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「UNCOMMON」な人間になる

4週間、修行僧のような生活をしたのできいてください。

株式会社divが運営する「UNCOMMON」というオンラインスクールに、意を決して参加してきました。あの「まこなり社長」が監修しているやつ。

圧倒的な成果を出すビジネスマンになるために必要なのは「思考力」「文章力」「コミュ力」の3つのスキルとのことで、4週間かけて徹底的なアウトプットと一緒に身につけていくものです。

https://un-common.jp

良ければ上記リンクで概要を見てみてください。
会社から紹介があって参加を検討していた時に、正直最初は「結局何が身につくんや」と、あまり期待をしていませんでした。1ヵ月という時間をかけて参加するだけの意味があるのか、いろいろ考えていました。

6月5日のワークをもって、5期生として修了し今こうやってnoteを書いています。1ヵ月前の期待は「しっかり裏切ってくれた」というのが感想です。

社会に出たばかりで、これからの人生で基礎となるものをがっちりを掴んでおきたい人、働いてしばらく経つけどなんだか社会人としてパッとしない人、何かしら言い訳してやりたくないことを避けている人は、ぜひ参加してみてほしいです。

以下、1ヵ月UNCOMMONを受講して思ったことを、個人の感想として書きます。あくまで個人の感想です。授業内容はネタバレにならないように書きます。

授業内容

今回参加したのは朝・夜コース。
平日は朝7時からの30分のマインドワークと、20時からの1時間半行われるスキルワーク。土日は朝9時からの2時間行われるワークで構成されています。4週間一日も休みなく、毎日2時間のワークを受け続けます。

UNCOMMONのために会社もリモートワークOKとしていたものの、担当業務の関係上出社しないことには仕事になりませんでした。そのため、朝起きてワークやって、ばたばた始業までに出社して、夜まで仕事して、せかせか帰って、20時から自宅でワークやって土日も午前中はUNCOMMONという、今思い返せば「よくやったな」って感じの毎日を過ごしました。

第1週は「思考力」のワークです。答えのない問題を解決に導くための思考法を学びます。
第2週は「文章力」。誰かに意思決定してもらうためと、多くの人に情報共有するための文章の書き方を叩き込みます。
第3週は「コミュ力」の授業。相手の心を揺さぶるコミュニケーション力のポイントを身につけていきます。
第4週はそれまでのワークの総括です。学んだ3つの力を総合的にアウトプットしていき、最終日のイベントに備えます。

UNCOMMONは過ごす時間の内、約7割がペアワークです。
10人で1チームになり、毎日自分以外の9人と、二人一組でペアが組まれます。講師の方の授業を動画で見ながら、都度ワークの指示に従っていきます。
常にオンラインで顔を出しながら授業を受け、「二人で意見交換してください」と言われればミュートを解除して意見をぶつけ合う。これを繰り返していきます。

全部で28日間なので、各メンバーと3回ずつペアになります。みんな初対面なので、初めてペアになるときはドキドキしました。授業開始の20時にオンラインMTGスペースにいくと、今日のペア相手が待っている状態(その逆もあります)に、いい緊張感がありました。

ちょっと前後します。朝と夜、土日でワーク内容がどう違うのか書きます。
朝は「マインドワーク」です。成果の大小は、そのマインドの大小に比例するといのが前提になるので、マインドを鍛えるためのワークを30分行います。何か新しいことを学ぶというよりも、自分とゆっくり向き合う時間が朝のワークです。

平日の夜、20時からの1時間半は「スキルワーク」です。講師の方の授業をベースにインプットとアウトプットを行います。このスキルワークで「思考力」「文章力」「コミュ力」のスキルを学びます。

土日はマインドワークとスキルワークを両方やるようなイメージです。日曜は各週の最終日になるので、それぞれのワーク内容を総復習していきます。9時から開始なので平日よりは朝に余裕があるものの、寝坊できない緊張感があります。

以上が授業内容の概要です。

1ヵ月駆け抜けた感想

終わってみてまず湧き上がったのは、「名残惜しいな」という感情でした。
始まる前は「4週間長すぎて一生終わらんのでは...」と思っていたものの、あっという間に終わってしまいました。なんでこんなに一瞬で終わったのか不思議なくらいで、毎日充実していたのかなと思います。「名残惜しい」と思うなんて想像できませんでした。

