思ってます。


3 スケジュールが違う
 これが一番違います。バラエティ番組の場合は、たいてい2週間に1回収録をし、そこで2回分を撮影します。なので収録に向けて2週間サイクルで進んでいきます。収録3日前くらいから本格的に忙しくなって、収録前日は完徹(完全徹夜、一睡もしないやつです)になったりします。しかも毎週放送するわけですから、いつも何か動いている感じです。一方、ドラマは違います。ドラマの場合は、たとえば僕が今担当している来年1月クールのドラマの場合は、8月に企画決定し、そこから台本打ちを週1回とかではじめていきます。制作部・演出部が稼働し始めたのは10月に入ってからです。11月に入ってから毎日、衣装合わせやらロケハンがあって、11月22日にクランクイン。アップするのは12月15日予定で、それまでは週1回くらいの休みしかなく、撮影は早朝から深夜までです。今朝の集合は、6:15新宿。

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 これが毎日続きます。というわけで、今、ドラマ絶賛撮影中で、寝ぼけ眼でこの文章も書いているのです。さあ、ドラマの現場に戻ります。今日のアップ予定は22時に栃木で、明日も6時新宿集合です…。

※ドラマとバラエティの違いに関しては、一般的な話です。あと、表題の写真は、ロケハンで見つけた面白そうなパブの写真でした。

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