格別のおかげを受けねば

死亡の時、月経の時、出産の時、ほかの神様へは遠慮しておられるが、この天地の親神様へは、通常より余分事ある時には、格別のおかげを受けねば万事成就いたすまい。

 金光教教典
 377頁
 山本定次郎の伝え
 26

おはようございます。

当時、死亡・月経・出産は汚れとされ、神様にお参りすることができませんでした。

しかし、教祖様はそういう時こそ神様から格別のおかげを受けねばならないと言われました。

当たり前の道理に合った信心だと思います。

*

この信心は、天地金乃神様という神様を心に頂くからできることでした。
天地金乃神様は、当時にあっては、人々をしばっていた因習から人々を自由にし、生き生きとさせる、そんなパワーを持った神様です。

今、そんな因習はほとんどありませんが、今もわたしたちは、いろんなものにとらわれているのではないでしょうか。

わたしは20代の学生の頃、とても貧しくて、いつもお腹をすかせていました。「腹一杯ごはんを食べたい」といつも思っていました。

そして、ごはんをお腹一杯食べることができるようになっても、心のどこかにその思いがあって、そのことに突き動かされてきたように思います。
いろんなことがあって、今、それが「とらわれ」であったなあ、と気付かされています。

このことは追々、折に触れて記していこうと思います。
この天地金乃神様は、とらわれに気付かせて下さり、とらわれから人を自由に生き生きとしてくださる神様です。

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