そう感じる1番の要因は、ペアワークを1ヵ月一緒にやったメンバーのおかげだと思います。

◎ペアワークの充実度が、UNCOMMONの充実度

UNCOMMONは「まこなり社長」監修とは言え、ご本人と話す機会はありません。そもそもSlackで共有やコメントをもらう以外、運営側の人と触れ合うタイミングもありません。これが人によっては良し悪しを感じる部分かなと思います。

運営側と関わらない分、ペアワークをやるメンバーとの時間は濃密で、ペアの相手次第でUNCOMMONで得られるものが変わるといっても過言ではありません。受講側の主体性に大部分が委ねられています。

僕のペアのメンバーは、フリーランスで働く人とプログラマーの人が多く、なんとなく似通った性質の人で括られている印象でした。年齢は20代ばかりで、ほとんどが年下でした。
※全体90人のメンバーをSlackで確認できますが、年代は幅広いです。
 グループによって偏りがあるんだなという印象

とにかくメンバーに恵まれました。みんな積極的だし、いい人だし、向上心すごいし、優しいし、、、彼らのおかげでやってこれたなと感じます。
ペアワークもどんどん意見を言っていくし、話もしっかり聞いてくれるのでアウトプットのしがいがあります。これが全然話聞いてくれないような人だったらめっちゃ嫌だったな...。

開始時間にペアワークのURLに相方が現れなかったときはZOOMに切り替えて、ブレイクアウトルームでペア不在難民同士でマッチングしてもらいます。普段話さない人と、初めましてでペアワークするのも結構刺激があって面白かったです。ここで知り合った札幌の大学生をFacebookで友達になったりと、偶然から生まれた交流があったのも嬉しかった。

ワークで身につくスキルはさておき、普段関わりのない人と徹底的なアウトプットを体験したい、っていうモチベーションで参加してもいいと思います。とにかくペアワークありき、ペアワークが醍醐味です。

◎スキルワークで学んだことを生かすも殺すも自分次第

スキルワークで身についたものは、本当に社会人として最低限身につけておきたいと感じるもの。大学生とか、社会人1年目の人とかにすごくおすすめの内容です。そうじゃなくても、「そういえば誰も教えてくれなかった」大事な内容ではあるので身につけておいて損はないです。

仕事をしながら受講することに、大きな意味があるとも感じました。スキルワークで学んだことを次の日の仕事で活かしてみようと、自然と体が動きます。実戦の場面でいかに体現するかで、その後の伸び代が変わると思います。

過去の研修生のブログとか読むと、瞑想やメモ書きを継続している人がいるようで、研修が終わった後も自主的に取り組む姿勢は素晴らしいと思います。僕は一息ついてしまって全然続けられていないです...。ただ、スキルワークで得た考え方や振る舞い方はすごく身についた実感があり、仕事の場面で毎日実践できています。

レシピがあれば、そのときは料理が作れるものの、何も見ずに料理ができるようになるためには反復の実践が欠かせませんよね。同じように学んだことを今度活用していくかどうかが、参加したことの意義を感じられるポイントになるのではないでしょうか。

最後に

レビューとか見ると賛否両論あるようですが、否定的なコメントの大半が参加する前の憶測で適当に言っている意見だと思います。真面目に取り組んでみると何事も意味があると思うし、積極的に自分のために時間を使っていくその気持ちが大切なのかも、と思いました。

朝も早く起きたくないし、仕事終わって帰ったらゆっくりテレビ見たりゲームしたいし、土日の午前中はプールに行って泳ぎたいし、UNCOMMONをやらない言い訳は山ほどありました。

でもそれを一回全部取っ払って、「何か修了後に変わるかもしれない」というちょっとした期待を抱いて参加しました。結果として思い切って一歩踏み出して良かったと感じています。

今の段階で、「何倍もパワーアップした!」という実感はないです。なぜならまだまだ実践が足りてないから。これからが勝負なんだろうな。

朝もちゃんと起きて無遅刻無欠席、仕事終わりにサッカーも皆既月食も見ないで参加して、土日はプール諦めて時間の使い方変えて、駆け抜けました。それ以上の価値はあったし、授業内容以上のものを手に入れたと思います。

コロナ禍、ステイホームで家にいる時間は長く、漠然と毎日を過ごしているそこの社会人歴浅いあなた!「UNCOMMON」な人材になるきっかけになれば幸いです。





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